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たまに18歳未満の人や心臓の弱い人にはお勧めできない情報が含まれることもあるかもしれない、甘くなくて酸っぱくてしょっぱいチラシの裏。RSSによる簡単な更新情報を利用したりすると、ハッピーになるかも知れませんしそうでないかも知れません。

萌えるふぉくす子さんだば子本制作プロジェクトの動向はもえじら組ブログで。

宣伝。日経LinuxにてLinuxの基礎?を紹介する漫画「シス管系女子」を連載させていただいています。 以下の特設サイトにて、単行本まんがでわかるLinux シス管系女子の試し読みが可能! シス管系女子って何!? - 「シス管系女子」特設サイト

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自分で自分を危険に晒す行為 - May 19, 2008

塞がれたセキュリティホールを開けろという人々

extensions.checkCompatibility(対応バージョンの照合を行うかどうか)とextensions.checkUpdateSecurity(自動アップデートが安全に行われることを求めるかどうか)のうち、前者はまあfalseにしてもいいと思うけど、後者をfalseにするのは僕もいただけない。前者は「気をつけていれば被害を防げる」性質の物だけど、後者は「気をつけていても被害に遭う」性質の物だから。

自分でもよく分かってないものを人に勧めるな、とは言わない。それを言ったら自分も何もできなくなるから。その代わり、良くないことを勧めてしまったことに気がついたのなら、それを広めた時と少なくとも同じだけの労力を割いて訂正情報を広める努力をする(誤情報を伝えたエントリやコメントに正しい情報へのポインタを追記することもその一つ)のが、自分のしたことに対する責任の取り方という物だと僕は思ってる。

本気でやるならprototype.jsやjQueryやYUIは避けてonclickを使うべき - May 18, 2008

タイトルは釣り。

僕自身はなんだかんだで仕様原理主義者な所が今も強いわけで、その考えに則れば、onclick等のイベントハンドラは一応W3Cの仕様に含まれてるから(HTML4XHTML 1.0XHTML 1.1)OKだけど、ライブラリは業界団体の作る標準仕様になってないからNG、と言える。というのはまあ半分冗談だし、そもそもHolyGrailさんの指摘とは次元が違う話なのですが。

しかしこの考えも、権威主義だけじゃなくて、実利的に考えて「そうあるべき」と僕は割と真面目に思っていたりもする。

  1. いつでも詳細な取り決めを確認できて、不安無く使える。
  2. 特定のベンダの意向や、世間の流行り廃りに振り回されずに、安心して使える。
  3. 学んだことが無駄にならず、他の場面でも使える。

この三つの点について、満たしている物が多ければ多いほど、満たしているレベルが高ければ高いほど、それは良い物で学ぶ意義も大きいと僕は思う。

今でこそ僕はFirefox一辺倒だけど、これも「1」と「3」がそれなりに満たされているからという所が大きい。仕様は無いにしても実装がソースコードレベルで公開されているから、必要とあらば「こういう時にどうなるのか」をどこまでも追いかけられる。また、少なくともWindowsとMacとLinuxというマルチプラットフォームで使えて、どれか一つの環境で作り込んでおけば、他の環境でもそのまま使える(最悪でも、それほど大きな労力を掛けずにポーティングできる)。

そして上記三条件それぞれを最も突き詰めた物が、オープンスタンダードであり、デジュールスタンダードであり、デファクトスタンダードだ。

一昔前までは、ことWebについてはデファクトスタンダードとデジュールスタンダードが激しく乖離しているのが当たり前で、GeckoくらいしかまともにW3Cの仕様を実装している物が無い頃には「W3Cの仕様はWeb標準だからこれに則ってればいいことあるよ」と言っても「でもそれって夢物語じゃん」と返されるのが世の風潮だったと思う。でも今は時代が変わった。OperaもSafariも高いレベルでWeb標準に対応してきたし、IEも少しずつだけどWeb標準に合わせてきてる。今だったらはっきりとこう言える。「Web標準の技術を使っていれば、FirefoxでもOperaでもSafariでも動作するし、AirでもGoogleガジェットでもFirefoxの拡張機能でも使えるし、いいことだらけだよ」と。

不遇の時代を乗り越えて、「Web標準」は今、上記三つの条件を兼ね備えた物にようやくなりつつある。W3CやWHATWGやISOやECMAに仕様があって、仕様が公開されていて、しかもそれをほとんどのベンダがサポートしている。これって凄い事だと思わんかねぇ?(誰ともなく)

