たまに18歳未満の人や心臓の弱い人にはお勧めできない情報が含まれることもあるかもしれない、甘くなくて酸っぱくてしょっぱいチラシの裏。RSSによる簡単な更新情報を利用したりすると、ハッピーになるかも知れませんしそうでないかも知れません。
の動向はもえじら組ブログで。
宣伝。日経LinuxにてLinuxの基礎?を紹介する漫画「シス管系女子」を連載させていただいています。 以下の特設サイトにて、単行本まんがでわかるLinux シス管系女子の試し読みが可能!
日経Linux誌にて連載4年目に突入した「シス管系女子」ですが、本が出ます!(やっと) 表紙はこんな感じで、収録されているのは無印「シス管系女子」1から13話と「#!シス管系女子」1から11話、描き下ろしのプロローグに、各話間のおまけイラストなどが加わってだいたい200ページ弱くらいになってます。
(※「シス管系女子」ってなんやねん?という方は、ITPro 記者の眼の記事(担当編集記者の方による紹介)をご覧下さいませ。)
この通り、Amazonでもすでに予約可能になってます。2月18日(今月)発売予定。また、まだサイト上には登録されていないようですが、ほぼ同時にKindle版も出ます(Kindleの方がちょっと安くなるらしいです)。 本屋さんでは、技術書のコーナーか日経Linux本誌がある技術雑誌のコーナーかのどちらかに置かれるものと思われます。
「書籍」ではなく「ムック」ということで微妙なラインではありますが、これも一応「単著」とは言えるでしょうか。「単著も無いくせに」なんて煽りが流行った頃もありましたが、その時はまさか自分の最初の単著がマンガとは思いもしませんでした……
発売から結構経っちゃってますが、「#!シス管系女子Season2」まとめ読み冊子が付録で付いている日経Linux 2014年11月号が出てます。PDF版・Kindle版には付録が付いてこないので、まとめ読みしたい方は紙の雑誌の方をお買い求めくださいませ。
この号はどういうわけか漫画率が高くて、特集記事がハルロック2巻 と連動した電子工作(猫の動きを追跡するデバイスを作ってTwitterに自動投稿するやつ)、特別記事としてLinux環境でのイラスト制作(シス管系女子のみんとちゃんを描いて頂きました!多謝!!)と、まとめ読み以外にも見所が多いです。いや、ふつうにLinuxな技術の記事がもちろんメインなんですけど。
で、そのまとめ読みの表紙絵の制作過程(ラフ、ペン入れ、白黒、カラーの各段階)をPixivにアップしました。Twitter上で「下描きと完成絵見せあおうず」的なハッシュタグを見かけたので、それに乗っかろうと思って。
<script src="http://source.pixiv.net/source/embed.js" data-id="46772599_eea167d337c0e7a45729bca608288dad" data-size="medium" data-border="on" charset="utf-8"></script><noscript>
#!シス管系女子 Season2 まとめ読み表紙 by Piro on pixiv
</noscript>本編をカラーにした時以外で、カラーの大野先輩を描いたのはこれが初めてですね。
縮小されてて分かりにくいっていうか分からないと思うんですが、今回のイラストでは地味にネイルをちゃんと描いてみました。妻がジェルネイルに凝っているのの影響です。
表題の通り、「#!シス管系女子 Season2」の第3話が掲載されている日経Linuxの2014年1月号が発売中です(PDF版はまだのようで、今の所オンラインでは紙版のみ購入できる模様です)。 今回は、前回・前々回で解説した内容を踏まえて、鍵認証とcronjobの組み合わせによる自動処理をやってみましょうという話です。ほんとは「Season2」一発目でこれをやろうと思ってたんですが、結構時間かかってしまいました……
ところで、Season2の3話ってなんやねんという感じでちょっと状況が混乱してきている感があるので、ここで改めて「シス管系女子」シリーズの概要を説明してみたいと思います。
