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たまに18歳未満の人や心臓の弱い人にはお勧めできない情報が含まれることもあるかもしれない、甘くなくて酸っぱくてしょっぱいチラシの裏。RSSによる簡単な更新情報を利用したりすると、ハッピーになるかも知れませんしそうでないかも知れません。

萌えるふぉくす子さんだば子本制作プロジェクトの動向はもえじら組ブログで。

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他のアドオンと衝突しないように心がけたいし、心がけて欲しい - Apr 17, 2009

「次のエントリで書く」なんて予告じみたことを書いてはみたものの、どうも話がまとまらない。もう、思ったことを箇条書きで書くだけにする。

現実的に言って、1つのアドオンであらゆる人のニーズを満たすことは不可能だと思うし、そういう方向での努力はしない方がいいとも思う。何でもかんでも……と際限なく詰め込んでいくと、どこかで破綻すると思う。機能の詰め込みは、ある時点までは効率がいいんだけど、ある時点を超えてしまうと、デメリットの方が大きくなってくる。「Piro拡張化」なんて言われるようになる。

作る側の心理として、どうして機能を増やしたくなるのか。他の人はどうか知らないけど、僕はこんな感じだった。

  • デバッグより、新機能を実装する方が楽しい。モチベーションが高まる。
  • 大は小を兼ねる。大きいことはよいことだ。みたいな。
    • 「こんな小さな物をたくさん作りました」よりも「こんなデカい物をたった一人で作りました」の方がなんかすごそう。
    • より多くの人のニーズを満たせば、より多くの称賛を得られる。誉められて嬉しい。
  • それまでに作った部分を土台や部品として使えるので、新しい別個のアドオンにするのに比べてはるかに楽に「すぐ動く物」ができる。
    • 共有できる部分が多ければ、それだけ「無駄が無い」と言える。同じことをするコードが複数のアドオンにあるのは、無駄なことで、気持ち悪いと感じる。
    • 複数の機能を有機的に連携させて、「100%ぴったり、思い通り」の挙動を実現できる。

そんな感じの理由でどんどん機能を加えていく。ある時点までは、それでうまく回る。応援してくれる人とか感謝してくれる人とか、モチベーションを高めてくれる声も寄せられる。でも、なんかの閾値を超えたところで、あらゆる物事が下り坂に転じる。

  • 目が行き届かない所が出てくる。
    • 自分が使う物は目が届くけど、使ってない機能には目が届かない。
    • 自分の環境では問題ないのに他の環境では問題が起こる、というケースが頻発するようになる。
  • 機能同士が複雑に絡み合っているので、原因の特定がどんどん困難になる。
  • 既にある機能との整合性を常に考えないといけないため、新しい機能を加えにくくなってくる。新しい機能を加えることに物凄くエネルギーを使わないといけなくなる。
  • 作り込めば作り込む程、前提とする環境への依存が強くなる。
    • 前提がちょっと変わるともう全然動かなくなる。Firefox 1.5向けに作り込んでいたから、もはやFirefox 2に対応できない。
  • 最初の頃は「こんなの今まで無かった! これがあると大違い! 素晴らしい!」と称賛されていたのに、だんだんそれがなくなってくる。
    • 「定番だよね」「むしろ当たり前だよね」と言われるようになってくる。
      • 使う側から見たら「あって当たり前」という感覚だから、感動なんてしない。最初の時点で「とりあえず入れとけ」みたいな感じで勧められるから、それが無い時の不便さも、それを導入することで起こる変化にも、気がつかない。
      • 本当だったら使わなくてもいいはずの人まで、「なんかみんな使ってるみたいだし、入れとくか」という感じで使うようになる。
      • アドオンは薬のようなもので、導入するのは薬効と副作用のトレードオフ。どうしても必要な薬効があるから副作用を我慢して使う、というのが本来そうあるべき使い方なのに、薬効をそもそも知らないまま流されて服用して、副作用に苦しむことになる。
        • 「バグが多い」「不具合ばっかり」「他のアドオンと衝突しまくる」などのデメリットばかりがとりあげられるようになってくる。
      • 「定番なんだから責任持って作れよ」「こんな事もできないの? 定番なんだからできて当然なんじゃないの?」みたいな、お客様気分の声が増えてくる。やる気を削がれてくる。

そんなわけで、精神的な負荷と時間的なコストがどんどん大きくなっていって、タブブラウザ拡張は破綻した。Firefox 1.5のサポート完全終了と共に、過去の遺物となった。

