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頭の回転が鈍いこと - Mar 23, 2006

男女の性差の一つとして、男性は物事を解決するために会話をするが、女性は共感するために会話をする、という話がある。それがどこまで本当かは知らないけど。

で、こういう話が出てくるときというと大体において、「女性が悩みを愚痴るのは、共感して欲しいからなのであって、解決策を探して欲しいわけではない。なのに男性は、悩みの解決策を真剣に考えて、女性に対して意見する。すると女性は、自分の気持ちを分かってくれない、話を聞いていない、と感じて怒り出す。こういう場合男は、適当に相づちを打って話を聞くのがよい。」という風な話がセットでひっついてくる。

ところで、僕は自分で記憶している限りは、そういうトラブルに見舞われたことがないように思う。その理由を考察してみた。

僕という人間は、頭の回転がひたすら鈍いというか、モーターがかかり始めるが遅いというか、とにかく、思考のキレの宜しくないタイプだ。そのせいで、聞いた愚痴を元に解決策を考えようとすると、軽く数分から数時間、下手をすると日単位でシンキングタイムが発生してしまう。

かといってその間無反応というわけにも行かない。そこで、とりあえずインプットだけ解放して、話は聞く。「うんうん」「そーだね」とか相づちを打ちながら、自分の思考をどうにかまとめ上げようとする。

僕の場合、この時間が知らず知らずのうちに、「話をじっくり聞き、共感している」ような状態になっているのではないだろうか。それで、相手の「愚痴りたい欲求」「共感されたい欲求」が充分満たされた後、忘れた頃になってやっと「さっきの話だけどさ、」と練り上がった解決策を披露できて、結果として、「Yes, but...法」のようなものになっているのではないか。

そんな仮定をしてみた。

……いや、分かってんですよ、ほんとの理由は。ええ。単に女性と話す機会自体が無いだけです。多分。いいじゃないすか、このくらい妄想に浸らせてくれても……ねぇ?

負の連鎖の鶏と卵 - Mar 17, 2006

本当はオタク趣味なんて好きでもなんでもない仕方なくオタク趣味やっている、そんな人が脱オタ者には多い、と天馬氏は言う。でも、人は最初から最後までそうであるとは限らないのかもしれない、途中からそうなってしまうものなのかもしれない、と、Masao氏のエントリと天馬氏のエントリを見比べていて思った。

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愛と死の宣告 - Mar 17, 2006

自分の恋愛行為が本当に恋愛と言える物なのかどうか、未だに自信を持てず揺らぎに揺らいで、悩みに悩んでいる自分にとって、「お前は人を愛せなどしていない」と喝破されることは、死の宣告にも等しい。

何故なら、「じゃあどうすればいいの?」では済まされ得ない話だから。

だからやめちまえ、という理屈に反して、それでも自分はパートナーとの関係を続けていきたいんだ、と理に適わぬ事を口走って、矛盾している所をことさらアピールするのが、胸の奥から流れ出て咽を満たした血の赤い泡を飛び散らせながら必死で吸おうとする僕の最後の一呼吸。

社会の隅っこの崖っぷちからかろうじてぶら下がってしがみついていること - Mar 01, 2006

今日はいつにも増して嫌らしいことを書いちゃうよ。いやらしいって、エロいって意味じゃなくて、見ててムカツクって意味よ。

脱オタ――オタク趣味を捨てるという意味ではなく、ここでは、オタくさい外観の改善を図るという意味で――ということを考え始めるようになってから、僕は、ずいぶん気が楽になったように思う。自由にものを考え、自由に表現できるようになったと思う。

本格的にエロ同人誌を作って売るなんて、脱オタを意識し始めるまでは、あり得なかったことだと思う。「脱オタ」を意識し始めてからこっちの方が、オタクとしてしたいことをしたいようにやっていると思う。それよりも以前の方が、「健全であること」「一般にも受け入れられること」にこだわって、自ら枷をはめていた気がする。皮肉なことに。

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非モテとナルシシズム - Feb 26, 2006

ってタイトルを付けてみたけど実はそんなに深い考えがあるわけでもなく。強いて言うなら「非モテ非モテと言ってる人は結局自己愛が強くて自意識過剰なだけなんじゃないの」とかその辺の話? モデルケースは僕自身ですが。

自分大好きのナルシストでもいいんだ! でも、自分大好きのナルシストには二種類いるねという話。繊細で感受性豊かなように見えて実はナルシシズムの屈折した形でしかない人の恋愛の話。

