たまに18歳未満の人や心臓の弱い人にはお勧めできない情報が含まれることもあるかもしれない、甘くなくて酸っぱくてしょっぱいチラシの裏。RSSによる簡単な更新情報を利用したりすると、ハッピーになるかも知れませんしそうでないかも知れません。
の動向はもえじら組ブログで。
宣伝。日経LinuxにてLinuxの基礎?を紹介する漫画「シス管系女子」を連載させていただいています。
以下の特設サイトにて、単行本まんがでわかるLinux シス管系女子の試し読みが可能!
LVMを使って460GBほどの領域を確保して/backupにマウントした所までやったので、その続き。
バックアップ対象は色々あるんだけど、大まかに言って3種類ある。
これらのバックアップ対象を、日付の名前を付けたディレクトリの中に(圧縮して)コピーすると同時に1ヶ月以上前のバックアップは自動で削除する(=30世代のバックアップを取る)、というシェルスクリプトを1日1回自動で走らせる、というのが最終目標です。Googleであちこち検索して回って、コマンドの使用例をコピペしまくった。
作業用ディレクトリとその日のバックアップディレクトリの作成はこんな風に書いた。
#!/bin/sh
destparentdir=/backup
destdir=${destparentdir}/`date +%Y-%m-%d`
mkdir $destdir
ファイル(ディレクトリ)のバックアップはtarコマンドを使う。「j」オプションでbzip2形式を指定して圧縮してみる。
tar cjf $destdir/svn/hooks.tar.bz2 /var/svn/repos/hooks
データベースのダンプは、Subversionならこんな感じになった。
ダンプを吐く端から圧縮するというやり方が分からなかったので、一度作業ファイルを出力してから圧縮してみた。svnadmin dump /var/svn/repos/ > $workdir/dump
tar cfj $destdir/svn/dump.tar.bz2 $workdir/dump
rm $workdir/dump
svnadmin dump /var/svn/repos/ | bzip2 > $destdir/svn/dump.bz2
bzip2をパイプで繋げて、ダンプが吐かれるそばから圧縮。MySQLのデータベースの場合はsvnadminではなくmysqldumpコマンドを使う。
cronの設定の出力は、こう。
crontab -u tdiary -l > $destdir/crontab-tdiary
会社サイトのブログ部分の自動出力はtdiaryという名前のユーザの自動処理になっているので、こうなる。
最後、30日以上前のバックアップを消す処理はこう書いた。
BACKUP_DAYS=30
...(略)...
find ${destparentdir}/ -ctime +$BACKUP_DAYS -type d -maxdepth 1 -print0 | xargs -0 rm -r -f
...(略)...
これで、日付が30日より前のバックアップディレクトリは自動削除されるようだ。(※この処理は新しいバックアップを作る処理よりも前に書くのが望ましい。そうでないと、ディスクがいっぱいになってしまう場合があり得るから。まぁ、それも根本的な対策にはなってないんだけど……)
-maxdepth 1
を付けないと、下層のファイルから削除されるせいで上位ディレクトリの更新日が新しくなってしまい、削除されるべき古いバックアップが消えなくなってしまう。これに気付くのにだいぶかかってしまった。あと、ここでは-print0
でNULL文字区切りで検索結果をパイプに出力して、xargs -0 rm -r -f
で受け取って一度にファイルを削除するようにしてある。
このファイル(今の置き場所は /backup/backup.sh )のシンボリックリンクを/etc/cron.daily/以下に作成(sudo ln -s /backup/backup.sh /etc/cron.daily/baskup)した。これで、root権限でこのスクリプトが1日1回自動的に実行されるはずなんだけど……とりあえず明日どうなってるかまた見てみよう。
追記。どうやらタスク自体は実行されてるようなんだけど、実行されてる時刻が設定と違うような…… /etc/crontab に書かれた /etc/cron.daily/ 以下のタスクの実行時刻は22時なのに実際には翌日7時から動いてるみたい。9時間差ってことはUTCとJSTのずれっぽいんだけど、どこをどうすれば直るのか分からない。まあ今の所特に支障があるわけでもないようだし別にいいか……(←ひどい)
