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結婚指輪を常に付けるかどうかとかの話 - Feb 09, 2014

中国嫁日記の、結婚指輪を紛失した話を見て思い出したり思ったりしたこと。

僕自身は、母がずっと結婚指輪を付けている人だった(小さい頃に聞いたら「肉が付いて外れなくなったから」と言ってたんだけど……)から、結婚指輪とはそういうものかと思い込んでいた。

が、自分が実際に店に行ってカタログを眺めてみる段になって、それらは「当たり前」の認識ではないのだという事を知った。

  • 派手なデザインの結婚指輪も色々あるらしい。
  • あんまり派手だと生活する上で不便じゃないだろうか、と疑問を口にしたら、「常時付けるとも限りませんし」みたいな事を言われた。

率直に言ってカルチャーショックだった。結婚指輪を付け外しするかどうか、なんてそんなに話題に上る話でもなかったから、最初の時点でインストールされた認識以外の考え方があるなんて思いもよらなかった。

とはいえ、なぜそれでカルチャーショックになるのかというのが重要な点だ。目玉焼きには塩でしょ醤油でしょソースでしょみたいな話は、突き詰めれば好みの問題と片付けられるけど、結婚指輪を付けるかどうかというのは僕にとってはもっと重要な意味合いがあった。それは、「結婚指輪を付けていることが、良好な夫婦関係の証明である」という認識だ。

というのも、ドラマやなんかで既婚者が浮気・不倫をする時に、既婚者だとバレないように指輪を外してから行くとか、「自分と一緒にいる今は、結婚の事を忘れて欲しい……」とかなんとか言って相手が既婚者側の指から指輪を抜き取るだとか、そういう描かれ方をしているところを何度か見てきていたから、「結婚指輪って特別なものなんだな」と、知らず知らずのうちに刷り込まれていたのだと思う。どこでそういうのを見たのかを思い出せないくらいには、僕にはすっかりその規範が内面化されてしまっていた。

でも、この事がきっかけとなって、僕は「そうでない価値観があるのだ」と思えるようになった。そう考えるに足るいくつかの気付きがあった。

  • 「そもそも結婚指輪を作ってない」とかの極端な例すらあるという事をその後知った。というか父がそうだった(いや、ずっと付けてるものと思い込んでたんで……思い込みって怖いですね)。
  • 自分が見てない所で結婚指輪を外していたとしても、どうせ気付けない。
  • 結婚指輪をしていたって、浮気する人はする。
  • 自分が相手に強制して、相手に嫌々指輪を常時付けさせていたとして、それが良好な夫婦関係の証明であるとは到底言えない。それはむしろDVの証明であろう。

相手が本気になれば僕のことなんかいくらでも欺けるのであって、結婚指輪1つにこだわっても本質的な解決にはならない。それに、欺かれないように監視・束縛を強めることで相手が幸せになるわけでもない(束縛されたがりの人は除くとして)。結局、自分がどれだけ相手のことを信じられるのかにかかっている。相手は絶対に自分の事を欺かないはずだと確信するとか、自分は相手に欺かれたとしても絶対に後悔しないでいようと心に決めるとか、そういう事なんだと思う。

という事に気づいたことで、僕は結婚指輪に対する妄執から解放された。今では、自分がずっと結婚指輪を付けているという事自体についてすらも、客観的にフラットに認識できているのではないかと思う。習慣と「自分がこうしていたいから」と、あと「自慢したいから」、そんな程度の理由で付けている、というのが今の自分の認識です。

分類:出来事・雑感, , 時刻:03:21 | Comments/Trackbacks (4) | Edit

Comments/Trackbacks

仕事をする社会人として

 これも結局はその人を信用するかどうかなんですが、結婚している人としていない人とでは、仕事に対する責任や仕事環境に関して等、考え方が違うのではないかと思ってしまいます。
 具体的な例は、よくあることなんですが、仕事を発注したりする場合でも、最後までやってくれるかな?とか、ちゃんとしたもの作ってくれるかな、とか、最初はわからないけど、結婚しているから大丈夫だろうとか、逆に結婚していないから無理してくれるだろうとか、既婚かどうかだけではないですが、判断材料の一つになりますよね。
 結婚指輪は、そういう相手の人格を推測する上での判断材料の1つになってます。つきあいが深くなると別なんですけどね。

Commented by Koji at 2014/02/10 (Mon) 16:30:20

no title

既婚で不義理をする人とか、既婚の犯罪者とか、世の中にはいっぱいいると僕は思ってるので、結婚してるかどうかを判断材料の1つにするのは同意はできないです……

というか、彼女がいなかったり結婚してなかったりでも真面目にやってた、独身だから無責任でいいやなんて事を考えもしなかった過去の自分に対して、「どうせお前もそうなんだろ?」と偏見をあらわに公然と侮辱されたという気がしました。
その種の偏見に対しては今後も否定し続けたいところです。

Commented by Piro at 2014/02/17 (Mon) 04:46:15

no title

 そうですね。偏見です。
 人がいろんな第一印象で判断するのと同じで、結婚しているかどうかというところも第一印象に入るということですね。
 「第一印象」は偏見ですが、そういうのは無いですか?
 見た目も第一印象で、結構相手に与える印象は大きいですよね。
 そういうのも含めて、相手にそう思われることもあるんだと、今までの経験では感じます。
 結婚に関して言えば逃げも隠れもできない「可能性」が高い、そういう事です。持ち家だったりすると更に良いかも。
 それを全面的な判断には勿論しませんが、その人の人間性がわかるまでの判断材料の1つではあります。


>「どうせお前もそうなんだろ?」

 何をもって判断するかはその人それぞれで、そう思われたり言われたりすることはよくあるので、最初は誰でもそういうもんだろ、そう思ってます。


 会ったこともない人に対して、ざっくばらんに言い過ぎて、不快にさせてしまったことはお詫びします。

Commented by Koji at 2014/02/20 (Thu) 17:32:57

no title

結婚されていたんですね。おめでとうございます。
ちなみに自分は二人で出かける時以外は外してますよ。

Commented by ima at 2014/02/27 (Thu) 16:22:11

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