たまに18歳未満の人や心臓の弱い人にはお勧めできない情報が含まれることもあるかもしれない、甘くなくて酸っぱくてしょっぱいチラシの裏。RSSによる簡単な更新情報を利用したりすると、ハッピーになるかも知れませんしそうでないかも知れません。
の動向はもえじら組ブログで。
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今まで全然知らなかったんだけど、vimperatorでXUL/MigemoのAPIを使ってタブの切り替えやヒントモードを強化するなんてことをやってる人がいたんだ。(←って、分かったような書き方をしてるけどvimperatorの事は全然分かってません……)
その関係でいくつかページを渡り歩いてたら、XUL/Migemoのバグって話題が出ていて、なぬ!と思ってさらに辿ってみた所、半角括弧がらみの問題のことらしい。あーこの辺ちゃんと見直さないままずっとここまで来てたんですよね……UxU用のテストも基礎部分の単体テストはさっぱり手つかずのままだったし(ぉぃ)。ということで本腰入れてテスト書いて、潜在してたバグを潰し始めました。でもまだまだ見落としがありそう。
ツリー型タブとクリック証券のFXツールバーが衝突しているという話を見かけたので調べてみたんだけど、だいぶお手上げです。
リバースエンジニアリング禁止とあったけどべつに僕はこれを利用するつもりも使用するつもりもないのであくまで自作アドオンとの競合の原因を調査するために難読化されたコードを頑張って解読してみたところ、FXツールバーは非同期処理のための便利メソッドを持ってるくせに何故か初期化の時は同期処理にしているという事が分かった。何故そんなところで手を抜くんだ……
サーバからの設定の読み込みを非同期で行って、設定の読み込み完了後に初期化処理の続きを行うようにすれば、この問題は解消されると思うんだけど。ツリー型タブ以外にも物によっては衝突する可能性があるし、向こうの方で対処してくんないかなあ。望み薄かなあ。一応問い合わせ先のアドレス宛にメールしてみたけど……
続報。返信があり、初期化処理を非同期で行うように改良された新バージョンがもうすぐ公開されるとのことです。反応はやっ!(僕がメールするより前から準備してたっぽい?)
よく「ファッションのために音楽を聞いてる」っていう言い方ってあるじゃないですか。「洋楽聴いてる俺カッコイイ!! 邦楽聞いてる一般人カッコ悪い!!!」と自己満足に浸るためだったり、「なに、君たち邦楽なんて聞いてるの? ダサイねえ。洋楽聴いてる俺の方がかっこいいぜ!!!」と自慢げに語るためだったり、そういう理由で洋楽を聴いてるという。洋楽に限らず、マイナージャンルなら何に対しても言えることだけど。
僕はさあ。自分がファッションのために音楽を聴いていたのか、本当にその音楽のことが音楽として好きだったから聴いていたのか、分からないんですよ。
そして、他人のことを「ファッションで音楽聴いてる奴ダセえプギャー」と指差して言ってる人が、その人自身はファッションで音楽聴いてないと自信を持って言えるのか、ということも疑わしく思ってしまう。
仮に、自分もまたファッションで音楽を聴いていると自覚しているのなら、どうして自分に跳ね返ってくる言葉を他人にも平気で投げられるのかも、僕には理解できないです。僕はブーメランが怖いから自分が該当すると気付いた言葉はそうそう他人に投げられない。それとも、自分に跳ね返ってくることを覚悟の上で言っているの? 自分がダメージを受けても相手にダメージを与えるために毎回特攻してるの? それとも、自分はもうダメージを受けても平気な状態だから気にせず特攻できてるの? それなんてゾンビ?
話を戻すけど、自分が音楽を選ぶ時に、それを「本当に好きだから選んだ」のか「ファッションとして選んだ」のか、それってどうやって区別したらいいんだろう。メジャーな音楽を選ぶ時、それはメジャーな価値観に迎合するために買ってるわけじゃないんだ、話題についていくために買ってるわけじゃないんだ、って言いきれる? マイナーな音楽を選ぶ時、それはメジャーに背を向ける俺カコイイと言いたいためじゃないんだ、これを理解できる俺カコイイと言いたいためじゃないんだ、って言いきれる?
音楽だけじゃない。映画でも漫画でも、何にでも。
連続長時間運転がよろしくないのかなあと思ったので今後はマメにサスペンドするようにしようかと思ったんだけどやってみたらほとんどのファンがギャンギャン回転しっぱなしで節電にも寿命引き延ばしにもあんまり意味がなさそうな雰囲気なので困った。
休止状態(ハイバネーション)にすると復帰途中で必ずこけるし。
どうすりゃいいの!