SAIの本でコラム書きました - May 18, 2008

SAIですぐできる!スーパーペイントテクニック

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ペイントツールSAIの解説本に4ページだけコラム書きましたので宣伝しておきます。5月30日発売。Amazonではタイトルがぶっ壊れてる(「SAIですぐできる!スーパーペ」)んですが、正式なタイトルを僕も聞いてないんでとりあえずこのままで(ぉぃ)。セブンアンドワイでは「SAIですぐデキる!スーパーペイントテク」とあるので、多分そういう名前。

内容としては、紙のマニュアルが無いSAIにとってのオフィシャル説明書的な立ち位置だそーです。台割を見た感じでは、ヘビーな使い方をしてる人のためのTips集というよりは、多分それ以前の、乗り換えたばかりとか2DCGを始めたばかりとかそういう人向けの、ツールの基本的な使い方の解説が多いんじゃないかと思います。

SAIコミュニティとあまり関わりがなくてしかも絵描き業でもない僕なんかが参加してるということで、内容に不安を持たれる人もいるかとは思いますが、僕以外の人は普通にちゃんとしたプロの絵描きの人達なのでその点は心配ないですハイ。

29日追記。画像は付いたのに書名が「SAIですぐできる!スーパーペ」のまま……これはもはや「スーパーペ」までで正式名と考えざるを得ませんね!(ぇー)

29日再追記。「SAIですぐできる!スーパーペイントテクニック」になってましたのでこれが正式名称ということでFA。

エイリアン展:他の星にはどんな生き物たちが住んでいるんだろう? - May 12, 2008

お台場の日本科学未来館でやってるエイリアン展に、こないだの土曜日に行ってきた。一人で。

入っていきなり、リプリーと対峙したあのクイーンエイリアンがいてびびった。Zone1はいわゆる空想上のエイリアンの紹介で、宇宙人好きには多分よく知られてる「墜落したUFOから発見された宇宙人の死体」もあった。死体っていうか、台の上でひくひく動いててキモいんですけどー!! エイリアン、と聞くとこんなのをイメージする人が多そうだし実際僕もそうなんだけど、まさにそんな感じのものが色々置いてあった。

Zone2とZone3はもっと別次元の話。宇宙船に乗って飛んできたりするような高度な知的生命体としてのエイリアンではなく、E.T.(Extraterrestrial life)という言葉の意味そのままの、「地球じゃない環境で生きている生命体とはどんな物なんだろうか」ということを紹介している。Zone2では地球上の生き物についての展示がたくさんあって、地球上ですら生命の形は千差万別なんだということが色々な例を挙げて紹介されていた。

Zone3では二つの仮想の星を想定して、その星の自然環境からどんな生態系が成り立つのかを科学的に想像し、その結果を紹介していた。このZone3の内容は元々イギリスのテレビ番組のために作られたものらしく、売店でもDVDが売られてたのでつい買ってしまった。

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赤色矮星のごく近くを回るために自転が止まってしまっている惑星「オーレリア」と、連星の太陽のまわりを回る巨大ガス惑星のさらにそのまたまわりを回る衛星「ブルームーン」それぞれについて、大気や気候を考えて、その環境に適合した生命とはどんなものか、その生命が組み込まれている生態系とはどんなものか、ということを考えた上での想像上の生態系が再現されている。僕が特に面白いと思ったのはブルームーンの方で、大気が濃い=空気の密度が高い=空を飛ぶのが容易ということから、空を飛ぶ生命が多いだろうと考えたという話。SFものとかで特に大きな意味もなく地球とよく似た植物が生い茂っていたり、あるいは巨大な生物が特になんの説明もなく飛行していたり、というのを目にするけども、こうやって根底の部分(大気の組成)から考えると面白いものだなあ、と。

帰ってからDVDを見たけど、映像の中では語られていないようなもっと詳しい情報が展示にはあって(例えば、スカイホエールの翼はハニカム構造であるとか、ブルームーンの生命は三相性の物が多いとか)、じっくりゆっくり見てくればよかったなあと思った。

Zone4はSETIの話。地球外知的生命体との交信の試みについての展示と、来場者同士でのメッセージ交換を星々の間での交信に見立てたインタラクティブアートみたいな物があった。SETIといえば、SETI@homeはネットに繋ぎ始めた頃からずっとやってるけど、僕が生きてる間に成果が上がることはあるんだろうか……

当初考えていたより科学的な内容がずっと多くて(まあ会場が会場だから当たり前か)、しかし目で見て分かりやすいようなかみ砕いた展示内容で、子供から大人まで楽しめそうないいイベントだなと思った。子供連れやカップルも多く来てた。あと中国人の人も多かったようだ……このためにわざわざ飛行機で来たんだろうか?