2009年1月5日追記。正月明けて見てみたら古いバックアップが自動削除されてなかった……しょうもないミスでした。/backup/ 以下を検索しないといけないのに、/backup/最新のバックアップディレクトリ/ の中を検索してた。そりゃ古いファイルが見つかるわけがないです……
2009年3月19日追記。スクリプトを/backup以下に置いてcronにはシンボリックリンクを……という風にしてたせいで、スクリプトの編集から30日後のタイミングで古いバックアップと一緒にバックアップ用スクリプト自体まで消えてしまってました(ぉぃ)。アホス。これは置き場所を変更して解決しました。
所用でMozilla Japanオフィスに行った際、とても幸いなことに、Aza氏と話すことができた。
ちょうどPCを持っていたので、XUL/Migemoのデモをお見せした。IMを使わずに日本語を検索できる様子というのは、なかなかインパクトがあった……っぽい。と思う。
結論から言うと、僕の理解は大筋ではそう間違っていなかったようだ。「translate "english sentence" to japanese, and email to jono」や「『別れたい』をググってマスダる」みたいな複数の「動詞」の組み合わせ(チェインとかパイプとかそういう感じのもの)は、Ubiquityの将来のバージョンで入れる予定があるとも言っていた。セカンドサーチやLookpickやinquisitorについては、悪くないけどいまいち、という風に言っていて(……だと思う。英語不得意なので曖昧)、Aza氏はむしろもっともっと先を目指しているようだった。「動詞」を人間がいちいち入力しなくても、例えばSocial IMEやGoogleやYahooがそうしているように、多くのユーザの行動傾向をベースにして統計処理により精度の高い推測を行うようにする、という風なことも考えているとのことだった。
UbiquityはFirefox上で動作するものだけれども、もっと言えばデスクトップ環境のどこでも動作するようにできれば一番イイ、とも言っていた。彼がUbiquityの前に作ったEnsoがまさにそうで、デモしてもらった様子を見たら、デスクトップ上で特定のホットキーを押すとUbiquityのような物が起動してUbiquityのようにコマンドを入力できる、という物だった。
そういった一連の話を経て僕が思い浮かべたのは、ATOKダイレクトだ。ユーザが語句の入力を行うフロントエンドにいつも存在していて、デスクトップ環境のどこででも動作して、おもむろに始めた入力操作から「乗り換え案内」や「辞書検索」といった多様な機能をシームレスに呼び出すことができる。(それに、日本語圏のユーザなら基本的にいつでもIMEを使っているから、UbiquityやEnsoのように「それを使うためにモードを切り替えるぞ!」という気負いをしなくていい。そういう意味で、こういった操作系に馴染みやすいのはもしかしたら日本人や中国人の方なのかもしれない。)
Aza氏は、ATOKがプロプライエタリな製品であるということを残念がっていた。僕はUbuntu上のATOK X3で変換候補から同音異義語の説明が出る様子を見せたけど、これがもっとオープンな物だったら……と彼は言っていた(この時僕は、PerlやRubyからATOKダイレクトAPIを簡単に呼べるということを完全に失念していたので、そのせいもあるとは思う)。オープンソースの環境で、完全にオープンなソフトウェアだけで、IMから追加コマンド(アドオン、プラグイン)まで全部まかなえれば、もっと自由度が高くなってイノベーションが産まれるかもしれない、と。
ATOKダイレクトのようにどこでもシームレスに使えて、Ubiquityのように簡単に機能を追加できて、Webの向こう側にあるサービスと連携できる。そういう物がAza氏の当面の目標なのかもしれない。
ただ、IMをこれから新しく作るというのは、特に日本語や中国語のユーザのためにそうするというのは、さすがに無謀だと僕は思う。Ubuntu環境では最初からSCIM Anthyが使えたにもかかわらず、Firefox 3 Hacksを執筆するにあたって、大量の文章を入力する時に誤変換によるストレスが尋常でなかったため、慌ててATOK X3を購入することにした。という自分のエピソードも引き合いに出して、日本語圏のユーザにとってIMは空気のように欠かせない存在であって、その品質が日常の生産性にダイレクトに影響する、だから生半可なIMでは使ってもらえない公算が高い、ということをつい熱く語ってしまった。まあ、やるとしても、Anthyのようなすでにある開発コミュニティと協力し合って進めるのがまだ現実的だろうと思う。
