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Latest topics 近況報告

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Ubuntuでのgeditとvimの初期設定 - Jul 23, 2012

自分がGNOME3ベースの環境でgeditを使う時に最低限これだけはやっとくという設定。

  • タブ幅4、自動バックアップなし。
  • フォントはシステムフォントではなくIPAゴシックあたりをダイレクトに指定(これは必要ないか?)
  • シンタックスハイライトで太字にならないようにする。 /usr/share/gtksourceview-3.0/styles/classic.xmlをclassic-nobold.xmlとかなんとかいう名前でコピーして、vimで開いて:%s/ bold="true"//して、スタイルの名前を書き換えて上書き保存して、geditの設定で色のスキームの欄からファイルを選択して一覧に追加して選択する。 ( Gedit の色設定。 - 研究日誌。のやり方に従った)
  • エンコーディング自動判別用の設定を日本語環境向けに変更する。 gsettings set org.gnome.gedit.preferences.encodings auto-detected "['UTF-8','CURRENT','SHIFT_JIS','EUC-JP','ISO-2022-JP','UTF-16']"で、自動判別がまともに動くようになる。 (geditの文字化けを解消する (GNOME3) - 憩いの場のやり方に従った)
  • プラグインを入れる。設置場所は ~/.local/share/gedit/plugins/ 以下(GNOME2の頃に書かれたような古いドキュメントでは ~/.gnome2/gedit/plugins/ 以下に置くように書いてあるけど、GNOME3では .local 以下に置くようになってる)。
    • Regex Search and Replace(正規表現での検索と置換を可能にする): Gedit/Plugins - GNOME Live!の「Regular Expression Plugin」の所からダウンロードできる。

あと、vimの設定も。というか、Ubuntuの方の設定なんだけど。

  • sudo apt-get install vimでインストール。
  • sudo update-alternatives --config editorで設定のリストが出るので「vim.basic」を選択する。

vimを使っているのは、nanoはGNOME標準のキーバインドとも何とも異なるワケ分からない操作体系のようなので、それよりはまだlessとかと操作が共通している部分が多いvimの方がマシ……という判断による。

さくらのレンタルサーバでtmux - Nov 22, 2011

日経Linuxの連載(シス管系女子)でtmuxを紹介しようかなあと思ったんだけど、自分で使ってないと紹介のしようもないと思ったので、さくらのレンタルサーバ(共用サーバなのでsudoとかは使えない)にtmuxを入れてみる事にした。

以前にGNU screenを入れた時は、ソースからビルドした物を ~/opt/screen 以下に入れたので、それと同じように ~/opt/tmux 以下に入れようと思ったんだけど、ちょっと検索してみた限りだと前回みたいにそのものずばりの手順の情報がなかったので、前回の手順を見返しながら見よう見まねでやってみる事にした。

libeventのインストール

まずtmuxをビルドしてみようとしたんだけど、

checking for library containing event_init... no
configure: error: "libevent not found"

とか言われて ./configure が止まってしまった。メッセージを見ると、ライブラリ(libevent)が無いって言われてるので、まずはそっちの方からインストールした。

  1. ソースをダウンロードする。
    $ mkdir ~/tmp
    $ cd ~/tmp
    $ wget http://downloads.sourceforge.net/project/levent/libevent/libevent-2.0/libevent-2.0.16-stable.tar.gz
  2. 展開する。
    $ tar zxvf libevent-2.0.16-stable.tar.gz 
    $ cd libevent-2.0.16-stable
  3. configureしてmakeしてinstallする。
    $ ./configure --prefix=$HOME/opt/libevent
    $ make && make install
    インストール先としてhome以下を指定すること。

tmuxのインストール

次に本番のtmux。

  1. ソースをダウンロードする。
    $ cd ~/tmp
    $ wget http://downloads.sourceforge.net/project/tmux/tmux/tmux-1.5/tmux-1.5.tar.gz
  2. 展開する。
    $ tar zxvf tmux-1.5.tar.gz
    $ cd tmux-1.5
  3. configureする。
    $ DIR="$HOME/opt/libevent/"
    $ ./configure CFLAGS="-I$DIR/include" LDFLAGS="-L$DIR/lib" --prefix=$HOME/opt/tmux
    インストール先としてhome以下を指定するのに加えて、さっきインストールしたlibeventを使うための指定が必要。ソースからtmuxをビルドしたいんだけど?という質問に対する回答の中にそういう例があったので、そのまま引き写した。
  4. インストールする。
    $ make
    $ make install

