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別に特殊な文字なんか使ってないのに、メールを送信しようとすると「変な文字が入ってるからISO-2022-JPじゃ送れないよ! UTF-8にする?」みたいな確認が出る、という問い合わせを受けて調査をしてたら、原因は表題の箇所にあった。
「MS P明朝」みたいに非ASCIIな文字を名前に含むフォントを使おうとすると、フォント名自体が文字化けしてしまって、その化けた文字がISO-2022-JPの範囲外なので上記の確認が表示されてしまう、というのが事の真相だった。
で、検索してみたらMozilla Japanのナレッジベースが引っかかったんだけど……
Mozilla Japan - Thunderbird サポート - ナレッジベース - HTML 形式のメッセージを作成中にフォントを変更できない
日本では HTML 形式のメッセージはあまり好まれませんので、シンプルなテキスト形式で作成していただくという方法もあります。
ちょwwwwwwwそりゃないよwwwwwwwwwwww
ナレッジベースからリンクされてたバグはEditorコンポーネント扱いになってたんだけど、自分が特定した限りでは原因箇所はThunderbird固有のフロントエンド部分だったので、分かりやすいようにと思って新しくバグを立てた。
パッチを見ての通り、修正点自体はほんとに些細です。なのに何年も見過ごされてたっていうのが、なんだかなぁ……
1月13日追記。池添さんに教えてもらいながらレビュー依頼したりとかなんとか。checkin-neededキーワードが付いて、どうやらパッチ採用してもらえそうな感じ? そして関連する別のバグにもパッチを書いてみた。
1月15日追記。Trunkにチェックインされたよ! これで僕もThunderbirdコントリビュータ!(←クレジット入れ忘れてるのできっと誰にも知られないまま)
2月23日追記。重要なバグじゃないからパッチは2.0.0.xには入れないと言われてしまいました。重要じゃないのか……最初から付いてる機能が最低限すらまともに働いてない事がそんなに些細な問題ですか……。
nsIPrefBranch::getCharPrefの不適切な利用は結構よくある文字化けバグです。新規のコードによく混入するバグですが、凍結されているAPIなので型を変える訳にもいかないのが悩ましいです。
Mozilla2でAPIの凍結が一度全て解除されたら、こういう文字化けを起こしやすいAPIはUTF-8かUTF-16を返すように変更してもらいたいものですが、当面はひたすら発見したら潰すしかないです。
# 実際、文字化けバグなんて大抵は数パターンの原因しか無いんですが、そのミスを起こさせない方法を考えるとなると難しいのです
の末尾に2020年11月30日時点の日本の首相のファミリーネーム(ローマ字で回答)を繋げて下さい。例えば「noda」なら、「2009-01-08_font.trackbacknoda」です。これは機械的なトラックバックスパムを防止するための措置です。
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