Home > Latest topics

Latest topics 近況報告

たまに18歳未満の人や心臓の弱い人にはお勧めできない情報が含まれることもあるかもしれない、甘くなくて酸っぱくてしょっぱいチラシの裏。RSSによる簡単な更新情報を利用したりすると、ハッピーになるかも知れませんしそうでないかも知れません。

萌えるふぉくす子さんだば子本制作プロジェクトの動向はもえじら組ブログで。

宣伝。日経LinuxにてLinuxの基礎?を紹介する漫画「シス管系女子」を連載させていただいています。 以下の特設サイトにて、単行本まんがでわかるLinux シス管系女子の試し読みが可能! シス管系女子って何!? - 「シス管系女子」特設サイト

Page 3/7: « 1 2 3 4 5 6 7 »

あまりの痛々しさにページをめくる手が速くなってしまうエッセイ漫画、「僕の小規模な失敗」 - Sep 03, 2007

僕の小規模な失敗(作:福満しげゆき)Amazon.co.jp

Masaoさんが紹介されていたのを見て買った。

読むのが辛い一冊だ。自然とページをめくる手の速度が速くなっていく。読み終えた後も、読み返そうという気になれない。「まだ消化できていない、目をそらしたい、自分の中の認めたくない部分」を刺激するエッセンスが凝縮されている。そんな風に思った。

例えば「ウシジマくん」は、エンターテインメント的な部分というか、おもしろおかしいってわけじゃないんだけど、見ててハラハラさせられるというかなんというか、そういう「魅せる」ものがあると思う。「容れ物」の部分で楽しめると思う。でもこの作品には(作者の方には申し訳ないんだけど)そういう要素があまり含まれていない。だからこそ、描かれている「内容」の方がダイレクトに目の前に突き付けられる感じがする。

Masaoさんの書評がすごく良いので、「非モテ」キーワードに反応する人はそっちを見てほしい。

デトロイト・メタル・シティ(若杉公徳) - May 01, 2007

デトロイト・メタル・シティ(3)Amazon.co.jp

今回はジャギ様がんばってるなー。「普通にウメー」という褒め言葉が何より似合う。普通な人なんだけど仕事でイヤイヤ悪ぶってます、というキャラは根岸よりも実はジャギ様の方だろう。なんだかんだ言って根岸君ノリノリだし。思春期早漏ヘアとかそんな言葉がポンポン即興で飛び出てくる根岸君は余裕であっちの世界の人だと思います!

続きを表示する ...

五年生(木尾士目) - May 01, 2007

友人にずっと前から勧められてたので読んでみた。「四年生」の続編なんだそうだけど、こっちだけ読んじゃったよ……いや読み始めたら止まらなくなっちゃってね。

あらすじ。アキオと芳乃は同棲中の大学4年生カップル。しかし卒業を目前に控えてアキオの単位不足が発覚。同棲解消して、芳乃は東京で社会人一年生に、アキオは大学五年生に。遠距離でやっていくものかと思いきや、アキオはドロドロの四角関係に巻き込まれたり、芳乃はナイスミドルな妻子持ちに一目惚れしたりで、あっちこっちで別れたりひっついたりと泥沼な恋愛模様を描きまくる……という感じ。「げんしけん」で爽やかな青春オタクライフを描いた木尾士目のダークサイド全開です。

続きを表示する ...