「シス管系女子(以下、無印)」「#!シス管系女子」「#!シス管系女子 Season2」は、日経Linux 2011年9月号から(時々休載を挟みつつ)連載させて頂いている、Linux・コマンドライン・シェルスクリプト系なんでもありのゆるゆる学習漫画です。無印時代はターミナルを使った操作の基本を扱っていて、「#!」以降はシェルスクリプトをメインに置いた内容となっていますが、前回(鍵認証)・前々回(cronjob)のように必要に応じて要素技術を適宜解説していく感じでやっております。以下は、担当記者さんによる紹介記事です。
基本とは言っているものの、lsやcdといったあたりはざっくりとスキップして、「コマンドラインはちょっとは使ったことあるけど、本格的には使っていない」という段階から1ステップ上を目指そう!という趣旨で話題を選んでいます。また、基本的には時事ネタは扱っていなくて、cutコマンドやscpコマンドの使い方のように、比較的枯れた・安定して使える技術やテクニックを主に扱っています。
1年に1回くらいタイトルを微妙に変えながら続いていて、今回で通算27話にあたります。まだ正式な単行本化はされていないのですが、これも1年1回くらいのペースで「まとめ読み」とした冊子を日経Linuxの付録に付けていただいていて、その中でも無印の全話が収録された「シス管系女子 まとめ読み」は、単独で達人出版会さんからPDF版をダウンロード購入していただけるようになっております。
正式な単行本リリースを目標に、僕の気力と体力が続く限りは今後も頑張って参りますので、なにとぞ応援の程宜しくお願い致します!
表題の通り、「シス管系女子」無印のまとめ本のPDFを達人出版会さんでダウンロード購入できるようになりました。サンプルのページでは1話から4話まで、ページ数にして1/3くらいを無料で試し読みできるようになってます。
中身については過去に「日経Linux」本誌付録DVDに収録されたPDFと全く同一で、描き下ろしが増えているということはありませんのでご注意下さい(付録DVD収録時には本編切り出しに差し替わっていた表紙がまとめ本準拠の物に戻っている、という程度の違いです)。また、ぶっちゃけた話、達人出版会版がめっちゃダウンロードされまくったとしても僕のお財布がものすんごく潤うというわけでもなかったりします。いわゆるひとつの電子書籍での単行本化リリースではなく、あくまで過去の本誌付録の単品での再頒布ということになりますので、当該号を購入されていなかった方で単行本化を待ちきれないよという方のための物と言えそうです。
……という事になってくると「単行本化しないフラグか……?」と思われる向きもあるかと思いますが、編集さんに聞いてみたところそういうわけでもないそうです。僕としても、単行本になるなら本編で触れられなかった点のフォローとかのおまけページを用意したいと思っていますし、その時は全力で告知すると思いますので、大変申し訳ないのですが、単行本派の方はまだもうしばらくお待ちを頂けましたら幸いです。(単行本化が全くあり得ないという事になれば、その時はその時でアナウンスします。)
あと、「#!シス管系女子 Season2」と題して連載継続中の日経Linux 2013年12月号も、紙版、PDF版ともに発売中です。今回はまたシェルスクリプトの話からちょっと脱線して、公開鍵認証の解説をしております(これから先の話をするにはやはり避けて通れなかったので)。
その話の中で「どういうパスワード(パスフレーズ)にするといいのか?」という事にちょっとだけ触れているのですが、本編中で書いているようなもじり方は結構典型的な物なので、辞書攻撃に対する耐性がそれほど強いというわけではないと思われます。じゃあどういうパスフレーズなら安全なんだよって話なんですが、「王様達のヴァイキング」という漫画でまさにそういう話が描かれていましたので、ご紹介しておきます。
こちらは「シス管系女子」とは全く違って、物凄いハッキング(クラッキング)技術を持った非コミュの少年がそのたぐいまれな技能を使って社会の中で自分の生きる場所を見つけていくというお話です。ガチのエンジニアが監修に協力されているという事で技術的な観点でのリアリティは折り紙付き、そして話の内容も安易な「ハッキングもの」とは一線を画していて、とても面白かったです。安全(堅牢)なパスワードの話は2巻目で登場しますが、是非とも1巻から読んでみて下さい。
(自分の漫画の宣伝だったはずが、「王様達のヴァイキング」の宣伝になってる……)
現在発売中の日経Linux 2013年10月号にまとめ本が付録で付いてきているマンガ「#!シス管系女子」ですが、担当さんが紹介記事を書いて下さいました。