おう、オレだよ、オレオレ。(オレオレ詐欺) しかし分かっちゃいるけどやめられないんだな。何と言っても簡単に「いい人」ぶれるし。でもこの病みっぷりは不健全なことは確かで。

こういう問題は、自覚的に「治せる」物なんだろうか? 治せないものなら、僕のような歪んだ人間は生きる資格も他人と関わる資格も無く、自制して生きるしかないのだろうか。自制心がないなら、収容所にでも入れて貰って人様にせめて迷惑をかけないようにしないといけないだろう。昔なら(もしかしたライまでもありますか?)、座敷牢行きとか。でもそんなところ手間で他人様に迷惑をかけるって一体どうなのよ? つまりもう「生きる」という選択肢自体がヤバいということにですね。

……

ところで、綴りはnarcissistとかnarcissismなんだから、言葉的には「ナルシスト」ではなく「ナルシシスト」、「ナルシズム」ではなく「ナルシシズム」が正解だと思うんだけど、それぞれ前者の方が広く使われているような気がするのは気のせいだろうかどうだろうか。やっぱり発音しにくいからですかね?(誰とも無く)

容姿とか性格とか存在とかの評価 - Feb 13, 2006

容姿だけじゃなくて性格を見てくれ、っていうけれどはてブ

性格にしろ存在にしろ技能にしろ容姿にしろ、価値判断をするということは、評価をするということは、値踏みをするということは、「それより優れているもの、交換可能なもの」の存在の可能性を認めるということではないだろうか。

評価そのものをしないこと、ただ受け入れることが、恋愛に至るような関係では、必要なのかも知れない。でも「そうすることが必要」と理屈をつけることで、価値判断を保留する言い訳にしているだけなのかも知れない。「より上」を見ようとしてしまうことによる相手への不誠実を非難されるリスクから逃れようとしているだけなのかも知れない。

黒沢への感情移入 - Feb 08, 2006

「最強伝説黒沢」の序盤を見て、黒沢に感情移入できるか? 彼の悲しみ、恐怖、焦燥感を感じることができるか?

僕は、以前なら確実に、それができた。涙すら流せた。というか実際泣いてた。

それができなくなっている自分に、最近気がついた。むしろ、「安全圏」からこの物語を眺めている自分が嫌にすらなった。

これは、よい傾向なのだろうか? おそらく、そうなのだと思う。というか、そう考えなくてはならない。彼に感情移入できるということは、孤独に震えていて、人付き合いがうまくいってなくて、潤いが全くなくて、経験すらなくて、閉塞感に苛まれていて、足元の「何も無さ」に怯えていて、という状態をリアルに感じられるということだから。そんなドン詰まりの状態でなくなることを「良い」と考えないで、何を良いと考えればよいのか。

でも、寂しくもある。もし今の幸せを失っても、もう完全には戻れないのではないかと思う。戻りたい、とも思わないけれども。ただ、何かが変わってしまったのだということを、これ以上ないほどはっきりと意識させられた。

合理化 - Feb 05, 2006

アキバ系とは - 狐の王国コラム:アキバ系とは - iwatamの個人サーバ「理系」が「アキバ系」に取って代わられ、「理系の町」が「アキバ系の町」に変容してしまった、ではその「アキバ系」の正体とはいったい何なのか、という話。

これを見て考えたこと。

何らかの理由で対人関係を築く動機または技能を欠いてしまった。それにもかかわらず、対人関係の構築を切望し、理想(対人関係に不自由ない状態)と現実(対人関係を築けない状態)のギャップに苦しんでいる――これは多くの「非モテ」に共通する状況だと僕は考えている。

ただ、対人関係の構築を切望する理由が非モテのタイプによって異なるのではないか。

まず挙げられるのが、上記文言に全てが集約されるタイプ。すなわち、対人関係(特に異性との)を上手く築けないことが最大の問題と自覚しているタイプ。これを非モテA型と仮に呼ぶ。

次に挙げられるのが、別の問題によって上記文言の問題が引き起こされているタイプ。すなわち、本人は対人関係の構築を望んでいない、にもかかわらず、周囲が対人関係の構築を強要してくる――「周囲が価値観を押しつけてくること」、不当な同調圧力が常態化してそれ自体が異常・不当とは考えられなくなってしまい、「押しつけられた価値観に自分は何故適合できないのか」に苦しんでいるタイプ。これを非モテB型と仮に呼ぶ。