  • かといって、Firefox 2デフォルトの状態で我慢できるわけもなくて。
  • でも、タブの複数行表示機能をやめてツリー表示しか使わなくなってしまっていた自分には、今更Tab Mix Plusに乗り換えるというのも考えられなかった。
    • 感情的な理由もあった。後から来て追い抜いていった(と同時に、良い評価もかっさらっていった)相手に自分が依存するのは屈辱だと思った。
    • TMPも「Piro拡張化」の行き着く果てまで来ているように思えた。ここから先は下り坂だと思った。

そういうわけで、過去の自分の失敗を徹底的に反省して、ゼロからやり直すことにした。

  • 全部詰め込むのはやめる。1つ1つのアドオンを可能な限り単機能に保つようにする。
    • 多少効率が悪くても、重複する部分があっても、個別のアドオンに分ける。
    • 重複する部分がデカくなるようだったら、ライブラリにする。
      • ライブラリはファイル単位で上書きできるようにする。ファイルの中を見て必要な箇所を切り貼りして……という風なことはミスの元になるから、やらない。
      • 複数の異なるバージョンの同じライブラリが同時に入っていても、問題なく動くようにする。
      • という考えで作ったライブラリをリポジトリにまとめてある
    • 関係ない機能を含めない。コンセプトが合わない機能は、簡単に実装できそうであったとしても、加えない。
      • これはユーザにもメリットがある。
      • 多機能で「とにかく便利」なんてコンセプトだと、ユーザは入れてみるまで薬効と副作用の比較ができない。入れた後も、どれが薬効でどれが副作用なのか分からない。
      • 単機能なら、薬効と副作用を比較しやすい。「この機能はいらないから、入れない」という判断ができる。「よく分からんけどとりあえず入れてみる」という選択を防ぐ圧力が生じる。
        • 多機能にするよりユーザ数は多分減る。でもそれでいい。薬効が必要なくて副作用しか得られない人にまで、使ってもらいたくない。
  • 主要な機能を、他のアドオン(自分が作る物も含めて)から使いやすいように「API」として公開する。
    • といっても、物自体は変わらない。あくまでただのメソッド。ただ、作る時の心構えを変える。
      • 自分だけが使うものだから……と思っていると、メンバ変数とかをがんがん使った、実装するのが楽な、結合が密な設計にしてしまいがち。
      • 結合が密だと、100%全ての情報の流れを理解している人間でなければメソッドを使えない。
      • 半年くらいして自分でもすっかり忘れた頃にもう一度見て、すぐに理解できるか? 理解できなさそうなら、それは駄目な設計。
      • 結合をなるべく疎にする。密な結合にしないといけない時は、せめて、情報が双方向に流れないようにする。一方通行に処理を追いかけるだけで理解できるようにする。
    • インターフェースを公開して、ドキュメントも作る。
      • 既に公開してしまっている物だから、安易に変更できないというプレッシャーがかかる。APIの互換性を維持する力が働く。
    • 機能同士の連携は、必ず公開APIを経由して行う。
      • APIでできないことはしない。
      • 必要なら新しいAPIを考える。やっつけ仕事ではなく、ちゃんとした設計で。
  • TBEでやってたような、ガチガチの作り込みはしない。
    • 泥臭くてカッコ悪くても、フレキシブルな対応が可能なやり方を取る。
      • XBLでスッキリ書くより、DOMでゴリゴリ書く。
    • なるべく、Firefox自体が持つ構造を壊さない。
      • 要素構造を自分好みにすっかり作り替えてしまえば、自分は楽になる。でも、ユーザが困る。他のアドオン作者も困る。要素構造を変えると他のアドオンと衝突しやすくなる。
    • XBLの使用はできるだけ避ける。
      • 特に、既存のバインディングの「置き換え」は「最後の手段」「禁じ手」と考える。
      • 「まだバインディングが行われていない部分への追加」だったら、使ってもいい。
      • どうしてもXBLじゃなきゃ実現できない、という部分だけに限って使う。それ以外でXBLを使うのは、極論すれば「珍しい技術を使ってる自分」に酔っぱらってる自己満足な行為でしかない、と考える。
    • メソッドを丸ごと置き換える、という事はできる限り避ける。
      • やるのなら、eval()による部分的な書き換えで対処する。
      • やりたいことの大半は、元のメソッドの最初か最後に処理を追加するだけ。メソッドを丸ごと全部別物に置き換えてしまう必要は本来無い。
      • 見通しは悪くなるけど、他のアドオンとの競合は起こりにくくなる。と思う。
      • これによる開発効率・メンテナンス効率の低下は、個々のアドオンを単機能に・シンプルに保つという前提によって相殺する。
  • 他のアドオンでできることはしない。
    • 自分一人で抱え込まない。他の人がやってることをわざわざ自分でやり直そうなんてことはしない。
    • 組み合わせて使うことを積極的に推奨する。自分自身も、他のアドオンと組み合わせて使う。
      • 組み合わせて使って問題が起こりにくい設計にしないといけない、という圧力が自然とかかる。

