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今まで「IMAPとはサーバ上だけにメールを置いておく物なのだ」と思い込んでたので、POPから移行するのに少し抵抗があったんだけども、そうじゃなくてIMAPはPOPを包含するものでありPOP的な運用もできるのだと知って、それならいっちょ本気出して移行してみるかなと思って移行してみた。
会社マシンのThunderbirdでメールに付けたタグをどうにかして自宅のマシンからも利用できるようにしたい、という事を前々から思っていた。というのも、自宅ではプライベートのアドレスに来たメールをGmail経由でBecky! 2で受信(SPAMフィルタ代わり)して仕事メールは基本的に閲覧のみ、会社ではプライベートのアドレスに来たメールを仕事用アドレス宛に転送してThunderbirdで利用してたんだけれども、Thunderbirdを使い始めてみるとタグが便利すぎて(Tag Dialog万歳)、アドオンのバグ報告を受信したらとりあえず「未処理」「bug」のタグを付けて、処理したら「未処理」タグだけ外す、というやり方でバグを管理するような運用が染み着いてしまいまして。気がついたら、自宅のBecky! 2ではどのメールが未処理なのかさっぱり分からなくなってしまったんですわ。
まあタグで運用しなくてもフォルダ分けでもいいかなって思うんだけど、それでもとにかく家と出先とで同じフォルダ構成でメールが見えてくれないと困るわけで。じゃあIMAPだよねってなるけど、でもオフラインでメールが見れないのはイザって時に困るわけで。
やりたいのは、家PC・会社PC・Gmailの3箇所で同じデータを同期させるという運用。それぞれにメールの本文が全部ちゃんとあって、1箇所でメールを消したらそれが他の2箇所でもちゃんと反映されて、という感じにしたかった。一般的なPOPの使い方のように「受信したらサーバからはすぐ消す」というのはするつもりはない(POPの時も2箇所で受信させてたし)。
まずはアカウントウィザードでGmailのIMAP用アカウントを作成する。
アカウントができたらGmail用に設定を変更しておく。
mail.server.server*.trash_folder_name
を追加し、値を[Gmail]/ゴミ箱
に設定する。新規にGmail IMAP接続用のアカウントを作るのなら、Gmail IMAP Account Setupを使った方が楽。これをインストールすると、アカウント作成のウィザードにGmailのIMAP接続用の項目が加わる。すでに手作業でアカウントを作ってしまった後では役に立たないので、早とちりして自分でアカウントを作ってしまった僕のような人はご愁傷様です。
あと、IMAPでの運用に限らないけど、Gmailっぽいスレッドフロート式の使い方をするためには以下の設定もしておくといい。
mailnews.thread_pane_column_unthreads
をfalse
にする。この変更を行っておかないと、スレッド表示とソートを併用できない。Gmailでまともにメールの整理をしてなかった人は、これを機に整理するようにしてみましょう(僕のことです)。
というあたりを踏まえてラベルをいっぱい作っておく。
mail.check_all_imap_folders_for_new
を探して値をtrue
にする。こうすると、フォルダごとのプロパティでそのフォルダを新着チェック対象に設定する手間が省ける。extensions.checkCompatibility
をfalse
にしておかないとインストールできないので注意が必要。この3つを組み合わせることで、
という運用が可能になる。
以下のものがあれば、だいたいの所は連携できるんじゃないかと
特にGmail IMAP Account SetupはThunderbird 2.xで必要十分な設定にしてくれると思います。
# とりあえずの自分の環境なんですけどね
上にあった拡張も試してみたいと思いました。参考になります。
Google Contacts :: Add-ons for Thunderbird
https://addons.mozilla.org/ja/thunderbird/addon/7307?collection_uuid=50712f83%26%2345%3Bb530%26%2345%3Ba8b8%26%2345%3B7036%26%2345%3Bf5495e5ac59a
Gmail IMAP Account Setup :: Add-ons for Thunderbird
https://addons.mozilla.org/ja/thunderbird/addon/6381?collection_uuid=50712f83%26%2345%3Bb530%26%2345%3Ba8b8%26%2345%3B7036%26%2345%3Bf5495e5ac59a
Provider for Google Calendar :: Add-ons for Thunderbird
https://addons.mozilla.org/ja/thunderbird/addon/4631?collection_uuid=50712f83%26%2345%3Bb530%26%2345%3Ba8b8%26%2345%3B7036%26%2345%3Bf5495e5ac59a
GMailUI :: Add-ons for Thunderbird
https://addons.mozilla.org/ja/thunderbird/addon/1339
Virtual Identity :: Add-ons for Thunderbird
https://addons.mozilla.org/ja/thunderbird/addon/594
情報色々とありがとうございます。
