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マスターピース ゼータ・ガンダム - Oct 07, 2006

マスターピース ゼータ・ガンダム読んだ。マスターピースゆうても、トランスフォーマーとか勇者ロボとかのアレじゃないですよ。

「カトキ風アレンジ」を突き詰めてもはや別の領域にまで達してしまったstudio RECKLESSの小松原博之氏ほかによる作例を使った特撮写真を素材にして、「宇宙世紀に出版された書籍」を「再現」しようという試みの本。2003年に出版されたアナハイム・ジャーナル U.C.0083-0099とかと同じ方向性ですね。

メインの作例は2005年のC3で発表された7色キャストの1/144キットがベースになっているようで、広告風のページにはこれの未塗装版がいかにもオモチャっぽい感じで掲載されてる。このスケールのものはさすがに接写・拡大するとけっこうキツい……特撮写真のページもパッと見でいかにも模型然として見えちゃって、かなり萎える。いくら丁寧に作り込んでも、ここまで拡大するとさすがにエッジがダルく見えてしまう。アーガマとかも小スケールだからかディティールアップ全然無くってのっぺりしてるし。敢えて模型にこだわらずアナハイム・ジャーナルみたいにイラストにした方が、ずっと「それっぽく」見えたんじゃないのかなあ? それか、妥協せずに1/60とか1/35とかでやった方が……いや予算的にそれは厳しいか。まあ本の目的が「本物と見まごうようなニセモノの本を作る」ことではなく「小松原作例とテキストで魅せる」というところにあったのなら、別にそこまでこだわる必要もないんでしょうけど。「リアルさ」の方に期待しすぎてた僕にはちょっと残念でした。

制作裏話のコラムも併せて見とくと面白い。

ボーイズ・オン・ザ・ランは誰の物語か - Sep 30, 2006

こちらの書評を見て、昨日4巻を読んで感じたものについて説明が付くような気がした。

リンク先の人は、本作において描かれる出来事がどれもこれも「主人公・田西の知りうる範囲」に限定されていることを指摘している。「心の声」を使ってヒロインの心理を読者に示すといったことを、おそらく意図して避けている。ヒロインの内面を描かないというのはよくある話だけれども、本作ではそれが徹底されていて、周囲の人の思っていることも全然描かれていない、と述べている。

でも4巻では、青木・内木の二人と会ったときのシークエンスで捨てキャラのオタクの内面が描かれている。もし作品の内容を「田西の見ている世界」に限定しているのだとしたら、これはその枠からの逸脱である。これはどういう事か。

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ボーイズ・オン・ザ・ラン 4 - Sep 29, 2006

ボーイズ・オン・ザ・ラン 4Amazon.co.jp)読んだ。

漫画読んで心拍数上がって歯の根も合わなくなって全身震えてきて吐き気がしてきたのなんて一体どれくらいぶりだろう……もしかしたら初めてかもしれん。

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バス男、ナポレオン・ダイナマイト - Sep 11, 2006

バス男を見た。

この映画、アメリカではそれなりにヒットしたらしいんだけど日本国内では上映無しのDVDリリースのみという扱いになっている。「バス男」という邦題は明らかに電車男のブームに便乗しようとして付けられただけの物で、内容は電車男と全然似ても似つかない。オタクというか非主流派の主人公が単に家からバスで学校に通ってるというだけのこと。原題「Napoleon Dynamite」で、これは主人公の名前でもある。

内容は、ナポレオン・ダイナマイトというあるオタク青年の日常をゆるゆるとおもしろおかしく描くというもの。とにかく駄目主人公やその駄目友人、駄目家族に駄目親戚の、ごく普通の日常が淡々と流れていく。ちょっとだけ盛り上がるところもないではないけど、基本的にカタルシスとかそういうのとは無縁。「40歳の童貞男」はギリギリ日本上映されたけどこっちは上映無しというのも頷ける。さざ波のような面白さなんだよね……

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40歳の童貞男 - Aug 25, 2006

試写会イベントに参加した40歳の童貞男DVDも10月に出る)の感想。

40歳童貞であることがバレてしまったアンディに対して、同僚達があの手この手で脱童貞のための指南をするのだが……というお話。

映画の内容としては、アンディ(主人公)がポスターで見せている晴れやかな笑顔が全てを物語っていると思う。難しいことを考えちゃいけない、湿っぽいところのないあっけらかんとしたコメディだ。

小ネタでいちいち笑わせてくれる。また、「(600万ドルの男のフィギュアは、主人公よりも)上司の方が高価なんだ」とか、よーく見たらアンディ宅の机の上に米国版のMG RX-78-2 ガンダム Ver.Kaの箱があったりとか、マニア心をよく表したセリフ・演出・小道具の数々にも、こだわりが感じられる。家族の不和をアンディが解消するといった「いい話」要素もある。

セックスがテーマになっているという点が多少の難アリだが、べつにエロエロというわけではなく、むしろこの映画でヌケる方が凄いと思えるくらいで、普通に「下ネタありのコメディ」の範疇に収まっていると思う。古い映画でアレだけど、「ホット・ショット」シリーズの方がまだ下品かもしれない。

というわけで、そこさえ問題にならなければ、わりと普通に家族やカッポーで楽しめそうな映画だと思った。こういうテーマには手厳しいであろう童貞やD.T.の集まっているはずの試写会場ですら、事あるごとに笑い声が巻き起こっていたという事実が、その品質を保証できると言えるのではなかろうか。