ところでATOK 2008を買いそびれてしまったためというのもあって僕は全然知らなかったんだけど、ATOKダイレクトって想像以上の物みたいだ。HowTo記事によると、プラグイン作るのも関数を1つ定義するだけでいいという簡潔さだし。ATOKダイレクト開発者ブログでは色々ユニークなプラグインが紹介されている。これは20日にでもAza氏に補足として伝えておかないといけないなあ。阿波徳島マジパネェ。
余談だけど、GIMPのGUIはほんとひどいな!という所でAza氏と意気投合できたのは愉快だった。実際にそのツールを使って何かをする人の立場に立って、実際に使う場面でのフィーリングを大事にする、ということの重要性をAza氏も気にしていた。日本語圏でUbiquityのような物を使おうとする時に、キーボードを使って言葉を入力するということ自体がもう大多数の日本人にとってとてもストレスフルだという事を思い、僕は、日本人のフィーリングに合うUIの設計の難しさというものを改めて実感した。
20日のアレに先んじて、抜け駆けのようになってしまったけれども……色々話せたのはとても良かったと思う。この時の会話で深まった理解を還元したくて、こうして書いてみた。
Ubiquityにも、コマンドを作る人というのよりももっと深いレベルでこれからコミットできればなあと思う。
熱く色々書いてみたけど、書いたら書いたで落ち着いてきてまたネガティブな見方が増してきた。
複数の動詞を繋げて……と書いたのはやっぱり僕の考えすぎ・妄想しすぎだったっぽい。がんがんコミットしてそういう方向にこれから持って行く、っていうことは可能かもしれないけど、Aza氏の想定はそういうことじゃなかったって事のような気がしてきた。やっぱりもっと単純な考えだったのか? と。
アイコンより言葉の方が分かりやすいんじゃね?という発想。アイコンをたくさん並べていちいち見比べるよりも、言葉を直接入れちゃえばよくね?という発想。その前提にあるのは「沢山の言葉が頭の中に入っていて、瞬時に適切な物が思い浮かぶ」っていうことだ。「頭の中に入って無い」のも「瞬時に思い浮かばない」のも、Ubiquityを使うためには致命的な問題となる。(だから、前のエントリの最後でもセカンドサーチ的な「動詞の提案」という案を書いたんだけど。)
そう考えると、そういう発想が出てくるのはAza氏が天才だからじゃないのか? 天才が考えたツールは凡人には使えないんじゃないのか? という疑念がムクムクと膨らんできてしまう。
タイトルが釣りっぽくて誤解されそうだけど、僕だって自分のことは凡人と思ってる。前のエントリに書いたような物が実現されたとしても、自分が使える「動詞」は10個にも満たないだろう、下手したら5個とかそのくらいだ。それ以上はとてもじゃないけど憶えられたもんじゃないだろうと思ってる。いざ使おうとしても「あー、あれ何だったっけなあ、えーと、うーんと、もうここまで(ノドのあたりを指しながら)出てきてるんだけどなああああ」とウンウン唸ってるんじゃないかって気がする。
勝手に妄想補完して勝手に舞い上がって、そしてこうして勝手にまた落ち込んでる自分が恥ずかしいなあ。
という風に考えていた所でplus7さんのコメントに気がついて、plus7さんが紹介してくださったForthというのを見てみた。おおお……これってあの日本語プログラミング言語の「Mind」の元になった物だったのか。こんな物があったとは知らなかった。そうか、「逆ポーランド記法」って、こうして見てみると確かに日本語の文法に似てるんだなあ。
上述した「根本的な問題」=天才にしか使えないのかもしれない、という点はさておいて、現状のUbiquityが英語的・関数言語的な語順を前提にしているのに対し、日本語に対応するのは逆ポーランド記法的な解釈にも対応するっていう事になるのか、と考えると、プログラムの作り事態に関わる話になってきそうで興味深いと思った。
そういえば、英語式語順は自然な思考の順番に反する(英語ネイティブの人間でも、身振り手振りで説明させると順番が「主語」「目的語」「述語(動詞)」になる)という話もあったなあ。これも何か関係してるような気がしてきた。
UxU(UnitTest.XUL)を利用したFirefoxアドオンのデバッグの例 - ククログ(2008-11-17)
XUL/Migemo 0.11.7での修正内容が典型的な「自動テストを使ったデバッグ」だったので、UxUのチュートリアルを兼ねて、会社のサイトの方に書いてみました。UxUの解説って言うよりは、テスト駆動開発自体の解説という気もしますが。