こういう考えに基づいて作ったのが、マルチプルタブハンドラ情報化タブツリー型タブソース表示タブという4つのアドオンだ。上に書いたことを完全に守れてるとは言えない部分もあるけど、昔に比べれば遙かにマシになってると思う。

作る側としても、使う側としても、僕は今の方がずっと楽だ。

「多機能に」「1つだけで様々なニーズに応えられるように」という方向に頑張ると、縛りがどんどんきつくなってくる。1つのアドオンだけでできることを増やしていこうとすると、妙な話だけど、他のアドオンに頼れなくなっていく。作り込むほどに、そのアドオンを入れた結果が素のFirefoxとかけ離れてしまうから、他のアドオンとの互換性がどんどん失われていく。だから、1つのアドオンだけでしなきゃいけない事がイモヅル式にどんどん増えてくる。

ユーザの視点から見ると、「多機能なアドオン1つだけの世界で完結した使い勝手を享受する」か、「いろんなアドオンを組み合わせて使う」かの、どっちかを選ばないといけないということでもある。両立はできない。

ここで改めて念を押すけれども、僕は、Tab Mix Plusと上記のタブ系アドオンの組み合わせは推奨していない。一応TMPで動くようにはした、けれども、継続的に追っかけ続けるモチベーションが無い。何故なら、僕はTMPユーザではなく、TMPと組み合わせて壊れるようであっても僕自身は全く困らないから。TMPユーザでない他のアドオンの作者の中には、同じように感じてる人もいるんじゃないかと思う。自分が使ってもいないのに対応を迫られるなんて、厄介な奴だ、目障りな奴だ、みたいな。閑話休題。

「多機能なアドオンで、部分的には、痒い所に手が届くような感覚がある。でも、足りない部分もある。それを補うための他のアドオンと組み合わせて使うことは、残念ながらできない。」「単機能のアドオンをたくさん入れていて、それぞれはそれなりに便利。でも、いまいち連携が取れてなくて、痒い所に手が届かない。」そのどっちかを選ばないといけない。

一人あるいは少数の作者の頑張りだけに期待しなきゃいけない、期待して待ってなきゃいけない。多機能長大路線を歩むという事は、ユーザにそれを強いるという事だと思う。僕はそれが嫌になった。

多分、多機能な物を「作る」だけなら、誰にでもできるんだと思う。時間さえかければ。当時の僕にもうなる程の時間があった(大学生で、レベルもそんなに高くなかったから楽に単位を取れて、その分自由に時間を使えた)から、できてたんだと思う。でも、より大きな問題は「作った」の後にあると思う。メンテナンスし続けられるのか? 他のアドオンと協調させられるのか? 多機能長大路線ではそれは難しいと、僕は思った。

「君って面食い?」 - Apr 13, 2009

と、面と向かって聞かれると答えに窮する。はっきり「ハイ、面食いです。かわいくないのは絶対嫌です、お断りです。」って言えるかどうか、という話。

僕は「面食い」を、顔の造形を指してだけ言うんじゃなくて、「雰囲気イケメンも含むイケメン」と同様の広い意味合いで、「服装とかも含めてかわいい人が好み」という感じのニュアンスで捉えてるんだけど。その上で考えると、自分自身が身なりに気を遣えてない、気を遣ったとしてもトンチンカンなことにしかなってないくせに、他人には高いレベルを要求するんですか、って話になるわけです。見合う物持ってんの? 持ってないでしょ? じゃああんた選り好みする資格無いよ。と、自分で思う。(※だから前彼女はブサイクでした、という話ではないですよ?共通の友人各位

にもかかわらず「ハイ、面食いです。かわいくないのはお断りです。」って言い放ったら、もう、お前何様だよって話になるわけじゃないすか。人によっては「顔で差別するとはけしからん!!!」と憤慨するかもしれない。憤慨しなくても「ふーん、顔しか見てないんだね。哀れな人だね。」って思われることうけあい。

