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の動向はもえじら組ブログで。
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OperaのオフィシャルサイトでOperaの過去のバージョンの歴史が公開されているということを、Opera の歴史 - A blog? with Σαιτωを見て知った。
フォクすけのFirefoxの歴史ポスターもアップデートの必要アリかしらん?
OperaのTetzchner CEOへのインタビュー記事(英語)について、冒頭の Opera をオープンソースにしない理由などだけでも目を通すと良いかもとあったので、頑張って読んでみたよ。誤読してたらすんません。
(質問)Operaをオープンソースでリリースするのに何が必要ですか? 私はあなたが過去すでに、オープンソース化はあなたに何の利益ももたらさないと述べたことを知っていますが、その考えに変化があったかどうかに関係なく、私はただ確認をしたいのです。私は、オープンソース化がLinuxとBSDでのすべてのユーザを幸せにするだろうと確信しています。
(回答)本当の質問は、なぜそう考えるのか、そして、それは本当に重要なのかということです。私たちの世界観では、オープンスタンダードこそが重要な物と考えます。オープンスタンダードとオープンソースとを選べるのなら、私達は必ずオープンスタンダードの方を選びます。幸いにも、多くの場合オープンソースの企業は実際にはオープンスタンダードによってうまくいっていますので、それ自体は問題ではありませんが、しかし、私達が重要だと信じているのはあくまでオープンスタンダードです。なぜなら、その時あなたは選択肢を持てるからです。あなた自身の考える優先順位に基づいて、使う製品を切り替えることができるという事ですね。
そして、オープンなコミュニティの問題があります。私達はとてもオープンなコミュニティを持っていて、非常に多くの人達と働いています。私達が企業として歩む道は色々な意味で、オープンソースの企業のそれに似ていると、私は考えています。今現在、コミュニティの人達は私達の製品のソースコードにアクセスする事ができませんが、しかし、彼らは私達とコミュニケーションを取り、フィードバックをしてくれて、私達の製品を試してくれています。私達はとてもオープンな仕事のやり方を、コミュニティの人達としているのです。そこでの疑問は、なぜ私達がその上でさらにオープンソースの活動をやらないといけないのか、それが私達にどんな利益をもたらすのか、という事です。
ちなみに、私は自分自身でオープンソースの活動をしたことがあり、Telenor Researchであるプロジェクトを作りました。私はFrameMakerのコンテンツを読み込んでHTMLに完全に変換するプログラムを作りました。そして、私はそれをオープンソースでやりました。また、それは実に見事に動作しました。しかし、同時に、私がそのプロジェクトの仕事をやめた(関わらなくなった)途端、プロジェクトは死んでしまいました。みんながそれを使っていたのにも関わらずです。それはFrameMakerの文書をHTMLに変換するための、最もポピュラーな方法でした。それは非常に強力なツールで、FrameMakerブックの全体を、章や複数の文書を、画像、文書間のリンク、索引も含めて、何もかもを完全にHTMLに変換することができました。しかし、私がそのプロジェクトに関わらなくなった途端に、状況は変わってしまいました。
私の考えでは、もし私達がOperaをオープンソース化していたら、ある種の人たちは私達のソースコードを見ることができて、私達をもしかしたら助けることができたかもしれませんが、依然として大部分の作業は私達自身がやることになっていただろうと思います。これは実際の所、他の有名なオープンソースプロジェクトと全く同じです。もしあなたがオープンソースプロジェクトの一つに参加しようとしても、実際にはそれはそんなに簡単な話ではありません。なぜなら、そこにはプロジェクトの主導権を握っている門番のような誰かがいるからです。ですから私は、オープンソース化していたらそれによって多くの物を得られただろうという考えには確信を持てませんし、人々が私達のコードを見るだけ見ておいしい所だけ持っていってしまう危険性もあっただろうと思っています。
まあOperaはプロダクトや技術それ自体を売ることでお金を得るビジネスモデルだから、Operaがそういう営利企業である以上は、オープンソース化しても大して嬉しい結果にはならないだろうなあ。Mozilla Corporationなんて、非営利団体が唯一の株主で、営利目的では活動しませんって明言しちゃってるし。あそこの目的は金を稼ぐことではなく社会貢献することの方が優先順位が高いと見て間違いは無かろう。そんな所とOperaを一緒くたにして語られても、テッちゃん困っちゃうよね(←なぜ馴れ馴れしい)
何故か潜り込んできた。
Operaの話は基本的には知ってることが多かったんだけど、CSS3 Media Queryの話は詳しく知ったのは初めてだったので、興味深かった。計算のための機能も(実装はまだ無いみたいだけど)定義されつつあるし、CSSはまだまだ夢がひろがりんぐだなあ。
あとでブースの人に、Operaでの@screen projection
に関する実装について聞いてみた。フルスクリーンモードになると自動的に内部的な動作が切り替わって、page-break-after: all
が適用された要素ごとにスペースキーでページ切り替えができる、とのこと。逆に、その指定がなければ、そのリソース全体が「1枚のスライド」として扱われてしまう、と。その場でCSS2の仕様を見てみたら、確かにprojectionはpagedメディアの一つとして挙がってた。今までずっと、pagedなのはprintだけで、projectionはvisualである、と思い込んでたよ。反省。
Geckoな人達はscreen以外のメディアに関してはまるで興味がないみたいだし、Minimoもさっぱりでhandheldとかそっち方面もアレぽだから、モバイルその他の組み込み向けのまともなWebページレンダラとして特にOperaの頑張りには期待してる。やっとOpera9でこのページもまともに表示できるようになったみたいですしね。やっとね。