内容を抜粋しての紹介と併せて、担当さんの視点からの裏話も掲載されています。読んでいて、立ち上げ期の事を色々思い出してしまいました。
で、その勢いで前回のまとめ本と今回のまとめ本を自分で一気読みしてみたのですが……いやー、これ、文字多過ぎ。夜に読んだら寝るわマジで……。前回のまとめ本の時にそれを痛感して、「#!シス管系女子」になってからはなるべく詰め込みすぎにならないようにと意識していたつもりだったんですが、まだまだでしたね。でもこれ以上セリフを減らすと解説が成り立たなくなりそうだし、悩むところです。
っていうか、上記の記事で抜粋されているような「いまいち分かりにくいものをビジュアル化して分かりやすく解説」というのも、そもそもは、「そういう文字ばっかりの説明をやってもしょうがないじゃないか! 漫画という表現形態ならもっと絵で説明しなきゃ勿体ない!」と思っての事だったのでした。しかし、無印時代は具体的なコマンドや仕組みの説明が多かったのでまだやりやすかったんですが、シェルスクリプト編に入ってからは抽象的な概念を扱う事が増えてきたということもあって、最近はうまくビジュアル化できてないまま送り出してしまっているなあ……と改めて反省しております。
「#!シス管系女子」の宣伝ということで上記記事を書いて下さったのですが、自分を省みるいい機会になりました。初心に返って頑張らねば……!
情報が公になったっぽいので宣伝。
もうすぐ発売の日経Linux 2013年10月号ですが、別冊付録として「#!シス管系女子」の1話から11話までのまとめ冊子が付いてきます。その代わり、連載の方はお休みです。カラー化とか手直しとか(主に)コミケとかの作業で手一杯でそこまで手が回らなかったので、休ませて頂きました……次の話を楽しみにされていた方、すみません。
別冊付録じゃなくて単行本にならへんの?というツッコミもたまに頂きますが、ページ数が足りなくて……でもまあ、内容的には風化しにくそうな鉄板のトピックを取り上げるように心がけているつもりなので、出る頃にはすっかり時代後れだよコンチクショウってことにはならない……といいなあ。
ところで、前回のまとめ冊子を自分で見ていた時に、なんかすごいギュウギュウ詰め感で、通し読みするとやたら疲れたんですよね。同じような絵が無意味に連続してしまってたり、解説を盛り込むことを優先して内容の集積度が上がってしまったりと、「解説する」という事の方にばかり意識がいってしまって、基本的な漫画力の低さが露呈してしまった……ということだったのだと思います。
なので、その後に描いた分では意識的にメリハリを付けるように気をつけてみたつもりでした。できあがった物をまだ自分は紙媒体で読んでいないのですが、さて、成果が出ているかどうか。
現在発売中の日経Linux 2013年4月号なんですが、古いPCを復活させる企画の一環で痛PCを作られていて、素材にシス管系女子を使って頂いてます。
が、しかし。記事ではカッティングシートでデコる話が書かれているものの、実際に筐体にカッティングシートを貼った状態の写真が掲載されていません。なんでや……
実は編集さんから写真を頂いていて、ここに載せてもいいそうなので、せっかくなので貼り付けておきます。 MacBookの林檎マークとかみたいに、開いた時に他人から見て正位置になるように貼った方が「らしい」んじゃないのかなーと思わなくもないですね!
あと、その次の号の日経Linux 2013年5月号なんですが、#!シス管系女子のレギュラー連載に加えて付録として、無印シス管系女子の全話(1~13話)のPDFが付録ROMに収録されるとのことです。以前のまとめ冊子は1~12話収録だったのですが、今回は1話増えてさらにお得と言えなくもないので、無印時代が未読で以前のまとめ冊子も見逃されたという方は是非ともご覧頂ければ幸いです。
告知が遅くなったのですが、日経Linuxの10月号が発売されています。Amazonでも買えます。
こちらの雑誌で「シス管系女子」というコマンドライン豆知識漫画を連載していたのですが、実は前回で終わってしまいました。なんと、今号には「シス管系女子」は載っていません。
というのは釣りで、代わりに「#!シス管系女子」第1話が載っています。タイトルがちょっとだけ変わって、新シリーズです。なので、話数カウントもまた第1話からです。これって一応新連載なんでしょうか?