かといって「いや、性格がよければ全然気にしないよ!」とかそれっぽいことを言ったって、嘘っぽいっていうかぶっちゃけ嘘だし。「かわいくないよりはかわいい方が……」とか「まぁ好きになったらその人がタイプになる感じかな……」とかの煮え切らない答えというのも、無難な落とし所に逃げてる感アリアリだし。「そうだね、まずは『面食い』の定義によるかな。そもそも……」とかマジに語り出したら空気読めてなさ過ぎだし。もうね、どう答えろと。

……はっ、もしかして、そういう負の視線をものともせず自分の意志を強く貫ける人間かどうかってことを試されたのか?(考えすぎ)

とかなんとかそんな風にぐるぐる考えてしまうから、いつも、そういう事は考えないようにしてる。評価しない。判断しない。判断しても口にしない。口に出すのは、それで傷付く人がいなさそうな時だけ(評価対象が無生物であるとか、はいはいノロケノロケとはなから相手にされないような場合であるとか)。

初心 - Apr 10, 2009

ごろたんから、このサイトのアドオン関係のページに書いてあるプログラミングのド素人が下手の横好きで作ったもの。という部分にツッコミを受けてしまった。素人じゃねーじゃん!!と。

いつでも初心を忘れないPiroですヨロシク。

いや、確かあの文って大学1年とかそのくらいの時に書いたはずで、それまでプログラミングといったら中学の時のN88BASICのお遊びと、ページ左のメニューをどうにかして自動生成したいってことで訳わかんないまま書いてたJavaScriptくらいしか、経験がなかったんですよね。専門の教育を受けたわけでもないし、きちんとしたプロダクトを作った事もなかったし……「大阪電気通信大学」っていうとじゃあ理系か工学系なのかって思われそうだけど、僕のいたメディア学科は入試に数学が無くて、カリキュラムにもプログラミングをテーマにした物は入ってなかった、そういうとこですから。

でも確かに今となっては、プログラマなのかエンジニアなのかとにかくコードを書くことが仕事の一環になってはいるので、素人とは言えないでしょうね。ってか、言ってたらマズイ。ということで上記のフレーズは消しておくことにします。

でも自分の感覚では、相変わらず、素人に毛が生えた程度という認識でいるんですよね。この1年くらいで技術的に進歩したと言えそうな事といえば、せいぜい、自動テストを書くようになったくらいで……ごろたんの記事読むまでeasing関数って単語すらも知らなかったし。使える言語も、Mozilla語のJavaScript方言とRails語をカタコトくらいですよ(JavaScriptとRuby、と胸を張っては言いづらいレベルの知識の偏り方なので)。論文読むとか本を読むとかそういう学習意欲の高いプロフェッショナルな人達を見てると、なんかすごく見劣りする気がする。

いや、ひょっとしたらそういう事じゃないのかもしれない。もっと形式的なところにこだわってるのかもしれない。

なんかねえ……例えば、入社1年目で何かプロジェクトにアサインされて、リーダーの下で指示を受けてあれこれ学びながら作業をこなして、納品してリーダーから「よくやった、お疲れ!」とかねぎらいの言葉をもらう、みたいな感じの、社会人としておそらくは常識的な<ruby><rb>通過儀礼</rb><rp>(</rp><rt>イニシエーション</rt><rp>)</rp></ruby>を経てない状態で、自分は技術者ですみたいな認識を持つことに、自分で抵抗があるということなんじゃないかって思う。

うまい話って無い物です - Apr 04, 2009

頭で分かったつもりになってても本当のところは理解できてないことって、多いもので……自分が当事者になってみないと分からなかった。今もちゃんと分かってるか怪しいくらいだ。賢者は歴史に学び愚者は経験に学ぶと言うけれども、僕はまさに愚者だなあ。愚者未満かも?

何でも話せる関係、とか、何でも受け入れられる関係、とかって、一歩間違うとズブズブの共依存に陥っちゃうアレですよね。多分その一種。あまりに典型的すぎるのに……自分のこととなるとなんで気付かないんだろ。いや、気付きたくなかったんだな。必死で目を逸らしていただけだ。

自分の「至らないところ」までも相手が受け入れてしまうと、自分でそれが「至らないところ」だって気付けなくなる。根拠レスな自信が増大していく。まぁ、自信喪失状態からのリハビリにはなったのかもだけど。でも、甘やかされると図に乗るタイプの人間は……度が過ぎても自分で気付くことができないんだな。人に言われても分からない。鏡のように自分の有り様を見せつけられて、なんとか分かるのかもしれない。