ちゃんとインストールできたか、試しに動かしてみる。ライブラリのパスを明示的に指定しないといけない事に注意が必要。

$ env LD_LIBRARY_PATH=~/opt/libevent/lib ~/opt/tmux/bin/tmux

動いていれば成功してる。

ただ、このままだと毎回tmuxを起動する度にlibeventのパスを指定しないといけないので、僕は.bashrcに以下の内容を書き加えて、「tmux」とだけ入力すればtmuxを起動できるようにした。

alias tmux='env LD_LIBRARY_PATH=~/opt/libevent/lib ~/opt/tmux/bin/tmux'

結果

見よう見まねで上記の通りやってみたところ、どうやら動いてくれた。

GNU screenの時は使ってるとBackspaceが変になったりしていまいち動作が怪しかったんだけど、tmuxだとどうだろう。今のところまだその現象は起こってないようなんだけど。

rmで消してしまったファイルやSambaで共有してるフォルダの中身をWindowsから消してしまった場合の復活 - Mar 24, 2011

僕は会社では主にUbuntuを使用しているのですが、Sambaで共有してるフォルダの中にあったThunderbirdのプロファイルっぽい物を「あれ、これテスト用に作ったやつだっけ」と思ってWindowsから削除してしまった後になって「あ、これメインで使ってるThunderbirdのプロファイルへのシンボリックリンクやがな」と気がついて慌てて止めたものの、時既に遅しでメールフィルタもなんもかも消えてしまった。せめてNautilusからの削除だったらゴミ箱に残ってたのに……!

Thunderbirdは起動した状態のままだったので、設定エディタを開いて適当な設定値をいじって、一番重要なprefs.js(アカウント情報が入ってる)だけは書き出させた。アドレス帳は全く使ってないに等しい状態だったので、消えても構わない。メールフォルダの中身も、IMAPで自宅・サーバ上・このPCの3箇所で同じ物を複製しあってる状態だったのでなんとかなる。しかし、このPCでしか設定してなかったメールフィルタが消えてしまったのは痛い。

ということでなんとかundeleteする方法はないかと検索したら、extundeleteというのを使えばいいらしいという事が分かった。

試してみたらかなりの数のファイルを救出できたけど、なんやかやで一部壊れてる物もあった。とりあえず目当てのメールフィルタは無傷で救出できたので、なくさないようにDropboxに入れて自宅にもコピーを置いておこう……

msysGitが動かなくなった - Mar 18, 2011

しばらくぶりに帰宅して、さあ外出先で行った開発の結果を取ってきましょうと思ってgit pullしようとしたら、bashが起動しなくなってた。

背景を説明すると、僕は自宅ではWindowsを使ってて、Gitを使った開発にはTortoiseGitmsysGitの組み合わせを使用しているのですが、普段は全然普通に使えてるのに今日になって急にそれが動かなくなってたという状況でした。どうもTortoiseGitが内部的に呼び出してるCygwinのbashが動いてないようで、bash単体で起動しようとしてもこんな風なエラーが出てしまってすぐにプロセスが落ちてしまいます。

      0 [main] us 0 init_cheap: VirtualAlloc pointer is null, Win32 error 487
AllocationBase 0x0, BaseAddress 0x68540000, RegionSize 0x70000, State 0x10000
C:\Program Files\Git\bin\bash.exe: *** Couldn't reserve space for cygwin's heap,
 Win32 error 0

で、エラーメッセージを頼りに何か情報が無いかとGoogle先生に聞いてみた所、同じようなエラーが起こって困ってる人が結構いるみたいだったんですが、そこで紹介されてた以下の2つの対処法は僕の環境では効果がありませんでした。

諦めずにさらに探してたら、MSYSの謎のエラー - メモ@wantoraというエントリで紹介されてた方法でうまくいきました。

>cd "c:\program files\git\bin"
>rebase -b 0x30000000 msys-1.0.dll

rebaseというのはひょっとしたら普通は入ってないかもしれません。自分はFirefoxのビルドのためにWindows SDKというのを入れてましたが、それに付いてきてたのかもしれません。リンク先のエントリによるとWindows SDK for Windows Server 2008 and .NET Framework 3.5を入れると付いてくるようです。

rebaseってなんやねん、git rebaseとは違うのか、と思って検索してみたら以下のような記事が出てきましたが、読んでもよくわかりませんでした。

Windowsの言語バーをIMEがONの時にのみ表示する - Feb 26, 2011

ATOKはATOK2011からWindows XP以降の多言語入力のフレームワークにきちんと則った設計になったとか何とかで、独自のフローティングウィンドウ(ATOKパレット)の代わりに、Windows標準の「言語バー」で全ての操作を行えるようになった。それはいいんだけど、使い勝手がちょっと今までのATOKパレットと違って違和感がある。目下のところ困ってたのは、IMEがOFFの時に言語バーが消えないという事。