で、どこら辺が違うのかというと、新しいタイトルでぴんと来る人もいるかも知れませんが、シェルスクリプトを主軸に置いた内容にしていく予定です。コマンドライン豆知識漫画から、シェルスクリプト入門+コマンドライン豆知識漫画にクラスチェンジです。みんとちゃんがどんどん濃い方向に突っ走っていく様を、どうか生暖かい目で見守って下さい。
ところで、前号からシェルスクリプト関係の連載がいくつか始まって、そのビッグウェーブに乗り遅れてなんでシス管系女子だけ1ヶ月遅れでシェルスクリプトなのかっていうアレなんですが、前号の作業を終えた後でリニューアルを打診されて「じゃあ手を出しやすい所でシェルスクリプトでも扱いますかねえ」とポヤーンと考えていたら届いた見本誌がシェルスクリプト一色で「ちょwwwwwwwwwきwwwwwいwwwwwてwwwwwなwwwwwいwwwww」ってなったんですけど、今更別のシリーズ(構想だけなら一応、Sambaでドメイン構築編とかアイデアがあるにはあったのです)にするのも厳しかったのでそのままシェルスクリプト編にしちゃいました。いやあ、みんな考える事は同じなんですね……
あと、「シス管系女子」第1話から第12話までのまとめ冊子が付いてさらに第13話も掲載の9月号なんですが、今見たらAmazonでは売り切れてました。マーケットプレイスでなら中古を買えるみたいなんですが、通常なら定価より値下がりする所、この号だけ高くなっちゃってました。バックナンバーのページから辿れるBP書店だと定価みたいなので、買おうと思ってたけど買いそびれたという方はこちらからトライしてみるといいかもしれません。
既にご覧になった方もいらっしゃるかとは思いますが、コマンドライン豆知識漫画の「シス管系女子」が連載されている日経Linuxの9月号が8日付けで発売となりました。Amazonでもお買い求め頂けます。
今回、別冊付録としてシス管系女子の1話から12話までを再録した「シス管系女子まとめ読み」が付いています(代わりにDVD-ROMは無し)。元々の掲載ページ数が少ないので全部で70ページにも満たないいわゆる「薄い本」なのですが、本誌掲載分も合わせると13話を一気読みできます。過去の回を見逃された方・「シス管系女子」ってなんやねん?と気にはなっていたけれども……という方は、是非ご覧下さい!
再録にあたって原稿を見返していると、「描き直したい……!」と思う所ばかりで、古い原稿はほんと見返すもんじゃないなと思いました。1話と2話はみんとちゃんの髪型が3話以降と少しだけ違ってた(3話から変えた)ので、カラー化のついでにそこだけ直しましたけど。
カラー化で思わぬ落とし穴だったのが、スクリーンショットでした。うっかりモノクロに変換した状態の物しか残していなかったので、同じような状況をまた作ってスクリーンショットを撮り直す羽目になってしまい、これがいろんな意味で辛かったです。元ファイルはなるべく残す、というのを怠ってしまった代償は大きかった……
ところで、付録の表紙と本誌掲載の13話(さらに言うとカラー化した1話・2話も)から、制作環境をComicStudio 4にアップグレードしました。コミティアの会場で買ってから半年ほど本棚の肥やしにしてしまってましたが、原稿のカラー化にあたってちょうどいい機会だと思って、頑張って移行してみました。ComicStudio 3から変わっている箇所が結構あって戸惑うことも多いのですが、13話を書き終える頃にはだいぶ慣れてきたような気もします。
あと、アップグレードついでに描画ツールを「鉛筆(ラスター)」から「ペン(ベクター)」に変えました。最初のもえじら組の同人誌で使った時に結構戸惑ったのと、やっぱり線編集に頼るのって邪道かな……という思いと、あと柔らかい線があって、それ以後ベクターのペンツールはずっと避けてしまっていたのですが、表紙に載せるならやっぱり綺麗な線じゃないとガッカリだよねとか、変な所にこだわって無駄に時間かかって汚い絵になるのと、ツールの助けを借りてサクッと綺麗な絵にするのとどっちがいいのかとか、そのへんの事を考えて、昼の仕事と無理なく両立させるためにも読者の皆さんにより良い物をお届けするためにもツールの機能を活かせる所は最大限活かした方がいいだろう……と考えを改めた次第です。
