たまに18歳未満の人や心臓の弱い人にはお勧めできない情報が含まれることもあるかもしれない、甘くなくて酸っぱくてしょっぱいチラシの裏。RSSによる簡単な更新情報を利用したりすると、ハッピーになるかも知れませんしそうでないかも知れません。
の動向はもえじら組ブログで。
宣伝。日経LinuxにてLinuxの基礎?を紹介する漫画「シス管系女子」を連載させていただいています。
以下の特設サイトにて、単行本まんがでわかるLinux シス管系女子の試し読みが可能!
ということで、アップデートしました。余りに久しぶりの更新すぎて更新の手順を忘れてしまっていたのはここだけの秘密です。
やってることとしては、リンク先にも書いてるけど、まず検索対象のフォルダのメール全部を走査してヘッダ情報を収集。次に、それを文字列として連結して検索用のデータを作成。それに対してXUL/Migemoで生成した正規表現でマッチングを行い、ヒットした箇所を抜き出して、それを検索語句としてThunderbirdに渡す。という手順で、ローマ字入力でのメール検索を実現しています。今のところヘッダ情報しか収集していないので、本文内に含まれる単語は検索できません。要約とかをきちんとキャッシュするようにすればできるのかもしれないけど、そこまでやると大変そうなので今のところはここまで。
ハードディスクが逝ってしまった後に再構築した環境でテストしている都合上、大量のメールがある状況でどのくらい重くなるのかは未検証です。ヤバいくらい遅くなる場合は、設定ダイアログから「メールの検索でXUL/Migemoを使用する」のチェックを無効にしてください。
んぁ。意図したわけではなかったんだけど肉の日リリースになった……
緑のgoo版Firefoxが今日公開されました。緑のgooは収益の15%が環境保護団体に寄付されるという検索サービスで、緑のFirefoxを使うと普通に検索してるだけで環境保護に貢献できるYO、という物です。
詳しくは配布ページなりITmediaやCNET JapanやINTERNET Watchの記事なりに書いてありますが、要するに、デフォルトの検索エンジンが緑のgooになってて、緑のgooで検索した回数がツールバー上の「gooの木」ボタンに(gooの木の本数換算(検索100回=gooの木一本)で)出て、おまけに緑のgooっぽいテーマが適用されてる、というFirefoxです。導入済みのFirefoxに全く同じ機能を追加するアドオンも同時に公開されてます。
まあぶっちゃけ、タブが使いやすくなるとかそういう系の実用的なメリットは特に無いっちゃあ無いんですが、損したり面倒な手間をかけたりしないでも普通に検索するだけで環境保護にチョコっと貢献できる、社会的なメリットがあるアドオンというのは珍しいんではないでしょうか。緑のgooのWeb検索のバックエンドはGoogleなので普段ググりまくりの人にも特にデメリットは無いし。ということで僕も今のところデフォルトの検索エンジンは緑のgooにしてます。
なお、他の検索エンジンと併用するためにセカンドサーチも入れておくとより一層便利でしょう(宣伝)。
需要がどれだけあるか分からんけど、ツリー型タブをTab Mix Plusと同時に使えるようにしてみた。といっても左右にタブバーを表示した場合限定で、それ以外の場合については全然まったく動作確認を行っていないので要注意。とりあえず多段タブの設定になってる時はそれを自動的にキャンセルするようにはしてあるけど、TMPの設定次第ではグッチャグチャになる可能性もある。
TMPによって改変された後のDOMツリーは旧TBEを思わせる混沌とした有り様で、解析するのにえらく骨が折れた……
表題の通り。やらなきゃいけないことが他にあるのに放っぽって巻き戻し/早送りボタンをいじっていました。
Rewind/Fastforward Buttonsは現在自分でも使ってる奴の中では最も初期の頃に書いたコードがそのまま残ってるアドオンの一つで、機能を加えるとかバグを直すだとかをやろうにもやる気が萎えるような作りだったので、長年放置してたんだけれども、現実逃避を兼ねて、ワリと最近作ったアドオンと似たようなスタイルになるようにコードを全面的に書き直したのですが、それだけじゃナンだったので、これまた前々から課題として残っていたAutoPagerizeのSiteInfoの自動インポートも実装してみました。