というのも、ATOKパレットでは「IMEがONになってる時だけ表示して、IMEを介さない直接入力になってる時は非表示にする」という設定ができたんだけど、フローティング表示にしたWindowsの言語バーにはそういう機能が無いようで、直接入力の時でも常に言語バーが出っぱなしになってしまうのです。

普段の利用とか開発の時とかはそれでも別にいいんだけど、全画面表示でDVDとかBDとかを鑑賞したり、Adobe IllustratorやSAIとかの画面をなるべく広く使いたいアプリケーションを使う時なんかには、これが邪魔になる。

じゃあタスクバーに入れとけばいいじゃんって話なんだけど、タスクバーを縦置きして且つ自動で隠すようにしてる僕の環境では、ぱっとデスクトップの右下に目をやった時にIMEがONなのかそうでないのか(何も出てなければIMEがOFFになってて、ATOKパレットがあればIMEがONになってるってことですね)を判別できないので、そっちの方が不便が大きい。

JustSystem的にはこういう場合は言語バーを非表示にするかタスクバーにドッキングさせた上で従来通りのATOKパレットを使うようにしてくれって事らしい。でもそれも何だか芸がないですよね。できれば新しい物を使いたいし、古いオプションがいつまで残るかなんてわかんないし。乗り換えられるようになったらさっさと乗り換えておいた方がいいという事は、自作アドオンのせいでFirefox 1.5にロックインされてFirefox 2にいつまでも移行できなかった時にも痛感したし。だいたい、従来のATOKパレットではアプリケーションを切り替えたタイミングとかで、切り替え後のウィンドウの方でIMEが無効になってる時でもたまにATOKパレットが出っぱなしになることがあったから、以前のやり方に戻しても万全じゃないのです。

それでもうちょっと検索してみたら、そういう事をはてなで訊いてる人がいて、その回答の中でXLangBarというユーティリティが紹介されてた。昔なつかしVzエディタの作者の方の手による物だそうだ。最終リリースが2006年だったりWindows XP+MS-IME2002専用と書いてあったりで、Windows Vista+ATOK2011な僕の環境では動かないんじゃなかろうかとも思ったんだけど、試してみたらばっちり動いた。多分、Windows標準の言語バーを使ってる物だったら何でも使えるんだと思う。Windowsの多言語入力の仕組みが変わらない限りはしばらくは安心して使い続けられる……かな……?

追記。64bit版のWindows 7で試してみたら、XLangBarは起動するものの、機能しないという結果だった。Windows 7だからアウトなのか64bitだからアウトなのかは不明です。

続きを表示する ...

Nautilusで「ここでターミナルを開く」 - Jan 17, 2011

Windowsには昔からよく知られた便利機能でCommand Prompt Hereという物がありまして、要するに「フォルダの右クリックメニューから、そのフォルダをカレントディレクトリにした状態でコマンドプロンプトを開く」というやつなんですが、Windows 95の頃にはPower Toysというユーティリティ集でこの機能を簡単に追加できたりもしました。

これと同じ事をGNOMEのNautilusでやるパッケージがあったんですね。その名もnautilus-open-terminal。Debianにも同名のパッケージがあるようです。

CUIメインで使ってる人には用がなさそうですが、僕みたいにヌルい人にはあると便利です。

Linuxで一度にオープンできるファイルの最大数を変える - Jan 07, 2011

Ubuntuの場合、初期状態では1つのプロセスで開けるファイルの最大数は1024個までと決まっているようで、それ以上の数のファイルを開こうとするとエラーになる。普通に使っててこの制限を気にする場面は全然無いんだけど、自動テストで大量のファイルを処理するようなやつを実行するとたまにこの制限に引っかかってしまうことがある。