Gmail IMAP Account Setupは「これ使えるかも?」と思って試してみたんですが、既にアカウントを作った後だったので自分の場合は残念ながら無意味だったんですよね。残念。
あと、「Gmailの使い勝手をThunderbirdでも」というよりは、今まで使っていたBecky! 2の代替として使いたいというニーズなので、操作をGmailに近づける系のアドオンはあまり入れてなかったりします。
Mac(Leopard)ではメーラーとしてThunderbird2を使ってたけど、そろそろThunderbird3にしても良いかなということで、アップグレードしてみました。 Thunderbird3の新機能としては、タブ化がよく取り上げられてるけど、メーラーにタブは要らないんじゃないかなと思ってました
http://code.google.com/p/google-email-uploader-mac/
これでフォルダ=ラベルで一括アップが出来ますよ。
ラベル名にちょっと変な拡張子がついたりしますが、それを直してあげれば、手間が省けます。
今までずっとMacに付属のMail.appを使い続けてきたのだけれど、egbridgeとの相性が良くないのかメールを書いている時に頻繁にフリーズするようになったので、Latest topics > POPからThunderbird + Gmail + IMAPに乗り換えたい - outsider reflexを参考にしつつ、一念発起してThunderbirdに乗り換えてみた。以前にPOPだったのをIMAPにこれまた重い腰を上げて移行していたので、データの移行にはたいして手間はかからなかった。IMAP最強。なので、以下、ThunderbirdをMail.appっぽい使用感にするために四苦八苦した記録を書くことにする。まず、アカウントの設定について。Thunderbird 3になってMail.appからの移行がデフォルトでできるようになったと聞いていたので期待して、ツール > 設定とデータを読み込む... を実行したのだけれど、メールのデータが読み込まれただけで、設定その他はスルーされてしまった。なので、結局手動で「アカウント設定」から全部登録した。ただ、Mail 2.x(未だにTigerを使っているのでこれを使い続けてる)と違って、メールアドレスを入力すると自動で適切な送受信用サーバーを設定してくれるので、かなり楽。新着メールの更新間隔を1分に設定。なぜ1分かというと、Mail.appで設定できる最短時間だったから。Thunderbirdは間隔を手入力できるので、Mail.appよりも細かく設定できてよさそう。「HTML形式でメッセージを編集する」のチェックを外す。こうしないと相手にHTML形式のメールを送信してしまうことになる。「キャレットの初期状態」を「引用部の上」に、「署名を挿入する位置」を「返信部の下(引用部の上)」に設定する。Gmailを使う場合、迷惑メールと判断されたメッセージを[Gmail]/迷惑メールに移動するよう設定しておかないと、統合フォルダモードで表示した時に迷惑メールボックスが2つ表示されてしまう。次に、外観を設定する。about:configで、mailnews.default_sort_orderを2にする。こうすると、いちいち新しいフォルダを作った時なんかに、メールの並び順をデフォルトの日付が古い順なのを新しい順に直さなくて済む。左ペイン右上の矢印をクリックして、フォルダの表示を「統合フォルダ」にする。こうすると、送信済メッセージフォルダが統合されない以外は、ほぼMail.appと変わらない表示となる。「差出人」「件名」などを、ドラッグして並び順を変える。ドラッグ中に何も表示されない(半透明で描画されたりしない)から、ちゃんとドラッグできてるのか不安になるけど大丈夫。環境設定で、フォントの大きさを13に変更。また、プレーンテキストを等幅フォントで表示しないようにする。こうすることで、Mail.app並のフォントの大きさで、きれいなヒラギノフォントを味わうことができるようになる。最後に、アドオンをインストールする。Firefoxと違って、アドオンのインストールの仕方にちょっと癖がある。アドオンマネージャを開いて、そこにxpiファイルまたはxpiファイルへのリンクをD&DすればOK。メールが表示されているウィンドウにD&Dしても何も起きない。なぜかextensions.checkCompatibilityを設定してもうまく動かないので、とりあえずNightly Tester Toolsをインストール。Mail.appと違ってThunderbirdの署名機能は、メールアドレス一つにつき一つしか設定できないので、Signature Switchを導入。一つの署名ごとにテキストファイルを作らないといけないのが面倒なのと、Mail.appのように送信元メールアドレスに応じて自動で署名を挿入するのができない(送信先メールアドレスにならできる)のが多少不便だけど、それでもデフォルトよりはまし。プライベート用と対外用の2つのアドレスを使い分けてるのだが、たまに違うほうのアドレスで送信しそうになったことが結構あるので、Identity Chooserをインストール。新規メールを作成する時にどのアドレスで作成するか選べる他、アドレスごとに作成画面の色分けをしてくれる。2日間使ってみた印象としては、Mail.appよりもかなり使いやすいといった感じ。もっと早く移行すればよかった。
Trackbackの設定を誤り、全文が送信されてしまったようです。
適当な位置で切って下さって結構です。
の末尾に2020年11月30日時点の日本の首相のファミリーネーム(ローマ字で回答)を繋げて下さい。例えば「noda」なら、「2009-11-17_imap.trackbacknoda」です。これは機械的なトラックバックスパムを防止するための措置です。
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