リンク先に解説してるのはpXMigemoFindのfindFirstVisibleNodeメソッドだけのデバッグ話ですが、実際にはこのメソッドはだいぶ根幹に関わる物で、このメソッドの挙動の変更によって他の機能に色々と影響が出る可能性がありました。が、他の挙動に関しては一通り自動テストを作成済みだったために、後退バグの発生で収拾不能な事態に陥るということを恐れずに安心して修正に取り組むことができた、というまさに自動テスト様々な事例だったということも忘れずに付け加えておきたい所です。
入力が英語だったから日本語圏の人間からはそれこそvimperator等と見分けがつかないけど、英語ネイティブの人にとっては、自分が話す言葉でFirefoxに指示を出せるようにする画期的な仕組み、なのだと思う。
と書いたけど、Firefox Hacks:ブラウザの新境地? Ubiquityが変える衝撃のブラウザ体験 (1/2) - ITmedia エンタープライズとか完全にギーク向けと評されているのとかを見るにつけ、その思想の伝わっていなさに改めて悲しくなった。いや、僕自身も、昨日本人が喋ってデモしてる所を生で見るまで、全く同じ誤解をしてたんだけども。
確かに、英語で使ってる所を見たら、そう誤解してしまっても仕方がない。でも、操作の様子を注意深く見て欲しい。「email jono」じゃなくて「email this to jono」であることに気がついて欲しい。昔のお粗末なハリウッド映画でありがちな、何故か「コマンド」じゃなく「自然言語」で入力する、今となってはお笑い種のシーン、あれを現実のものにしようとしてるってことに。
昨日のデモの受け売りだけれども、Ubiquityはそれ自体で「万能」は目指していない。また、全てのユーザが自分でコマンドを定義して使うという風なあり方も、想定していない。Firefoxとアドオンの関係のように、必要に応じてさまざまな「動詞」を憶えさせて使うというシステム。それでいて、アドオンに比べてはるかに作るのが簡単だから、「開発者」の数も段違いに増えて、その結果として、エンドユーザが受ける恩恵もずっと大きくなる。これがUbiquityのしようとしている事だと、僕は受け取った。
Googleのトップページに行けば「ググる」という「動詞」をインストールできて、Tumblrのトップページに行けば「たんぶる」という「動詞」をインストールできて、はてな匿名ダイアリーのトップページに行けば「マスダる」という「動詞」をインストールできて、ニコニコ動画のトップページに行けば「ニコる」という「動詞」をインストールできる。そして、「ミクをニコってたんぶる」と入力すれば、ニコニコ動画で初音ミクの動画を検索した結果を自動的にTumblrに投稿できるようになる。「別れたいをググってマスダる」と入力すれば、「彼氏が○○だった。別れたい・・・」のテンプレを見つけてきて増田にエントリを書けるようになる。そういう、動詞の連結による可能性の追及が、Ubiquityのしようとしている事だと、僕は受け取った。(←妄想補完しすぎ?)
という所まで理解できるとなおのこと、このUbiquityという試みが日本語圏で満足に利用できるようになる日の遠さがよく分かってしまうのも、辛い所なんだよなあ……
まず障壁になるのが日本語という言語の特性。分かち書きじゃないテキストを形態素解析しなきゃいけないし、異常に多い同音異義語や語尾の変化にも対応しなきゃいけない。
入力方式も問題だ。前のエントリにも書いたけど、IM経由で入力するっていうだけで操作は全然インクリメンタルじゃなくなってしまう。
文化の違いもある。日本では、自分で入力して何かをするよりも、メニューからぽちぽち選ぶというスタイルの方が主流だ。そのスタイルに慣れた人にとっては、何か入力しなくてはならないということ自体が「面倒」ということになる。(ああ……そういう意味では、そもそも、Firefoxのアドオンもそういわれているのと同様に、自分で何かを組み合わせて使うという発想自体がギーク志向すぎるのか……)
それに、上の文章を書いてて思ったけど、日本語には、サービス名が動詞になるっていう例が少ない気がする。「ググる」はその珍しい「成功例」だ。「ヤフオク」も「ミクシィ」も、「名詞」としてまでは認知されるんだけど、そこから先、「ヤフオクる」とか「ミクる」とかいう風な「動詞」にまではなってない。そういう点もまた、Ubiquityのコンセプトが日本語圏にマッチしにくい所なのかなあ。
とりあえず近々また話せる機会がありそう?なので、その時にはXUL/Migemoだけでなく、セカンドサーチの「目的語を入力したら動詞を自動で提案する」という方向についても意見を聞いてみたい。
改めて考えてみると、何事に対しても「程々」を求めている気がする。「過剰」は苦手らしい。
でも、全くケレン味がないのはそれはそれでいやみたいだ。
Firefox Developers Conference 2008に行ってきた。