Wikiには次のページへのリンクの検出ルール(nextLink)しか書かれていないのですが、巻き戻し/早送りボタンは前のページへのリンクに対しても処理を行えるように作ってあるし、他のユーザースクリプトなりアドオンなりで前のページへのリンクの情報を使うような物もあるかもしれないし、ということでSiteInfoには前のページへのリンクの検出ルール(prevLink)も含めてもらえると主に僕が嬉しいです。でもそれだけのために圧倒的多数のAutoPagerizeユーザの人にとってはまったくゴミにしかならない情報をWikiに掲載してもらうというのはAutoPagerizeユーザの反感を買いそうな気もします。
自前で専用Wikiを立てるしかないのでしょうか……
途中まで作ってた奴をもう少し作り込んで、正式版としました。
表示するサムネイルはローカルに保存しています。前後のページのサムネイルを表示する方法には色々やり方がありそうなんだけど、とりあえず一番作るのが楽そうな方法(記憶領域を無駄遣いする代わりに、確実に動作して、トラブルも起こりにくい)を選びました。
ちなみに最初はキャッシュと同様にサムネイルを一つ一つ画像ファイルとして保存するように作ってたんだけど、サムネイルが溜まってきた時に要らないやつを削除する処理について、効率的にやれる方法を思いつけなかったので、思い切ってMozStorage(SQLite)に手を出してみました。画像はdata: URL形式の文字列としてプロファイル内のbfthumbnail.sqliteに格納されます。SQLのことはよくわからんのでFirefox内のコード等を見ながら見よう見まねで書いてみたんですが、一応動いてるみたいなので大丈夫なのかな、と。
戻る・進むボタンにおけるツールチップを見てサクッと作ってみた。
まだ色々未実装だけどとりあえずソースだけ公開しときます。
タブをバカスカ開く人のために、いろんなアドオンが開発されている。とりあえず僕が存在を認識している物を、分類して列挙してみた。
素のFirefoxでは、タブが多くなると画面外に隠れるタブが出てきてしまい、タブを探したりタブを切り替えたりといった操作が非常に面倒になる。大量のタブをいかにして管理するか、という観点から考えられるアプローチはこんな感じだろうか。
また、素のFirefoxでは、すべてのタブが同じように表示されるので、タブ同士の見分けが付きにくい。沢山のタブの中からいかにして操作したいタブを素早く見つけるか、タブを見分けるか、という観点からだとこうなるだろうか。
「これが抜けてるぞ」というのがあったら指摘をよろしく。
僕自身は、以前はTBEで「複数行表示」且つ「グループを色分け」という使い方をしてたけど、TBEにツリー表示機能を加えてからは「ウィンドウ横でツリー表示」で「シルエット(インデント)でグループを判別」という使い方に変わった。
同じ色のタブの「グループ」が途中で改行されると混乱の元だし、そもそも色を判別しにくい環境だと、色での判別自体が困難になる(僕自身は特に色弱とか色盲とかの症状はないと思うけど)。それに比べて、タブのインデントのようにシルエットでのグループの明示は、色の再現性が悪い環境でも影響を受けないし、視認速度の点でも圧倒的に上回ってると思う。元々縦一列にシーケンシャルにタブが並んでいるから、複数行表示のような二次元の配置に比べれば視線の移動は少なく済みそうな気もする。
という事情があったのでツリー型タブではタブの複数行表示機能はオミットしたし、そもそもタブバーを画面の左右以外に置くという設定も設けるつもりは元々なかった(汎用性を高く作ってたら、たまたまできちゃった、という感じだ)。
多分、勘違いしちゃいけないというか固定観念に囚われちゃいけない部分だと思うんだけど。ここまで「タブ」という言葉を軸にして書いてみたけど、実際の所は別に「タブ」が重要なわけではない。たくさんあるWebページを一つの画面に表示しきれないから、現在表示されていない分のWebページへアクセスするための「目印」、「手がかり」だけを見えるいちに表示させておく。その概念を現実に僕らが目に触れる物に当てはめた時に、書類を綴じたファイルの中のあちこちを行ったり来たり、あるいは机の引き出しの中を行ったり来たりするために使っている「タブ」が、一番誰にでも分かるしっくり来るメタファだった、ただそれだけのことなんじゃないかと思う。
