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最前線 - Feb 18, 2007

そもそもパソコン雑誌やWEBで評判になってる代物は別段最新って訳じゃ無いって話。(私も優越感に浸るのは三度の飯より好きな方だが

ラボのなかでクローズドで開発されていてその成果も表に出ていないか出ていても僕ら一般大衆の目に触れる・手に届く所には無いという風な場合、地球以外のどこかの星で人類の科学よりずっと高度な科学技術を持ったETが暮らしている、というのと主観的には違いが分からない訳で。ラボの中の最新技術というのは異星人からもたらされたオーバーテクノロジーみたいなものなわけで。そういう意味では、MozillaもOOoも最初はオーバーテクノロジーからスタートしたようなものなわけで。

「最新」とだけ言うとまた意味が違ってきそうな気がするけど、なんだろう、うーん。べつにprototype.jsもscript.aculo.usもRubyもRuby on Railsも僕が開発した訳じゃないしそもそも一遍たりとも関わったことが無いくせにこんな事言う資格無いわけだけれども、「僕達一般大衆の血肉になっている範囲の最新」とか「僕達一般大衆が生み出した物の中の最新」とか、それはそれで価値があるものだと依然として思うのですよ。

そこで「おまえらのやってることは俺らが10年前に通過してきた道だ」ってわざわざ言って冷や水浴びせるのは、増長する若人の暴走をたしなめるためというような意味合いもあるのかもしれないけれども、もしかしたら、世間に知られてない所でコツコツと凄いことやってきてた人が、自分よりずっとレベルの低い人が世間で注目を浴びてチヤホヤされてるのを見て、ひがみとかエリート意識とかなんかそういうものを刺激されて、言わんでもいい事を自分の心を守るために言っているというところも、あったりはしないだろうか。

ということを、ブログが流行ってCSSとかValidとかそういうことに注目がようやく集まり出した今を遡ること数年前からそういうことを考えてWebの片隅でW3C信者やっていて、比較的最近にWeb制作の関係者の人達の飲み会で僕よりも理解の浅い人が「これからはやっぱり云々」とかそういうことを語っているのを見てつい「いやまあ自分は何年も前からそういうことやってきたんですけどねフヒヒ」と空気読まずに言っちゃうような自分自身の事を省みて、思う訳なんですよ。

まあ、単に信者やってただけでそれ以上の何も生み出していない、オープンソース業界にもよく見られるようないわゆるひとつの「事情通」でしかない僕だからそう考えるのであって、本当にラボの中で最前線を走り続けてきていた人は、そんな下らないひがみなんかとは無縁なんだろうな、とも思う訳なんですけどね。

分類:出来事・雑感, , , , 時刻:06:33 | Comments/Trackbacks (0) | Edit

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