ありのままを一人で全部受け入れられることなんて、そうそうないんだろうな。本来なら多分どっかで破綻するんだと思う。破綻してなかったら何かがおかしい。会社だったら、赤字垂れ流してどうやって成立してるの?みたいな話だ。その裏には何かカラクリがあるか、そもそも最初から商売なんかしてなかったのか……

最初は自分が被害者みたいな気分にもなってしまったけど、違う、共犯だ。共依存だもん。むしろ自分が主犯だろ、自分の人生的に考えて。

それに、サインは出してくれてたんだな。決められたのは間違いなくそのおかげだ。なのに今まで僕は自分から、それを無視してた。まじめに取り合おうとしてなかった。サインの意味を懇切丁寧に教えてもらってやっと、「ああそういうことなのか」って分かったわけで。どこまで僕は人任せなんだよと。救いようがないなホントに!

だからなあ。恨めないわ。っていうか自分だけおいしいとこいただいてちゃっかりエクソダスしちゃって、むしろ恨まれておかしくないよなあ。

ありがとうね。本当に。さようなら。

(多分)児ポ法とか表現規制とかの話について白田先生が熱く語っているよ - Mar 22, 2009

ロージナ茶会ちゃんねる 試作零号 - (そーしゃる+こんぴゅーた)さいえんす→勉強中

要約:「西洋には昔から性に対する本音と建て前があったんだよ! 貞操を守りなさいとか言いながら実は裏ではエロエロで性欲発散する文化があったんだよ! 日本は明治維新で建前だけ輸入しちゃったから性欲発散する場が無くなってしまったんだよ! だから妄想で補うためにエロ漫画やエロビデオが大量に流通してるんだよ!」「な、なんだってー!!!」

動画2つ合わせて2時間オーバー。いやー非常に面白い与太話でした。

見る目 - Mar 17, 2009

「見る目のない奴」って他人が罵られてるのを見るだけでイライラする。自分がそう言われてるみたいで。だから擁護したくなる。

「見る目がある人」が憎い。他人を「お前は見る目がない」と言える人が憎い。「見る目がある人」が「眼鏡にかなう人間」を選び取っていくのだとしたら、「見る目がない人」が出会えるのは・選べるのは「見る目がある人の眼鏡にかなわなかった人間」からだけって事になるじゃないか。「見る目がない人」がなんとか見定めようと四苦八苦してる間に、「見る目がある人」が目の前でかっさらっていくって事じゃないか。要領悪い不器用モンはケーキを食べればいいじゃないってか。

ああ、言われなくても気付いてるよ。理不尽でもそれが世の中だということは。自分が思ってるこれは、その理不尽さに耐えられずそのくせ執着を捨てられもしない負け組の中の負け組が、防衛機制を発動して「悪いのはあいつらだ」とわめき散らして、「自分」と「原因」の間を切り離したがってるだけだって事は。

リンク先は恋愛話だけど、それに限らず、何かを選んで、それがちょっとでもうまくいってないと、そしてそれを人から「見る目が無いな」と嘲られると、カーッとなる。言ってる人の「ま、俺はそんな馬鹿な選択はしないけどなwwww賢いだろ?wwww」(cho45さんの言葉がすごく印象に残ってるので表現パクらせてもらいました)的なしたり顔が浮かんで、どうしようもなく腹が立つ。

僕の人生、そんな選択ばっかりという気がする。意地と惰性で、このありさまだよ。

こういうところ、まだ全然変わってない。

xUnit、アサーション、契約プログラミング - Mar 11, 2009

今更だけど、「xUnitってなんやねん」というのがよく分からなくて須藤さんに訊いたら英語版WikipediaのxUnitの解説を見るといいと言われたので見てみたところ、日本語版のxUnitのページには無かったxUnit自体の解説がちゃんと含まれてたので、アカウント作って英語版の内容を翻訳して日本語版の方に追加してみた。

英語版によると、「フィクスチャ」と「テストスイート」と「setup→テスト本体→teardownという順番で実行すること」と「アサーション」といった点がxUnitの特徴であると。これらの特徴を備えたテストフレームワークを一般にxUnitと呼ぶと。そんな感じですか。つまりUxUもxUnit型のテストフレームワークの一種である(→UxUはxUnitである)というわけですね。知らんかった。(ぉぃ)