Separeのような「セパレータ」の導入やタブの色分け、タブにサムネイルを……というのは、「タブ」という現実のメタファに則って発想された、「多数のタブをより効率よく管理するための工夫」と言えると思う。それに対して、ツリー表示とかサムネイル一覧とかは、そういう「現実世界のメタファのタブ」の制約を超えて別の次元に飛び出している、「沢山のWebページ」というものをタブよりもより的確に視覚的に表現する試みと言えるんじゃないだろうか。Mac OS XのExposeもDockもそれと同じだと思う(どうでもいいけど、Windows Vistaのウィンドウ切り替えのアレは、見た目は派手だけど、前述のような「沢山のものをより効率よく一覧する」「沢山のものの中から目的のものを見つけ出す」という観点からの工夫には欠けていて、だから実用性はイマイチなんじゃないか?)。
「タブ」というメタファに依拠すると、そのUIの使い方を誰でもすんなりと理解できるようになるけれども、しかし同時に「タブ」という現実の存在が持つ色々な制約に発想が囚われてしまう。その制約から離れればツリーとか全サムネイル一覧とか、あるいは検索ベースの一覧のような物も生まれ出てくるけれども、今度は逆に、それが何を意味しているのかというメンタルモデルを構築する手がかりがないために、使い方が分からず戸惑ってしまうリスクが増える。あらゆる人を満足させられる一つの答えは、この世の中のどこかにあるんだろうか? 誰がそれを最初に見つけ出すんだろう?
タブブラウザ拡張3を公開しました。
……といっても実際にタブブラウザ拡張のバージョン3を作ったわけではなくて、情報化タブ、マルチプルタブハンドラ、ツリー型タブ、ソース表示タブを以前訳したマルチアイテムパッケージの作り方のまんまで一つにパッケージングしただけですハイ。「TBE3」をインスコすると上記4つのアドオンがアドオンマネージャに普通に並びます。
まあ、色々要望等はあると思うけど、僕にとってはこれだけ揃ってたら「TBE3」と名前を付けてもべつにいっかなーと思えている、僕にとっての「タブブラウザ拡張」の「他では替えが効かないもの」はこういう事かな、という感じです。
僕自身はこれに加えて以下のアドオンを組み合わせて、旧TBEで使ってた操作感をなるべく再現して使ってる。
逆に、TBEが持ってた機能で今の環境(他のアドオンとの組み合わせも含めて)に欠けてるのは、タブの複数行表示、タブの色分け、フォーカスの詳細な制御、タブのロック、自動リロード、別サイトへのリンクを常に新規タブで開く(別サイトへのリンクをタブで開く機能はツリー型タブ 0.3.2007102902に実装した)、リファラの送信禁止(Adaptiva Referer Removerで代用可能)、JavaScript・Cookie・Refreshによる自動リロード・プラグイン・画像表示それぞれのタブごとの有効無効の設定、それらの情報をブックマークに保存する、といった機能か。
また後で改めて書くけど、タブブラウザ拡張いっこのためにOSのアップグレードすら半年以上(Firefox 2リリースの時から数えれば1年近く)できずにいたので、ついにここまで来たかぁ、と感無量です。
なお、TBE3に含まれている4つのアドオンはどれも一応最近のMinefieldで動作確認はしてるので、次のFirefoxメジャーアップデートの時には今回よりはすんなり移行できるんじゃないかなと思ってる。まあまだUIまわりが(特にタブが)色々変わる可能性はあるようなので安心はできないけど。
公開した後から言うのもナンだけど、横長のタブバーでツリー表示にはやっぱり無理があるよねぇ……横長の時は多段タブバー、縦長の時はツリー、というのが最強のような気がする。縦長で多数列とか横長でツリーとか、逆の組み合わせは正直言って使いにくいことこの上ない。設定UIからは削って隠し機能止まりにしといた方がよかったかも。「できる」というのと「するべき」というのとは別問題だ、ということを痛感した。