ただ、この1~2年ほど延々と非モテ論を読んだり書いたりしてきた人間としては、アッサリしすぎて物足りない感じもあった。「アメリカ版の最強伝説黒沢だ」と評している人もいるようだけれども、それは黒沢のキモが何なのかという点について大きな見落としをした発言だと、僕は思う。その辺りの思いについては以下に、ネタバレも若干交えつつ書いてみたいと思う。

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デュアルディスプレイでの壁紙自動切り替え - Aug 19, 2006

デュアルディスプレイ(マルチディスプレイ)で壁紙を設定するとき、二つの画面のサイズが違うと、小さい方に合わせたら大きい方の画面では壁紙の周りに空白ができるし、大きい方に合わせたら小さい方の画面では壁紙が切れてしまう、という問題が起こる。

複数画面対応壁紙設定/MultiWallpaperは、この問題を解消してくれるツールだ。起動するとマルチディスプレイを模した画面が表示され、それぞれのディスプレイに対して個別に(画面全体に拡大して表示するタイプの)壁紙画像を指定することができる。両方に同じ画像を指定することももちろんできる。

もう一つの特筆すべきは、起動オプションを指定することで暗黙的に処理をさせることができるところ。一定時間で壁紙を自動的に切り替えるタイプの壁紙チェンジャーと併用(壁紙切り替え時に外部ソフトウェアを起動できる機能がある場合)すれば、壁紙を切り替える度にこのソフトを起動するという手間が不要になる。

という、なにげなく便利なソフトの紹介なのでした。

CASSHERN - Aug 13, 2006

宇多田ヒカルのPVと言われることもある方のキャシャーンを今頃見た。

映像は綺麗(綺麗すぎるくらい。全カットに力入りまくってて息苦しくなるくらいに)。カットの繋ぎ方も芸術チックな感じがする。ストーリーも大まかなところは理解できたと思う。こういう映画もアリだろうな、と。

でも万人受けするタイプのエンターテインメント映画ではないんじゃないかなあ?

「キャシャーン」と題してはいるけれども、全然無関係の作品として見た方が適切な気がする。というかべつにキャシャーンである必要はないと思った。

とにかく説明不足の感は否めない(説明が必要な種類の作品とも思えないけど。この作品は「空気」を楽しむものだと思うし)。設定でよく分からなかったところはまとめサイトを読んでみようかと思う。

どうでもいいけど、最初の戦闘シーンの効果音はちょっとアニメ的表現過ぎてアレかも知れない。

ところで、この印象は何かに似てるなあと思ったら、アレだ、インターステラ5555を見たときと似たような感想なんだ。難しい考証は抜きにして、細かい矛盾には目をつぶって、映像と音楽と大まかなストーリーと作品世界の空気を楽しむ。そういう性質が共通してるんだと思う。

なるほど、「宇多田ヒカルのPV」と言われた理由が納得できた。

ガンプラ開発真話 - Aug 07, 2006

ガンプラ開発真話Amazon.co.jp

ガンダム神話Amazon.co.jp)では触れられなかった所、生産ラインやパッケージングに関わった人達に光を当てて、より身内向け色を高めた感じ。新工場建設記念に関係者に配れる本を……というバンダイ側の要請もあってのことかもしれないけど。

一般人が読む本としては、10年前の本だけど、「神話」の方が読みやすいかなと思う。内容も大体そっちでカバーされてるし、そっちの方が図版多いし。

ヨイコノミライ完全版 とオタクの青春 - Aug 07, 2006

ヨイコノミライ完全版 1Amazon.co.jp)、[2]Amazon.co.jp)を買った。以前のバージョン?も持ってるのでお布施として。

いやぁ何度ページ開いても直視できないわぁ。買ったのに本棚の肥やしになっちまう。前にも書いたけど、げんしけんが巧みに避けていた「オタクの痛いところ」をこれでもかと見せつけてくる。

しかし僕らオタクにとってはこれがまごう事なき「僕らの青春」なんだよな。おおよそ世間一般に望ましいとされる青春像からはかけ離れた、甘くなくて酸っぱいどころかしょっぱいばかりの……これを読むとそんな青春を思い出せるので、オタクな人は一冊持っとくと吉かもしれませんよ。

ライチ光クラブ - Aug 06, 2006

ライチ光クラブAmazon.co.jp)読んだ。

煙と機械油にまみれた螢光町の片隅にある、少年達の秘密基地「光クラブ」。そのリーダー・ゼラと8人の仲間達は、崇高なる目的を果たすため、ライチの実を燃料にして動くアンドロイド「ライチ」を制作する。しかしライチ完成から以後、光クラブ内の結束関係は少しずつ壊れていく。ライチは、ライチにさらわれてきた少女は、光クラブのメンバー達は、果たしてどうなってしまうのか? ……というストーリー。

東京グランギニョルという劇団が1985年に第3回公演作品として上演した「ライチ光クラブ」に当時感銘を受けた作者が、後年関係者に情報提供を受けつつ執筆した、漫画版「ライチ光クラブ」が、本作であるとのこと。

僕は当然のことながら元の演劇を見たことはないのだけれども、これを読んだ感覚は、紛れもなく、舞台演劇のそれだった。無意味なセリフの反復。登場人物がみんな我も我もとしゃべり出す様子。飛躍を通り越してもはや破綻した論理。科学的とは到底思えない、エセ科学ですらない設定。一貫性のない言動。自己完結的な発言の数々。会話してるんだけど実は目の前の相手とは会話してない、舞台の前にいる我々に向かって語りかけるような雰囲気。耽美な画。作品全体が、演劇の空気に包まれてるんだな。

基本的なストーリーはありがちだけど、演出の勝利かな。そういうところもまた舞台的だと思った。

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