あと、なんでアサーションはアサーションなのか(検証=verifyじゃなくて表明=assertなのか)というのがずっと疑問だったんだけど、これは契約プログラミングという概念に由来する表現なのか。プログラミングなのに契約ってどういうことなんだ? 「規約」とかの誤訳なんじゃないのか? と混乱したけど、説明によると、サブルーチンの呼び出し元はサブルーチンに対して「契約」上のルールに則った値を渡す義務を負い、サブルーチン側は呼び出し元に対して「契約」上のルールに則った値を返す義務を負う、義務が果たされない=契約違反が生じたらその時点ですべての処理をストップする、という風にあったのでなるほど確かにこれは「契約」で正しいなと納得した。

マクロスF BD - Mar 10, 2009

2巻と3巻も買ってしまった。ブルーレイは(というかHDは)高画質でいいなあ。

前に「なんでマクロス見てんの」的な事を訊かれて「美男美女が動いてるから(あとメカ)」的な事を答えたら「キモイ」と言われたけど、やはり、綺麗な映像にはそれだけで充分に価値があると思うんだ。それに各巻ちゃんと見せ場があって、「損した」感が全然無い。2巻は2話の、宇宙空間に吸い出されたランカをギリギリで救助するシーンが好き。4話のランカの歌とダンスも可愛くて良い。3巻は5話のランカゲリラライブが見所だし、7話は総力戦な派手さがたまらん。

というわけで4巻5巻もポチった。

まあ正直、買ったからって何度も見返すか?っていうと、疑問なんだけれども。イイ物にはちゃんとお金を払いたい。それを作った人達が報われて欲しい。

叩きや煽りを気にしない、その代わり感謝にも心動かされない、というライフハック - Mar 09, 2009

話題としてはちょっと古いんだけど……

無料ソフト「PSP filer」開発者、ユーザーからの「文句」を腹に据えかねて開発・公開中止 - スラッシュドット・ジャパン

開発厨なんて言われながらどうして開発を続けられるの? って話。

そういえば最近では、テキストリンクの事でわりとボロクソに書かれてた。あと「触れちゃいけないアドオン作者」とかって名前が挙げられてたりしたし。「触れてはいけない」ってどういう意味なんだろう。こいつの作る物は危険だから使っちゃいかん、という意味なのか、それとも、こいつはキチガイだから関わっちゃいかん、という意味なのか。

W3C信者として叩かれまくり→タブブラウザ拡張の作者として叩かれまくり→老害として叩かれまくり(?) という経緯を経て今に至っている自分の感覚では、今となってはもう、叩きや煽りにいちいち反応してたら精神が保たないよねって感じではある。「あーやっちゃったーハハハ、また叩かれちまうなあー」みたいな。以前は結構素直にそういうのに反応してる所があって、それなりに傷付いたりしょげたりしてたと思う。

しょげなくなった代わりに、褒められても前ほど喜べなくなってしまったんじゃないかって気もする。貶されて傷付く心と、褒められて喜ぶ心とはひょっとしたら同じ所にあって、傷付かないように蓋をしたら一緒に喜ぶ心にも蓋をすることになってしまったんではないか、みたいな。褒められて素直に喜ぶためには心の無防備なところをさらけ出して待ち受けておかなくてはならず、そうしてると傷つける言葉ばかりがたくさん降ってきて耐えられなくなる……みたいな。

そうなるともう、完全に惰性なんだよねえ。あるいは、口実。積極的に新しい情報を追いかけたりしないといけない面倒くささに対する、「必要だから調べるんだよ、全く無駄というわけでもないんだよ、そしてこれはいつか本業(クリアコードの仕事)に役立つんだよ、あくまで仕込みなんだよ」という、自分に対しての言い訳。

指が太い人にタッチパネルを使わせるとは拷問か! - Mar 09, 2009

タッチパネルであるボタンにタッチしたつもりが隣のボタンへのタッチと認識されてしまってストレス溜まるよ問題。カラオケのデンモクでよくある……

タッチパネルをもっと使いやすくするインターフェース『Fingertouch』をOperaが開発中 - IDEA*IDEA ~ 百式管理人のライフハックブログ ~

Operaの実験的なUIで、指が触れた位置に複数のリンクやボタンがある時はそれらを拡大して表示してもう一度選ばせる、という物だそうです。こういうアプローチは今まで見たことなかったなあ。

でもデンモクの文字入力みたいに連続してタッチしないといけない状況だと、毎回これだとさすがにうざい。何か他の方法と組み合わせたり、フェイルセーフのように使ったり、というのが現実的なような気もする。

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