たまに18歳未満の人や心臓の弱い人にはお勧めできない情報が含まれることもあるかもしれない、甘くなくて酸っぱくてしょっぱいチラシの裏。RSSによる簡単な更新情報を利用したりすると、ハッピーになるかも知れませんしそうでないかも知れません。
の動向はもえじら組ブログで。
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CNETに掲載されたマイク・シェーバーへのインタビュー記事での発言について、無明氏が辛辣な意見を述べておいでだけれども、僕も全面的に同意だなあ。
AIRやSilverlightの方が、だって、僕の目には全然健全に見えますよ。新しい物ガンガン採り入れて、開発者が楽できるようなしくみを着実に整えてて、利用者もストレスなく楽しんで使えるような高性能を持っていて、みんなが期待しているAIRやSilverlightと、同じ機能をずっと不完全な状態でしかまだ実現できていなくて、その進歩も革新的なスピードで進んでいるわけではなく、cairoグラフィックライブラリのポリシーとやらに足を引っ張られていまだにCSS2(CSS3)のtext-shadowを実装できない・今後も実装できそうにない、そんなわけでだんだんみんなの関心が薄れつつあるMozillaとを比べたら、Mozillaの方が不健全としか思えない。
よりにもよってあの高橋メソッド in XULを、某大学で、講義においてマジメに使ってる人がいるようです。
中国語や韓国語にUIを訳してる人も見掛けた。
XUL/Migemo勝手改造版のXPCOMコンポーネントの機能のうち、日本語の検索に特化した部分とそれ以外とを分割して、国際化というか多言語対応できるようにしてみた。……まぁ、一番メンドクサイ所(入力から正規表現を作る部分)は実質的に日本語専用なので、あんまり意味が無いと言われればその通りなんだけど。
それだけじゃ何なので、おまけとしてやっつけ仕事で英語用のエンジンを作ってみた。「fx a-o」で「Firefox Add-ons」にヒットするようになったりしてちょっと面白いけど、あんまり役に立たないね……
独自エンジンの作り方も書いたので、暇な人が中国語(ピーイン)入力用エンジンとか作ってみてくれることに期待しておきます。
※21日追記。他人(Mozilla)のことには文句言うくせに性凝りもなくAPIをかなり大幅に変更した。誰もまだ手を付けてないことを祈ろう。
※21日追記(2)。APIの使い方とかエンジンの開発の仕方を英訳した。
分割ブラウザで、分割した領域を移動したりFirefoxを起動・終了したりした時にフォームの入力内容が失われるのが地味に不便、っていうかそこまで含めて完璧に再現するFx 2デフォルトのセッション復元機能がよくできてるっていう話なんだけど、とにかく、その処理を参考にして分割ブラウザ内のフォームの入力内容やスクロール位置も保存・復元できるようにしてみた。
nsSessionStore.jsではユーザの入力を常時監視してるんだけど、これはクラッシュからの復帰のためのもので、分割ブラウザでは起動時と終了時と分割領域を移動する時にしか情報を保存しないから、そこだけ手抜きしてる。
一カ所、フォームの内容を取得できなくてそこでハマッてしまった。XPCNativeWrapperでラッピングされたHTMLの要素ノードは、value
プロパティを参照しても入力内容を返してくれないのか……知らんかったよ。仕方がないのでちょっと怖いけどwrappedJSObject
を参照するようにしたところ、正常に動くようになった。
というわけでイベントが終わって中野さんを含む3名で徹夜で4時間ほどカラオケして久しぶりに咽が駄目になった後、始発までまだ時間があったから1時間半ほど歩いて家まで辿り着いたわけですが。
今回のDevConは「初心者向け」セッションと「上級者向け」セッションに別れていて、僕はずっと「初心者向け」の方にいたので、そっちの様子を書こうと思う。「上級者向け」の方のレポートはYet Another Hackadelicに詳しい物があるのでそちらをどうぞ、っていうか僕もこれを見て当日向こうでどんな話が展開されていたのかやっとちゃんと把握できた。
会場から更新。
最初の発表の拡張機能開発チュートリアル、オワタ!!(いろんな意味で) 時間配分に失敗してグダグダになってしまいましたごめんなさい。
まあ内容自体は配布された冊子の内容を(簡略化しつつ)なぞっただけなので、別に話を聞こうが聞くまいがどっちでもいいって感じで、むしろあのセッションの目的は、リアルタイムで実際にXUL書いたりXPCOM書いたり拡張機能書いたりしてみて「なんだ、案外簡単じゃん」と実感してもらうことだったので……だから資料も割とどうでもいいという感じだ。
……ってことは内容を一通り終わらせることよりも実際に入力して体験してもらうことを優先するべきだったってことかやっぱり。なんだかPC持参で来てる人が少なそうに感じたので(最初に挙手してもらうなりなんなりすればよかったな……)、入力のための待ち時間を長々と取ってはいけないのかなあみたいに焦ってテンパってしまって、判断を間違えた。
こういう体験系のものをやるときは事前の周知の徹底と割り切りと切り捨てが大事なんだなと痛感した次第です。
Firefox Developers Conference Summer 2007に向けてまた手を入れている。
ていうかプレゼンツール作ってないでプレゼン資料の方をとっとと作れよと。
掲示板で、XUL/Migemo勝手改造版の辞書フォルダの置き場所について相対パスでの指定もできるようにならないか、という要望が出てたのでがんばってみたよ。
以下、解説。
募集開始と同時にあっという間に席が埋まってしまったというApollo mini Camp @ Tokyoに、潜り込んできた。
本家の開発者が来てApolloの概要と現状、将来について詳しく語っていた。Apolloの凄さは、実際に動いている所を見るとよく分かる。とても充実したセッションだったと思う。
講演の内容はWeb Designing2007年6月号の特集の内容と被っていた所も多かったけど、メモに残せた範囲で書いていこう。
講演の中の言葉で印象的だったのは、「Apolloを使うと、Webサービスだけでなく、ローカルアプリケーションとマッシュアップできる」という表現。発想の立脚点が、アプリケーション開発者の視点ではなく、Webデベロッパの視点である、という事を端的に示す名言だと思う。
プレゼンでは、Web上にある楽曲ファイルを再生するプレーヤー機能を持ったWebサービスFinetuneを例に挙げ、WebサービスとしてのFinetuneの欠点として
といった点を挙げた上で、Apollo上で動作するFinetune Desktop Playerを起動して、
といった例を示していた。これはApolloのコンセプトを特に分かりやすく示してくれる好例だ。
そういった例の数々やなんかを見るにつけ、似たコンセプト・似た機能のXULRunnerがWebにもローカルにもどっちつかずな印象(のように僕には見える)なのに比べて、Apolloはとても明快な印象を受けた。Apolloは明確に「Webデベロッパのもの」を意識している、ということを、メッセージとして発信している。ターゲットを見据えた上で、物を作ってきているし、物を見せてきている。
IEでXULを表示する方法というのがあるらしい。IE独自拡張のバインディング?か何かを使えばできるかなあと思ってたけど、ActiveX経由でGeckoをそのまま呼び出すというのは思いつかなかった。まあ普通に考えたらそっちの方が簡単だよね……
XULといえばXULRunner方面は最近はなんだかゴタゴタしてる感じ? Firefox 3はXULRunnerベースに……なんて事をかつては言っていたけれども、現状を見る限りその線はもうなくなったっぽいなあ。