現在の制限がどうなっているかは、ulimit -a で調べられる。open filesと書いてある所の数値がそれだ。

この制限を一時的に緩和するには、ulimit -n 任意の整数 とやればいいらしい……んだけど、ulimitはsudoでは実行できないようだった。rootで操作すればいいんだけど、普通にUbuntuを使ってるとrootにはなれないので、この方向を頑張るのはちょっとやる気が出ない。

代わりの方法として、/etc/security/limits.conf を編集するという手もある。例えばすべてのユーザに対してファイルの最大オープン数を2048個に増やしたければ、/etc/security/limits.confに以下のような指定を書き加える。

* soft nofile 2048
* hard nofile 2048

これで再起動すれば、すべてのユーザについて、1プロセスで扱えるファイルの最大数が2048にまで増える。

Ubuntu 10.04LTSからUbuntu 10.10へのアップグレードとATOK X3 - Oct 26, 2010

仕事でRails 3.0とかRuby 1.9.2とかを使わないといけなくなったんだけど、Rails 3.0と併せて使うとお薦めと紹介されていたBundlerというやつをgemでインストールしようとしたらRubyGemsのバージョンが古くてダメだと言われてしまい、Ubuntu 10.10にアップグレードしたらいけると教えてもらったので、早速上げてみた。(10.04はLong Time Supportだからアップグレードの通知が来てなくて、10.10がリリースされていたことに気付いてなかった。)

  • 例によってUbuntu Japanese Wikiのアップグレード手順解説の通りに操作したらアップグレードできた。
  • Ubuntu 9.10→Ubuntu 10.04LTSの時は沢山エラーが出たけど今回は特にそういうことはなかった。
  • DropboxのクライアントもWineにインストールしたLimeChat 2もそのまま動いてくれた。
  • 既定のブラウザがFirefoxじゃなく自分でインストールしてたGoogle Chromeになっていたので、Firefoxの設定から既定のブラウザに設定し直す必要があった。
  • 多分Ubuntu 10.04LTSの頃からだと思うけど、Ubuntuマシン上のフォルダをSambaで共有しててそのフォルダの中に別のフォルダへのシンボリックリンクがある時に、別のマシンからその共有フォルダを覗いてシンボリックリンクを辿ろうとすると、権限がないから開けないみたいな事を言われるようになってた。Ubuntu 10.10でも変わっていなかった。
  • また例によってLet’s noteのくるくるスクロールができなくなってた。
    • Ubuntu 10.04LTSにアップグレードした時は設定ファイルを追加してやる必要があったけど、そのファイルは已然として存在している。gsynapticsもインストールされている。なのにシステム→設定→マウス の所を見ても設定がない!!
    • 検索したらgpointing-device-settingsというのを使うとできるとあったんだけど、パッケージは既にインストール済みになってる……と思ってよく読んだら、設定には システム→設定→Pointing devices を使うと書いてあった。こっちに移動してたのか。アイコンがタッチパッドじゃなくてマウスだったし、そもそもラベル文字列が翻訳されてなかったから、完全に見落としてた。
    • ここで「回転スクロールを有効にする」にチェックを入れたらまたくるくるスクロールできるようになった。

が、日本語入力の所で問題が起こった。

ATOK X3をUbuntu 10.10で動かした時に起こった問題とその対策

僕は以前からUbuntuでATOK X3を使ってた。アップグレード後も、特にインストールし直さなくてもATOKによる日本語入力はできるようだったが、どうも動作が怪しい。

  • gedit等のアプリケーションで日本語を入力すると、確定した瞬間にメニューバーにフォーカスが行ってしまう。(Altキーが入力されてしまうのか何なのか分からないけど、「ファイル」メニューが開かれてしまって入力中の内容が失われる。)
  • 変換候補のポップアップが、アプリケーションのウィンドウの左下に張り付いてしまう。
  • 最初に導入した時にiiimf-properties(iiim-properties)で設定した「ウィンドウ左下のツールチップ?を表示しない設定」+「変換キーでIMEのON/OFFをトグル」が効かなくなったみたい。
    • さらに悪いことに、ウィンドウ左下に出てくるツールチップが何故か真っ黒になる。

9.10→10.04LTSの時の手順でATOKを再インストールしてみよう……とする前に、念のため「Ubuntu 10.10 ATOK」で検索してみたら、Ubuntu日本語フォーラム / 10.10にATOKをインストールというのが出てきた。これによると、

  • Ubuntu 10.10ではdpkgの仕様が変更されて、そのままではATOK X3のdebパッケージをインストールできない。
  • この点に対処したdebパッケージがJustSystemのサポートサイトで既に公開されている。このページに、過去のパッチも適用した上でインストールする手順の解説も掲載されている。

