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この辺見てて思った事。多分一連の話題の本筋からは外れる。
普通の就職活動で、求められてる「志望動機」ってどんなもんなんだろう。どこの企業かに関係なくとにかく特定分野でやりたい事があるんだ、という動機? だとしたら、希望の部署に配属されなかったらやる気無しの役立たずになりかねないですよね。どんな分野かに関わらずとにかく人の役に立ちたいんだ、という動機? だとしたら、ウチ(面接官から見ての自社)じゃなくても別にいいですよね。どんな仕事かに関わらずとにかくその企業で働きたいんだ、という動機? 企業にとって新卒採用で一番都合がいいのはこのタイプなんですかね、やっぱり。
僕自身は、普通の会社の足切り試験に通った段階でグッデイに就職決めちゃって、今いるクリアコードはグッデイ東京事務所の人間がそのまま設立した会社だからそもそも面接も何もなかったしで、普通の会社の普通の面接というものを一切経験した事がないんですよね。だからよく分かんない。
就活する側の正直な気持ちとしては、「御社の成長性に云々」とか「御社の経営理念に云々」とかそんな大層な事考えてないですよね実際。自分のしたい事の方向性とそう大きく外れていなさそうで、労働者を人とも思わず使い捨てにする酷い企業じゃなさそうだから志望しました という以上の理由を持てる人ってどんだけいるんだ?
っていうか、個々の就活先に対する志望動機以前に、就職ということ自体についての動機がそもそも違ったらどうするんだ。
なんかよく分からんけどとりあえず周囲に合わせて進学してここまで来ましたって場合、「何がしたいから就職する」んじゃなくて「みんなに後れたくないから就職する」とか「就職したいから就職する」ていうのがほんとのところの動機じゃないだろうか。急に金が入り用になったんで働かなくちゃいけないようになりましたっていう場合なら、「金が欲しいから就職する」というのが最大の動機じゃないだろうか。そういう動機で就職活動することってそんなに悪い事なの? そういう動機で就活しなきゃいけない状況になってしまったことって、そんなに悪い事なの? それ全部自己責任なの?
その一方で、「これがしたいから就活する」っていう人の中には、現実を知らないまま夢見てるドリーマーとかワナビーとかいう種類の人もいるんだろう。そういう人達が現実を知って夢破れた時も、前述のような動機で就活せざるを得なくなるんじゃないの?
そういう利己的な動機で就活する事が「よくない」「望ましくない」と「社会では言われている」んじゃないか、「建前だけでもご立派な志望動機を持つ事が求められてる」んじゃないか、と、なんとなく僕は思ってる(そしてそれが事実なら、よくない事だとも思ってる)んですけど、この認識って間違ってるんですかね。
合っていると思いますよ。ただ、建前だけ持っていても突っ込まれたら答えられないので面接で落ちるし、だからといって無理にそれを内面化しようとすれば、アッパー気味になって辛くなってしまうと思いますが。
「どの会社もそれほど独自的であるわけではないのに、学生としてはこれ以上にないほどの独自性ある動機を求められるようになっている」という状況を問いたいわけですよね。
新卒の短期退職が云々言われる中で、企業として少しでも長くつなぎとめられる人材が欲しいと。その前提をふまえるならば、「なぜ働くのか」「なぜこの会社なのか」という問いに対してできるだけその会社に「入れ込める」という説得力が持って答える必要がないといけないと。
第一志望、第二志望でそういう志望動機をナチュラルに持っていても、それ以下では他人との差異化ゲーム的(志望動機の発掘)な視点で就活しているという人は多いのではないかな。その連鎖がこういう状況になっているんじゃないかなと思います。
自分が上手く言葉にできなかった所を上手く言い表してもらった気がします。ありがとうございます。
の末尾に2020年11月30日時点の日本の首相のファミリーネーム(ローマ字で回答)を繋げて下さい。例えば「noda」なら、「2008-07-31_work.trackbacknoda」です。これは機械的なトラックバックスパムを防止するための措置です。
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