そして、もう一つ挙げられるのが、自分自身は非モテB型であると自己認識しているにもかかわらず、実際の所は非モテA型であるというタイプ。周囲と自分の価値観が根本的には同じで、対人関係の構築を切望しているのならば、対人関係構築能力に欠陥がある状態、あるいは、対人関係の構築を切望している状態は、相対的には敗北である。しかし自分が敗北していると認め、常に自分がその状態に置かれていることを意識するのは、精神的苦痛を伴う。そこで、その苦痛から逃れるために、自分が敗者となっているのは自分と周囲の価値観が違うからであって、この敗北は実は敗北ですらなかったのである、異なる価値観を押しつけてくる周囲が悪いのだ、と自分を納得させる(防衛機制のうちの「合理化」)。これを非モテC型と仮に呼ぶ。

プライド(と自分では呼びたがっているけれども、周囲から見れば単なる見栄)の高い非モテA型は、非モテC型に堕ちてしまう傾向があるのではないだろうか?

ただ非モテC型であるだけならば、おそらくそれ自体は問題ではない。ただ、合理化に合理化を重ねていくと、問題はよりこじれていく。非モテC型をこじらせた状態に陥ることこそが、最も忌避すべき事態なのではないだろうか?

- Jan 23, 2006

イーマとか阪神百貨店とかをハシゴした時のことなんだけど

O君はバーバリーでカバンを選んでいたんだけれども、二つのカバンをとっかえひっかえしながらどっちがいいかで悩んでる彼を見て、僕はこらえきれなくなって涙があふれて泣き出してしまった。

似たような所にいたとばかり思っていて、僕と相変わらず友達でいてくれてる彼は、しかし、ここ数年でもう、僕の手の届かない遠い世界に行ってしまった。僕には分からないようなハイレベルの所で物を選んでいる。僕なんて、彼が選んでいる物のどっちを買ったところでどうせ使いこなせないし着こなせない。僕はかつて、脱ヲタした別の友人を見て、「彼にもできるんだ、僕にもできるんじゃないか?」と思った。でも昨日は、商品を手に取って選ぶ友人の姿を生で見て、「ああ、僕は彼には永遠に追いつけない。大きく引き離されてしまった」と思った。

それで恐怖と悲しさと焦りと情けなさと悔しさと諦めと羨望と嫉妬と絶望が心の中で急激に膨れあがって、ついに涙となって溢れてしまった。いい年こいたオサーンが人前で涙目で鼻すすり上げてんの。キモイね。キモイにもほどがあるね。

何より大きな、そして絶対追いつくことのできない差は、それで僕のことを慰めてくれる彼の懐の広さだろう。そんな人間にどうすればなれるのだろう。これが分からない限りきっと僕はずっと、怯えて生きていくことになるんだろうな。

脱ヲタしたいと願う人の性格にも色々あると思うけど、僕みたいに激しい劣等感と歪んだ優越感と空虚な自尊心ばかりの人間が人を頼って脱ヲタを望むとしたら、こういう負の感情をいかにコントロールしきるかが大きなポイントになるんじゃないかという気がする。

脱ヲタブランド - Jan 23, 2006

脱ヲタした友人に聞いた話。バーバリー・ブラックレーベルはヲタ御用達の脱ヲタブランドだと言われてる、とかなんとか。

ガノタの僕としては、この状況をガンダムの例で考えずにはおれん。よく分からんのだけど、これは例えて言うなら、ガンダムシリーズではΖガンダムの商品が一番よく売れるという話に似てるんじゃないだろうか。

Ζは顔、脚、胸、腰など、各部のパーツが鋭角的で、平たく言えば、かっこよく見える。また、言うまでもないけれども、変形という最大の魅力を持ってる。要するに、男の子の憧れる要素の塊なんだ。

脱ヲタブランドと呼ばれてしまっているようなブランドも、万人に分かりやすいかっこよさを持ってるから、選ばれるだけなんじゃないのだろうか。格好いいものが欲しい人が、かっこよく見えるものに飛びつくのは当たり前なんじゃないのか。これは、物事の導入編としては非常に妥当な選択なのではないだろうか。

それに対する反発、すなわち、そんな十把一絡げにくくれる有象無象とは俺は違うんだぜ、俺はあいつらには分からないかっこよさを理解してるんだぜ、有象無象に含まれてるお前は浅い人間だな、と揶揄するのが、いわゆる「中二病」。中二病に囚われている人からの攻撃をいかにかわすかが、新しい物事に挑戦する上で挫折しないための鍵になるのではないだろうか。

とかなんとか何となく思った。

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