で、実際切り替えてみた感想ですが、いやー、いいですねこれ(手の平返し)。今までは「この線、なんか気に入らない……!」と思ったら消して描き直してという事を何度も何度も繰り返してたのですが、大体こんなもんやろってところで引けたら後は線修正で微調整するという感じで、ずいぶん時間が短縮された気がします。交点削除で髪の毛などの重なりを描きやすくなったのも大きい。あと、グレースケールのラスターレイヤに鉛筆を組み合わせた描き方だとどうしても線に半透明の部分ができてしまって、トーン処理する時に単純な閉領域選択の塗りつぶしだと線の所が逆に色が薄く見えてしまうというようなことが起こってしまっていたのですが、ベクターのペンツールだとパキッと線の色が着くので、単純な塗りつぶしのままでも結構見れる物になるんですね。これも時間短縮につながった気がします。
まとめると、ツールの機能をちゃんと使うと漫画制作は確実に楽になるのだなあとしみじみ実感したという話なのでした。
Firefox Hacks Rebootedの正誤表を早いとこ作らないといけないという事は認識しているのですが、他の事に忙殺されていて手を着けられていません。なので、自分の担当章で現在把握しているミス、出版後に状況が変化した点などについて書いておきます。(ここに書いた内用は、いずれ本書のサポートサイトにもまとめる予定です。このエントリは「速報版」ということで。速報と言うには遅すぎますが……)
本書での解説のうち、chrome.manifestの読み込みの方法の記述が事実と異なっています。
Components.manager.addBootstrappedManifestLocation()
およびComponents.manager.removeBootstrappedManifestLocation()
には、
chrome.manifestのファイルの位置ではなく、XPIファイルもしくはchrome.manifestがあるフォルダの位置を渡します。別のファイル名・別の位置のマニフェストファイルを読み込ませたい場合は、chrome.manifestの中からmanifestディレクティブで間接的に読み込ませる必要があります。
なお、Firefox 8および9ではBootstrapped Extensionsに含めたchrome.manifestは自動的には読み込まれませんが、Firefox 10からは自動的に読み込まれるようになります(Bug 675371)。
各地で既報の通り、デスクトップ版Firefoxのe10s有効化は当面行われない事になりました。これらの節で解説しているMessage Managerの仕組み自体はまだ残されるものと思われますが、個人的な予想として僕はMessage Managerの仕組み自体も将来的に削除されてしまう可能性があるとも考えています。ですので、何らかの事情でどうしても使わないといけないという事でない限りは、Message Managerの仕組みは使用しない事を、僕個人としてはお勧めします。
かなりのページ数を割いたにも関わらずこういう事になってしまって、本当に残念です。既に本書の内容を参考にe10s対応のための準備を始めていた方もいらっしゃる模様で、Firefox 3 Hacksの時のFUEL解説と同じように、結果的に皆さんを振り回してしまう事になってしまい誠に申し訳ありません。
サンプルコード中でnsIWeakReference
という記述がありますが、これはnsISupportsWeakReference
の誤りです。
data: URIは利用できないと書いていますが、Firefox 10からはdata: URIも利用できるようになります(Bug 699857)。
本節ではChromeWorkerの名前空間で、XPConnectへのアクセスのためにXPCOM
というオブジェクトを利用できると書いていますが、Firefox 8正式版ではこの機能は廃止されました(Bug 649537)。ワーカーの名前空間からは、XPConnectは一切利用できません。
ただ、本節で述べている通り、元々ワーカーの名前空間からXPConnect経由で利用できる機能はほとんど無かったという事と、js-ctypesは引き続き利用できる(Nightlyで実際に確認しましたので、これは間違いないです)という事から、実質的にはほとんど影響の無い変更だったと言えます。