という事だったので、早速やってみた。しかし、上記の「動作が怪しい」点は変化が無かった。

症状をキーワードに検索してみたけど類似の例が見つからなかったのでお手上げということでtwitterでぼやいたら、いくやさんが情報を示して下さった紹介していただいたエントリによると、「immoduleの設定がおかしい」のが原因……らしい。

いくやさんのエントリには /usr/lib/gtk-2.0/2.10.0/immodule-files.d/libgtk2.0-0.immodules を編集するように書いてあるけど、何故か僕の環境だとこの位置にファイルが無くて /usr/lib/gtk-2.0/2.10.0/gtk.immodules にそれらしきファイルがあった。sudo vi /usr/lib/gtk-2.0/2.10.0/gtk.immodulesで開いて、こちらはいくやさんのエントリと同じように

"/usr/lib/gtk-2.0/immodules/im-iiim.so"
"iiim" "Internet/Intranet Input Method" "iiimgcf" "/usr/share/locale" ""

と追記し( /usr/lib/gtk-2.0/immodules/im-iiim.so の位置にファイルがあることはちゃんと確認した)、ログアウトしてログインし直したら、「入力を確定するとメニューバーにフォーカスしてしまう」「変換候補のポップアップがウィンドウの左下に張り付いてしまう」問題は解消された。

ただ、上記のリンク先にある修正版のATOK(用のIIIMF)のパッチにはiiimf-properties(iiim-properties)のパッケージは含まれていなくて、tarからインストールするのはさすがに怖かったので、「ウィンドウ左下のツールチップ?を表示しない設定」+「変換キーでIMEのON/OFFをトグル」は諦めるしかないようだった。(「ウィンドウ左下のツールチップ?を表示しない設定」の方だけは、JustSystemのサポートサイトで公開されているIIIMFステータス非表示ツールというのを使うことでどうにかできるけど。)

ibus-mozc

ATOKの使用をあきらめかけた時に、せっかくだからとibus-mozc(Google日本語入力のエンジンのオープンソース版)を試してみることにした。

  • アップグレードで使ってるからか、10.10になった段階ではibus-mozcは入っていなかった。
  • 日本語環境セットアップ・ヘルパを起動したらibus-mozcの項目があったので、そこにチェックを入れたらインストールできた。
  • 再起動してもどうやって有効にすればいいのか分からなかったけど、システム→システム管理→言語サポート で「キーボード入力に使うIMシステム」をiiimfからibusに切り替えたら、ibus-mozcが有効になった(ログアウト→ログイン してからだったかもしれない)。

ibusの設定は システム→設定→キーボード・インプットメソッド で変更できる。こちらは変換キーだけでのIMEのON/OFFトグルも簡単に設定できた。また、言語パネルを表示させた状態であればibus-mozcの設定を変更できて、ここからキーバインドをATOK風に変えることができた。

とりあえずちょっと触った感じでは日常的な利用には支障なさそうだと思った。ただ、僕はATOKに電子辞書を入れて変換候補の同音異義語の使い分けに使ってて、mozcにはそれがないようだったので、ATOKが使えるうちはATOKを使いたいなあと思った。

さくらのレンタルサーバでvimとbashとscreen - Jun 09, 2010

さくらのレンタルサーバ(スタンダードプラン)は初期状態ではこんな風になってた。

  • シェルはcsh
  • viは多分普通のvi(vimではなく)

Ubuntuのコンソールとの違いに戸惑う事が多くなりそうだったので、人に教えてもらって、以下のように設定してみる事にした。

  • ログインしたらシェルはbashになるように。
  • viと打ったらvimが起動するように。
  • gnomeターミナルみたいに複数のセッションを切り替えられるように。(GNU Screen)

シェルをbashに

トレンドはzshらしいけどよくわからんからbashで。

ここにある通りやったらできた。

  1. chsh -s /usr/local/bin/bash でパスワード入力を求められるのでパスワードを入れる。
  2. vi ~/.bash_profile でログイン後に実行される初期設定を編集する。内容はとりあえず以下。
    if [ -f ~/.bashrc ]; then
      source ~/.bashrc
    fi

