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多機能オールインワン型のタブ系アドオンをdisったら、こんな反応があった。
ただエンドユーザーからみると、タブ機能のために細かい拡張をいくつも入れてられるか、とも思っちゃうのよね。
そんな時のためにFirefoxには複数のアドオンを一発でインストールできる仕組み(ユーザ側で工夫したら複数のアドオンを一括インストールできる、のではなくて、アドオンを公開する側がユーザに「このリンクを辿ればこれらのアドオンを全部インストールできます」的なインターフェースを提供できる)が備わっているのですよ!! 全然活用されてないけど!!!!!
やり方は2つある。
ツリー型タブ、マルチプルタブハンドラ、情報化タブ、ソース表示タブ、ブックマークを新しいタブで開く、リンクを新しいタブで開く、ロケーションバーから新しいタブを開くの7つを一括インストールさせたい場合を例に説明しよう。
これはtabextensions3や学生向けアドオンパックが実際に使ってる方法だ。
まず、こういうinstall.rdfを作る。em:type="32"
というのがミソ。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<RDF:RDF xmlns:em="http://www.mozilla.org/2004/em-rdf#"
xmlns:RDF="http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#">
<RDF:Description RDF:about="urn:mozilla:install-manifest"
em:id="tabextensions3@piro.sakura.ne.jp"
em:type="32">
<em:targetApplication>
<RDF:Description em:id="{ec8030f7-c20a-464f-9b0e-13a3a9e97384}"
em:minVersion="3.6"
em:maxVersion="4.0b2pre" />
</em:targetApplication>
</RDF:Description>
</RDF:RDF>
このinstall.rdfと、7つのアドオンのXPIをまとめてZIP圧縮して、ファイル名を「〜.xpi」に変えれば完成。
この時、install.rdfに書く対象アプリケーションのem:minVersion
とem:maxVersion
は、全部のアドオンの最大公約数的な値になるようにしないといけない。
例えばminVersionが3.5の物と3.6の物、maxVersionが4.0b2preと4.0b8preの物があるんだったら、「全部揃った状態で確実に動くのは3.6〜4.0b2preの間」ということでそのように指定する。
この方法の詳しい話はMDCにドキュメントがある。
この方法には、配布するファイルが1個だけでよくなるし、JavaScriptとかを使う必要がないというメリットがある。
その反面、同梱するアドオンを増やしたり減らしたり更新したりしたい時には、パッケージをその都度作り直さないといけないというデメリットがある。
これは台湾のMozillaコミュニティのプロモーション用サイトで実際に使われてる方法だ。
こんな感じのスクリプトを実行するだけ。
var targets = {
treestyletab : {
URL : 'http://piro.sakura.ne.jp/xul/xpi/treestyletab.xpi?update'
},
multipletab : {
URL : 'http://piro.sakura.ne.jp/xul/xpi/multipletab.xpi?update'
},
informationaltab : {
URL : 'http://piro.sakura.ne.jp/xul/xpi/informationaltab.xpi?update'
},
viewsourceintab : {
URL : 'http://piro.sakura.ne.jp/xul/xpi/viewsourceintab.xpi?update'
},
openbookmarkintab : {
URL : 'http://piro.sakura.ne.jp/xul/xpi/openbookmarkintab.xpi?update'
},
openlinkintab : {
URL : 'http://piro.sakura.ne.jp/xul/xpi/openlinkintab.xpi?update'
},
newtabfromlocationbar : {
URL : 'http://piro.sakura.ne.jp/xul/xpi/openlinkintab.xpi?update'
}
};
InstallTrigger.install(targets);
InstallTrigger.install()
にはインストールさせたいアドオンのリストをハッシュとして渡す。
ハッシュ値を渡して安全なインストールを可能にするとかの工夫もできる。これも詳しい話はMDCに書いてある。
この方法には、いちいちパッケージを作らなくていいというメリットがある。台湾コミュニティのサイトのように、「ユーザがリストにチェックを入れていって、最後にボタンを押したらチェックが入ってるアドオンだけを一括インストールする」という風な事が簡単にできる。
その代わり、配布するファイルがバラバラになるし、JavaScriptが有効になってないと利用できないというデメリットがある。
AMOにコレクションという機能が加わった時、これを使って「お薦めのアドオンを一括インストールできますよ!」という見せ方ができるようになるものとばかり思ってた。そういうものが絶対に必要だろ、と思ってたから、すごく期待してた。でも実際に出てきた機能はただの「リンク集作成機能」でしかなかったのですごくガッカリした。
せっかくこういう機能があるのに、それを使わないでTab Mix Plusを「お薦めアドオン」として前面に押し出してたりするんですよ。何考えてるんですかねホント。
の末尾に2020年11月30日時点の日本の首相のファミリーネーム(ローマ字で回答)を繋げて下さい。例えば「noda」なら、「2010-12-06_howtobundle.trackbacknoda」です。これは機械的なトラックバックスパムを防止するための措置です。
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