Nov 18, 2008

Ubiquityは天才じゃないと使えないのかもしれない。あと、Forth、Mind、日本語プログラミング。

熱く色々書いてみたけど、書いたら書いたで落ち着いてきてまたネガティブな見方が増してきた。

複数の動詞を繋げて……と書いたのはやっぱり僕の考えすぎ・妄想しすぎだったっぽい。がんがんコミットしてそういう方向にこれから持って行く、っていうことは可能かもしれないけど、Aza氏の想定はそういうことじゃなかったって事のような気がしてきた。やっぱりもっと単純な考えだったのか? と。

アイコンより言葉の方が分かりやすいんじゃね?という発想。アイコンをたくさん並べていちいち見比べるよりも、言葉を直接入れちゃえばよくね?という発想。その前提にあるのは「沢山の言葉が頭の中に入っていて、瞬時に適切な物が思い浮かぶ」っていうことだ。「頭の中に入って無い」のも「瞬時に思い浮かばない」のも、Ubiquityを使うためには致命的な問題となる。(だから、前のエントリの最後でもセカンドサーチ的な「動詞の提案」という案を書いたんだけど。)

そう考えると、そういう発想が出てくるのはAza氏が天才だからじゃないのか? 天才が考えたツールは凡人には使えないんじゃないのか? という疑念がムクムクと膨らんできてしまう。

タイトルが釣りっぽくて誤解されそうだけど、僕だって自分のことは凡人と思ってる。前のエントリに書いたような物が実現されたとしても、自分が使える「動詞」は10個にも満たないだろう、下手したら5個とかそのくらいだ。それ以上はとてもじゃないけど憶えられたもんじゃないだろうと思ってる。いざ使おうとしても「あー、あれ何だったっけなあ、えーと、うーんと、もうここまで(ノドのあたりを指しながら)出てきてるんだけどなああああ」とウンウン唸ってるんじゃないかって気がする。

勝手に妄想補完して勝手に舞い上がって、そしてこうして勝手にまた落ち込んでる自分が恥ずかしいなあ。

という風に考えていた所でplus7さんのコメントに気がついて、plus7さんが紹介してくださったForthというのを見てみた。おおお……これってあの日本語プログラミング言語の「Mind」の元になった物だったのか。こんな物があったとは知らなかった。そうか、「逆ポーランド記法」って、こうして見てみると確かに日本語の文法に似てるんだなあ。

上述した「根本的な問題」=天才にしか使えないのかもしれない、という点はさておいて、現状のUbiquityが英語的・関数言語的な語順を前提にしているのに対し、日本語に対応するのは逆ポーランド記法的な解釈にも対応するっていう事になるのか、と考えると、プログラムの作り事態に関わる話になってきそうで興味深いと思った。

そういえば、英語式語順は自然な思考の順番に反する(英語ネイティブの人間でも、身振り手振りで説明させると順番が「主語」「目的語」「述語(動詞)」になる)という話もあったなあ。これも何か関係してるような気がしてきた。

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