そして僕らは恋を知る(雪森さくら) - Jan 21, 2007

マーガレット2月5日号(20日発売)掲載の読み切り漫画。知人の雪森さくら先生が描かれたので近所の本屋でカード一括払いでマーガレットだけ買ってきました。何この羞恥プレイ。

せっかくお金払って買ったンだし、他の掲載作にも目を通してみる。

  • がっこうのお時間。話はよく分からんが、なんだこの甘々展開は。1週間会えないから1週間分7回キスってなんだお前は。くそうたまんねえ。羨ましすぎる。
  • 悪魔とラブソング。可愛マリアこええ……でも、こういう生き方ができたらなあと少し憧れる。退かぬ!媚びぬ!みたいな。
  • 水泳のやつは、この1回だけ見ると割とありがちな展開かなと思うけど、まとめ読みしたらそれなりに楽しめるかな……
  • モデルの人のシンデレラストーリーは、事実ベースだからまあしょうがないけど、話に盛り上がりとかも特になくってただの体験レポ漫画という印象。
  • 仮スマはちょっと面白かった。

他にも色々あったけど、なんというか、こう、慣れない物を通しで読むと、あてられるっていうか結構疲れた…… あと、さらっと「ラブホ」とかそういう単語が出てきてたりっていうか普通にラブホ入ったりとかしてて、ああ、女の子って男の子よりずっとオトナな漫画読んでる物なのね……とかそういうことを思って切なくなったりした。

で、本題の肉先生の読み切りですが。いろんな意味で予想以上でした。

続きを表示する ...

げんしけんの斑目を見て、自分が自分の人生を生きていなかったことに気がついた - Jan 10, 2007

全部読んでもいないうちにえらそうなことぶっこいちゃいましたが、改めてちゃんと最後まで読みました。

げんしけん(9)特装版Amazon.co.jp

よもやここを見ていて知らない人はいないと思いますが一応紹介しとくと、某大学の「現代視覚文化研究会」という名前のオタクサークルを舞台にして繰り広げられるオタク男女達の青春物語、みたいな。そんな作品です。

最後まで読んで思ったのは、ああ自分のメンタリティ的に一番近かったポジションは斑目だなあ、ということ。

「あれ、そういえばアイツどこ行った?」「ちょっと私、探してくるね」「Piroくん、こんな所でどうしたの?」「ん……いや、ちょっとね」みたいな展開を妄想して勝手に一人でふらっと場を離れてみたりして、でも実際には別に誰かが探しに来てくれるほど大事な存在とは思われてなくて、っていうかそもそもいなくなった事にも気づかれないような影の薄い存在で、ていうか小さい頃子供会だか何だかで動物園行ったときホントに僕のこと忘れ去られて一人だけ置いてけぼりにされちまったことがあったんですがそんな事はどうでもいいです。とにかく変なところでキャラ作ってかっこつけたがる。そのくせ本当に言いたいことは言えず、寒いと分かっていながら道化を演じる。

そして、オタク趣味やオタク丸出しのキモイ格好は恥ずかしがらないくせに(いや劣等感からくる恥の感覚はずっとあったんだけどさ)、一番本当の本心を明かすことだけはどうしても恥ずかしくてできない。本当の自分、素の自分、正直な自分、偽らない自分を、表に出す勇気がない。表に出したところで実際にはどうせ誰も気にも留めないような「本性」でしかないのに。あるいは、どんな酷い「本性」であれ、晒したところで誰も気にも留めてくれないような薄い存在感しか、または、生活に何の変化も現れ得ないような薄い人付き合いしか、無かったくせに。

一言で言って、演技くさい生き方。自意識過剰の「メタ」視点の塊。

続きを表示する ...

おたくの娘さん(Web版) - Jan 06, 2007

まゆげで見る「おたくの娘さん」で紹介されていたので見てみた。すたひろBOX:漫画にて公開されているWeb版と、同人誌、それから月刊ドラゴンエイジ連載があるようですね。内容は同じなんだろうか?

「すたひろ」という作家名、どっかで見かけたんだけど思い出せないなー……と思ってたら思い出した。とらのあなの情報誌(無料配布になる前の分厚い奴。委託してたら送られてきた。)で声優養成学校を舞台にした漫画を連載してた人だ。あの時はなんだかあんまり面白くないという印象だったのでそれっきりだったんだけど、「おたくの娘さん」はなかなか面白かった。ただのキャラ萌えじゃなくて、話として。

同じく公開されてる作品のぱなぱなの後書きを見ると、「あずまんが大王」の影響からの脱却を模索していたように見受けられるのだけれども、多分あずまんがだけじゃなくて、流行りの漫画全般の平均的な像からの脱却というのもあったんじゃないかなとか勝手に思ってみた。

単行本買ってみるかな?