Perfumeの新曲「Dream Fighter」のPVを見ていて思ったこと。
王道進行の時に思い知らされたけど、自分には音楽の才能とか「正しい」審美眼とかそういう物がない。だから「イイ曲」と感じるのはそれが「客観的にイイ曲だから」ではなくてあくまで「自分にとって主観的にイイ曲と感じられるから」でしかなくて、それはつまり「自分に快楽を与えてくれる音楽だから」でしかなくて、つまり「イイ曲だろうが悪い曲だろうが、快楽を与えてくれさえするなら何だって構わない」わけで、だから僕が「イイ曲」と感じる曲というのはきっと「音楽というものが分からない糞大衆の快楽中枢を刺激するために書かれた、ただの工業製品」に過ぎないのだと思う。
ハリウッド映画もそう。ハリウッドでは、いくつかパラメータを与えてやればそれだけで大衆の快感原則にぴったりはまる脚本のテンプレートが生成されるという風なツールがあるという。最初の30分で主要人物と状況を説明して問題を提起し、真ん中くらいで1回問題を解決して、後半でさらに大きな問題をもう1度提起して、ラスト10分で全部を解決し、最後の5分は観客がスッキリして家に帰れるようにクールダウンさせる。という風な黄金のパターン。
チャイニーズレストランシンドロームというものも昔はあったそうですね。味の素さえ入れときゃいい、ということでビックリするくらいの味の素をぶち込んでたもんだから、中華料理を食べて「旨い旨い」言ってた人達が後で頭痛に悩まされたとか何とか。
料理といえば、ドクタークラレのケミカルクッキングという動画も有名ですね。食品添加物だけで美味なジュースを作ってしまったり、安い肉に何とかいう薬品を塗りたくったり油を注入したりして霜降りステーキ肉を人工的に作ってしまったり、安い米を炊く時に何とかいう薬品を混ぜたら粒が立っててツヤツヤな銀シャリになったり、エリンギに松茸の臭いの元を振りかけて焼いて松茸を作ったり。これらは別に特別な話ではなくて、世に出回ってる安い食べ物はそうして作られている……そしてそれを僕らは「旨い旨い」と言って食べてる。
で、専門家の人らが「名作だ」と言ってるものを見てみたら、主観的には糞つまらんかったりするわけですよ。薄味、素材の味、奇抜な味だったりするわけですよ。全然美味しいと思えない。それでも「専門家がそう言うんだからこれは名作に違いない」と無理矢理思い込もうとして、でも「素直な感性」=「大量にぶち込まれた食品添加物が無いとおいしいと感じられない鈍感な感性」ではやっぱりつまらないとしか思えなくて、「この『名作』をつまらないとしか感じられない自分がダメなんだ」と自分を責めたりする。あるいは、「専門家がどう言ってるかなんか関係ねえ。つまらんもんはつまらん!」と素直に言う人に対して「俺がこんだけ悩んでも理解できない『名作』を、貴様ごときが貶すんじゃねえ!!」と、もはや信者となって盲目的に崇め奉り、それに異を唱える者を攻撃する。
もう、疲れたよ……
そんな感じで「作られた感動」にまんまと乗せられてしまうことしかできないから、僕はもう、客観的に「良い音楽」とか「良い映画」とかいうものを求めることは、諦めたい。アイドルマスターやマクロスFやPerfumeのCDをいくつも買ったのは、それを客観的に名曲だと思ったからではなく、腐った舌で腐った耳で「これを聴いてても特に不快な感じはしなかった」という理由で選んだからだ。
あるいは、そういう「お祭り」だったからなのかもしれない。お祭りなら、何でも許される。露天のショボい売り物が、祭りの場ではとても魅力的に見える。ショボい売り物すらも「祭り」を構成する不可欠な要素であって、それはむしろショボいからこそ良い。
だからもう最近では、レビューというものを書くのすらも億劫になってしまった。「これがすごいイイ!!」「はいはい良かったね。それはお前が、お前や他の多くの人間が共通して持つ脳の回路を刺激するように狙って作られた物に反応してるに過ぎないんだよ。お前がレビューを書こうが書くまいが、それは売れるんだよ。お前が選んだ時点で、それはもう末端の大衆にまで行き届いてるって事なんだよ。お前が今更良し悪しを語る意味なんか無いんだよ。真っ先にその作品を知って良し悪しを語って人の考えを変える、アルファブロガーだのファッションリーダーだのの、真似事をしたいんだったら、無意味にも程があるよ。」
客観的な良し悪しを考えると、辛いことにしかならない。「感性を磨く」でも「自分の一言が業界全部を動かすような大物になる」でもなく、「考えない」。それが一番楽ではある。
音楽の分からない人間が音楽の分かる人間のフリをしちゃいけないし、味の分からない人間が味の分かる人間のフリをしちゃいけないってことです。批評家の才能も無いくせに批評家のフリをしちゃいけないってことです。
表題の通り。最大化状態でFirefoxを終了して次にFirefoxを起動した時に、最大化が勝手に解除されてしまう問題。ブラウズ領域の描画内用が変になることがある問題というのが発生してて、ウィンドウをリサイズしたら直るようだったので1ピクセルだけウィンドウの大きさを変えてまた元に戻すというコードを入れてみてたんだけど、最大化状態でやると最大化が解除されてしまうということに気付かないままリリースしてしまってました。
みんな最大化って結構使ってるんですね……ということを、このバグの報告が大量に来たことで実感した次第です。
表題の通り。昨日と今日とでガラッとUIが変わったりしてカオスな事この上ないMinefield 3.1b2preですが、最終版まで残るものと踏んで、タブの一覧を表示した時に絞り込みを行う検索欄でMigemo検索できるようにしました。ページ内検索の物とは異なり、スマートロケーションバーと同様にスペース区切りで複数語句のAND検索になります。入力からそれに対応する正規表現を生成する部分の処理はスマートロケーションバーの物を汎用化して使っているので、語句の頭に「-」を付ければNOT検索もできます。