モバイルとか次世代のWebとかそういうのがメインの話題という風に聞いていたので、僕が行ってもあんまり得る物は無いのかなー、と思ってたんだけど、逆に今まで全然関わり合いがなかった分野の話を聞く良い機会になった。
Ubiquityについては、vimperatorと同類なんじゃね? 誰が喜ぶのこんなの? という感じにしか思ってなかったんだけど、実際に見てみるとなかなかぶっ飛んだ感じの物だった。入力が英語だったから日本語圏の人間からはそれこそvimperator等と見分けがつかないけど、英語ネイティブの人にとっては、自分が話す言葉でFirefoxに指示を出せるようにする画期的な仕組み、なのだと思う。
他の言語への対応、特に日本語のように英語とはルールが全く違う言語を解釈させるためには、Mozillaだけで全部解決しようとするよりは、Anthyなりprimeなりをライブラリとして利用するような方向の方がまだ現実的なんじゃないかと思った。あと、IMの問題(Enterキーの事とか、そもそもIMを使って入力するから全然インクリメンタルじゃないとか)の解決のためのヒントになるんじゃないかと思って、懇親会の時にAza氏にXUL/Migemoの事を売り込んでおいた。
最大の問題は、これが「能動的に操作する人」「目的語よりも動詞を先に思い浮かべる人」を強く志向しているという事だろう。これについては講演を聴く前後で認識が変わらなかった。「受動的に操作する人」「動詞よりも目的語を先に思い浮かべる人」のためにはどういうUIが良いのか? という事についてのAza氏の考えを聞いてみたいところだ。「そういう人はそもそもPCを使うべきではない(そういう人のために設計されるのが、単機能に特化した物、例えば電子辞書であるとかデジカメであるとかメール送受信専用端末であるとか)」ってのも、まあ、一つの考えだと思うけど。
それ以外の話。
パネルディスカッションでMozillaのえらい人が「日本の状況は他と違うと思うか?」みたいな質問に対して「すごく違う」と答えていたけれども、「stupid」ではなく「different」と言っていた事に気がついて、ああこれが政治的に正しい喋り方っていうものなんだなあと、本題とは関係ないところで感心した。
組み込みの話が進まない理由について、組み込み屋さん的には「一緒に頑張って仕組みを作っていきましょう」みたいに協力的な態度で来られれば「よしやろう」と思えるけど、Mozillaみたいに「いい物作りましたんで後はみんなが勝手に開発して使ってね」という態度だと使う気になれない、みたいな。Mozillaが高飛車すぎるのか、日本の組み込み屋さんがベッタリ甘々な関係に慣れすぎているのか……まあ企業対企業という観点で見るとMozilla何様のつもりやねんって感じだけど、Mozillaは理念と利益だったら理念の方を取る(むしろ、取らなければならない)団体だということを考えると、当然の事かなー、と。
XUL/Migemoの動作で怪しい所を見つける→再現条件確定→その条件下でのテストを行うためのUxUのテストケースを作成→何かちゃんと動かない→UxUのバグ発見→抜本的修正開始→途中で疲れて寝る→抜本的修正続き→やっとチェックイン→XUL/Migemoのテストを書く気力がなくなってる→それでもめげずにテスト書き再開→UxUの別の問題発覚→心が折れかける(今ここ)
ソース表示タブ更新しました。メインはMinefield 3.1b2preで使えるようになった「ページのソース」内のリンクへの対応です。タブ内でソースを表示している時にソース内のリンクを辿った場合、普通にフレームを使ったページでフレーム内のページを移動したのと同じような動作になるようですが、タブのタイトルやURIの表示欄を遷移に合わせて更新するように修正しました。リンクのミドルクリックから別のタブでソースを開くという操作にも対応してます。
あと、ソースをタブで開く設定にしてる時にたまにデフォルトの動作(ウィンドウでソース表示)をちょっとだけ使いたい、というケースがあったので、メニューの「ページのソース」や「ページのソースを表示」をミドルクリックまたはCtrl-クリックした時に設定を反転した動作を行う、という機能も付けてみました。挙動の変化の説明は文章にするとわかりにくいので、以下に表を置いておきます。
設定 | 通常の操作での動作 | ミドルクリックで反転された動作 |
---|---|---|
ソースを別ウィンドウで開く | ソースを別ウィンドウで開く | ソースをタブで開く |
ソースをタブで開く | ソースをタブで開く | ソースを別ウィンドウで開く |
外部アプリケーションで開く | 外部アプリケーションで開く | ソースを別ウィンドウで開く |