これで、bash起動と同時に ~/.bashrc が読まれるようになる。~/.bashrc はこの段階ではまだ空。

vimのインストール

ここの指示通りにやったらできた。

  1. ソースをダウンロードする。
  2. 展開する。
    • tar jxvf vim-7.0.tar.bz2
    • tar zxvf vim-7.0-extra.tar.gz
    • tar zxvf vim-7.0-lang.tar.gz
  3. vim70というディレクトリの中にすべてのソースが展開されているので、その中に入って作業する。 cd vim70
  4. パッチを当てる。
    1. mkdir patches
    2. cd patches
    3. ftp://ftp.vim.org/pub/vim/patches/7.0/を見て一番新しいパッチの番号を調べる。僕がやった時は243だった。
    4. curl -O 'ftp://ftp.vim.org/pub/vim/patches/7.0/7.0.[001-さっき調べた最後のパッチの番号]' ですべてのパッチをダウンロードする。
    5. cd ..
    6. cat patches/7.0.* | patch -p0 ですべてのパッチを当てる。
  5. configureしてmakeしてinstallする。
    1. ./configure --enable-multibyte --enable-xim --enable-fontset --with-features=big --prefix=~/opt/vim インストール先としてhome以下を指定すること。僕は特に意味もなくopt以下にしてますが。
    2. make && make install
  6. 文字エンコーディングを自動認識するための設定を ~/.vimrc に書き加える。

これで、 ~/opt/vim/bin/vim でvimを起動できるようになった。

screenのインストール

UbuntuでGnome使ってるとGnomeのターミナルで新しいタブを開いて並行して作業するということができるけど、「sshで入った先」ではタブを開けない。タブを開くと、手元のマシンの方の新しいセッションになってしまう。

「sshで入った先」でもそういう事ができるようにしとくと便利だよと言われたので、GNU Screenという物を入れてみた。sshでログインする先のマシンにこれが入っていれば、ログイン先で「タブを開く」みたいな事ができるようになる。でもさくらのレンタルサーバのFreeBSDには入ってなかったので、これも自分で入れないといけない。

ここの指示通りにやったらできた(同じとこばっか参照してる)。

  1. ソースをダウンロードする。 wget ftp://ftp.uni-erlangen.de/pub/utilities/screen/screen-4.0.3.tar.gz
  2. 展開する。 tar xzf screen-4.0.3.tar.gz
  3. screen-4.0.3というディレクトリができるので、その中に入って作業する。 cd screen-4.0.3
  4. configureしてmakeしてinstallする。
    1. ./configure --prefix=~/opt/screen インストール先としてhome以下を指定すること。
    2. make && make install

これで、 ~/opt/screen/bin/screen でscreenを起動できるようになった。

設定まとめ

~/.bash_profile はこうなった。後半部分は、ログインしたら勝手にscreenを起動するようにするための物。

if [ -f ~/.bashrc ]; then
  source ~/.bashrc
fi

if [ $TERM != "screen" ]; then
 exec screen -S main -xRR
fi

~/.bashrc はこうなった。

export LANG=ja_JP.UTF-8 # 日本語で。

PATH=$PATH:~/opt/vim/bin # vimにパスを通す。
PATH=$PATH:~/opt/screen/bin # screenにパスを通す。
export PATH

alias vi='vim' # viと打ったらvimを起動する。

~/.screenrc はこうなった。教えてくれた人の言われるままにコピペしただけ。画面の一番下の行を使って、今どのプロセスを見てるのかを常時表示するようにしてある。(これがないと今自分で何をやってるのかさっぱり分からない)

defencoding utf8
hardstatus alwayslastline "[%02c] %`%-w%{=b bw}%n %t%{-}%+w"
  • Gnome端末で言う所の「新しいタブを開く」:Ctrl-A→c
  • Gnome端末で言う所の「タブを閉じる」:exit
  • Gnome端末で言う所の「右のタブへ移動」:Ctrl-A→n
  • Gnome端末で言う所の「左のタブへ移動」:Ctrl-A→p
  • screenから一時的に抜ける:Ctrl-A→d

使いこなせてるとはとても言いがたいけど、とりあえずここから始めようという感じです。

Cygwin……

CygwinのOpenSSHから接続してると、なんかscreenが変なことになった。PuTTYで接続した場合は何ともない。これ、Cygwinが悪いのか誰が悪いのか……とりあえずWindowsからやる時はPuTTYの方を使う事にしようと思います。

追記。GnomeのターミナルからやったらCygwinの時みたいに変な事にはなってない……みたい。やっぱりCygwinが悪いのかなー。

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