で、その関係でpIXMigemoインターフェース(XMigemoCore)に新しくいくつかメソッドが加わりました。以下、IDL定義から抜粋。
AString getRegExpFunctional(
in AString input,
out AString termsRegExp,
out AString exceptionsRegExp
);
attribute boolean andFindAvailable;
attribute boolean notFindAvailable;
boolean isValidFunctionalInput(in AString input);
AString trimFunctionalInput(in AString input);
getRegExpFunctional()
に「nihon go -hoge」という風な文字列を渡すと、nihonとgoをローマ字入力として解釈した結果でAND検索を行うための正規表現が返ってきます。第2引数に渡したオブジェクトのvalue
プロパティには、AND検索ではなくOR検索のための正規表現が格納されます(これを使うと、検索にマッチした単語を取り出すことができる)。第3引数に渡したオブジェクトのvalue
プロパティには、NOT検索で「これにマッチしたら除外する」という用途に使う正規表現が格納されます。先の例だと「hoge」をローマ字入力として解釈した結果の正規表現ですね。
trimFunctionalInput()
メソッドは、例えば「nihon go -」という風な(NOT検索の入力中と思われる)文字列を渡すと、前後の空白と最後のハイフンを取り除いた結果を返します。NOT検索が無効な時は、前後の空白だけが取り除かれます。今の所はそれだけしかしません。
isValidFunctionalInput()
は、trimFunctionalInput()
やgetRegExpFunctional()
に渡してMigemo検索するに値する内容かどうかを判定します。このメソッドがfalseを返した場合はMigemo検索のための処理を丸ごとスキップする、という風な感じで使います。
タブの一覧の絞り込み部分のコード(filterListFromInputメソッド)が、まさにこれらの実際の利用例ということになります。自分のアドオンやらuserChrome.jsやらで使ってみたい人は参考にしてください。
他の目につく改良点として、スマートロケーションバーの検索処理を改善しました。というか修正しました。元々スマートロケーションバーでは、例えば「moz」と入力して出てきた候補から「mozilla.jp」を選択した場合、2度目以降はその候補が真っ先に表示されるし、同様に「mozilla.gr.jp」や「addons.mozilla.org」なども選択したことがある場合には選択回数が多い物から順に表示される、という仕様になってるんですが、これを再現するためのSQL文を書き間違えてて(MAX関数をJavaScriptのMath.max()
みたいなものと勘違いしてた)、同じ項目を何度選んでも表示の順位が上がらないという状態になってました。スマートロケーションバーが全然スマートじゃなくなってたという……
足永さんに借りた別のビデオカード(前に使ってたELSA GLADIAC FX 736の上位モデルのELSA GLADIAC 776 GT AGP 256MB(多分))を試したら無事動いた。ブックマークコメントで指摘してくれてた人がいたけど、もう一つ借りて試した奴はどうも動作電圧が違うとかそういう理由で動いてなかったっぽい。
とりあえず今冬はこれでどうにか乗り切るとして、年が明けたら本気で全面的なハードウェアのアップデートを実施したい。今使ってるハードウェアは全滅かと思うと気が重いけど……(貧乏性)
ちなみに故障の原因は冷却ファンが逝ってしまったことだった。指でファンを回してみるとものすごい抵抗があった(普通は抵抗なくクルクル回る)。ヒートシンクごとはがして裏面を見たら、メインチップに接してた所のグリスが熱で変質したのかカチカチに固まってた。どう考えても酷使し過ぎ(瞬間的な負荷ではなく、連続運転的な意味で)。
まあ多分、今更っ!?て感じなのでしょうが (Guitar Girls Addiction)
うわあああああ禿げ上がるほど同意。
このサイトもそうだけど、いわゆる「個人サイト」って、コンテンツが主と言うよりは、「人」の方が主になってるなあと思う。あるいは「場」。コンテンツは、人や場に属している。
でもFlickrやpixivを発表の場にして活動してる人達は、その人達の作る物は、そうではない。確かに一人一人のプロフィールページのような物はあるけれど、それはコンテンツのおまけでしかない。「この人が描きました」「この人が作りました」というタグでの検索結果の一覧ページ、でしかない。「萌える絵」「女の子の絵」「百合」といったタグと同じ程度の重みしかない。
あるいは、楽天市場やAmazonのマーケットプレイス、ヤフオクのストア出店といったものと、自分の所でシステムを構えるECサイトの違い、囲い込みたいという意識の強さの差。みたいな。
そういう点では、日本語圏における「ブログ」はかつての「個人サイト」にあった「属人的」な部分を引き継いでいるのかな、という風にも思う。