続きを表示する ...

イキガミ - Oct 12, 2006

何で急にイジメの話のエントリなんか書いたかっていうと、イキガミ(1)Amazon.co.jp)読んだからなんすけどね。ちょうど1巻の最初の話が、元いじめられっ子の復讐の話だったんで。イキガミ (2)Amazon.co.jp)も今日読んだ。

表紙から内容がよく分からんかったから、以前店頭で見かけたときは「生き神」かとばかり思ってた。死亡予告通知書、通称「逝き紙」ということだったのね。

あらすじを一応書いておくと、どういう訳か法律で18~24歳の若者を1/1000の確率で見せしめに殺すことで国民に命の尊さを実感させるのだという妙ちきりんな法律が施行された日本を舞台にして、イキガミ配達係の公務員から死亡予定時刻のちょうど24時間前に「あんたが死ぬことに選ばれましたよ」と死の宣告を受けた若者達が、どういう風に最期の一日を過ごすか、ということを描いた作品。1巻あたり2エピソードで、現在2巻まで刊行中。現実の神風特攻隊をとりあげたドラマであるとか、あるいは僕は読んだことないけどえんどコイチの「死神くん」とか、そういうのと同じ系統に属する作品と言えますね。

続きを表示する ...

ボーイズ・オン・ザ・ランは誰の物語か - Sep 30, 2006

こちらの書評を見て、昨日4巻を読んで感じたものについて説明が付くような気がした。

リンク先の人は、本作において描かれる出来事がどれもこれも「主人公・田西の知りうる範囲」に限定されていることを指摘している。「心の声」を使ってヒロインの心理を読者に示すといったことを、おそらく意図して避けている。ヒロインの内面を描かないというのはよくある話だけれども、本作ではそれが徹底されていて、周囲の人の思っていることも全然描かれていない、と述べている。

でも4巻では、青木・内木の二人と会ったときのシークエンスで捨てキャラのオタクの内面が描かれている。もし作品の内容を「田西の見ている世界」に限定しているのだとしたら、これはその枠からの逸脱である。これはどういう事か。

続きを表示する ...

ボーイズ・オン・ザ・ラン 4 - Sep 29, 2006

ボーイズ・オン・ザ・ラン 4Amazon.co.jp)読んだ。

漫画読んで心拍数上がって歯の根も合わなくなって全身震えてきて吐き気がしてきたのなんて一体どれくらいぶりだろう……もしかしたら初めてかもしれん。

続きを表示する ...

ヨイコノミライ完全版 とオタクの青春 - Aug 07, 2006

ヨイコノミライ完全版 1Amazon.co.jp)、[2]Amazon.co.jp)を買った。以前のバージョン?も持ってるのでお布施として。

いやぁ何度ページ開いても直視できないわぁ。買ったのに本棚の肥やしになっちまう。前にも書いたけど、げんしけんが巧みに避けていた「オタクの痛いところ」をこれでもかと見せつけてくる。

しかし僕らオタクにとってはこれがまごう事なき「僕らの青春」なんだよな。おおよそ世間一般に望ましいとされる青春像からはかけ離れた、甘くなくて酸っぱいどころかしょっぱいばかりの……これを読むとそんな青春を思い出せるので、オタクな人は一冊持っとくと吉かもしれませんよ。

Page 3/7: « 1 2 3 4 5 6 7 »

Powered by blosxom 2.0 + starter kit
Home

カテゴリ一覧

過去の記事

1999.2~2005.8

最近のコメント

最近のつぶやき