行ったのが昼過ぎでエイリアン展を見終わった頃にはもう閉館時間だったので、常設展示の方は見れなかったんだけど、次に来る時はそっちも見てみたい。

ヲタファッション革命 - May 08, 2008

ヲタファッション革命第一弾

おお。いい結果になったみたいでよかった。オサレ小物まで行くと僕にはちょっと付いていけんけど……

これのBeforeとAfterの違いが分からん(どっちもダセえ)と思う人というのは、きっとオシャレさんなんだろう。そういう人達と、脱オタしたいと思ってる僕達みたいな人とでは、そもそも目指してる物が違うんだから、まあ、そういう人達から辛辣な意見が出てきたって、それは無視してイイと今では思える。

彼らは「いかに凡人から抜きん出るか」とか「いかに自分が楽しめるか」を目指しているんだと思うけど、そうじゃなくて僕らが求めてるのは、「凡人から二歩も三歩も出遅れて悪目立ちしている状態から、いかにして凡人レベルまで引き上げて溶け込むか」「いかにして最下層から脱して、劣等感を感じずに済むようになれるか」っていうこと。

敢えて露悪的な言い方をすれば、仮に物凄いオシャレさんな人達から見て「プッ、ダセえ」と思われるような服装であったとしても、それでもまだ「見下せる先がある状態」になれてはいる。それだけでもう僕らにとっての「脱オタ」は十分に意義あることだと思う。『下の下』でも『下の中』でも『下の上』でもない、『中』のレベルになれた、その間にある谷を越えられた、っていうことが大事。

そもそも他人の目線をいつも気にして劣等感を抱いて「脱オタしたい」なんて言っちゃってるような自意識過剰な弱虫たる僕らのような人種は、その程度のことで劣等感を解消できてしまえる、満足できてしまえるのですよ。オシャレさんな人達が「自分が楽しむために」「自分が満足するために」ファッションにコストをかけるのと同じで、僕らもまた、「自分の心を満足させるために」そこにコストを投じているわけで、本質的に別に間違ったことをしているとは思えない(まあ、動機のベクトルは不健全に歪んでると思いますけどね)。

それに「誰にも見下されたくない」とまで思ってしまうと、どこまで行ってもきりがないじゃないですか。「とりあえず世間の平均から見下されずに済むレベル(平均の平均までいかなくても、『中の下』までいければ『中』には引っかかれている)まで上れたら、それでいい」と思えるレベルは、コストパフォーマンス的に最も妥当な落とし所だと思う。

……とまで書くときっと言いすぎで、リンク先の記事で「革命」した人はここまで黒い感情を抱いてはいないと思うし、大多数の脱オタ希望者ももっと健全な物に近い感覚ではあるんだろうけど、まあ、そーいうタチの悪い人もここにいるんですよってことで。

結婚 - May 08, 2008

仕事がきっかけで知り合った方が、今度結婚されるそうな。

まともな人間関係を築けるようになった?と思う高校くらいからの人間関係で結婚した人達を思い出しながらカウントしてみたら、10組を超えてた。交友関係の狭いひきこもり性の僕としては、結構驚くような数字なんだけど。

僕より年上で結婚した人も僕より若くて結婚した人も色々いて、というか同い年・同学年の友達というのが少ないので、いわゆるひとつの「みんな結婚していっちゃって……」的な感覚はイマイチ薄い。こう、なんというか、僕がこうやってぼんやり生きてる間に時間というのは流れていく物なんだなあとか、みんな色々考えて生きてんだなあとか、そういうことを、やっぱりボンヤリした頭でポカーンと口開けて眺めてる、そんな感じ。

羨ましいかどうかで言えば、多分、羨ましいとは思う。しかし今も昔も、どこか遠い世界の出来事の話にしか感じられないなあ、という感覚が強い気がする。なんだろうなあ。新婚とか同棲とかそういうのを取り扱った漫画、恋愛物だとかラブコメだとか、そういうのを結構な量消費してきて、そういうのを消費したからこそ、そういう物を消費物として楽しんできてしまったからこそ、自分自身のことについては明るい未来のイメージが思い浮かばないというか。言葉にするのが難しいのだけれども、こう、前述したような甘々な物を好んで消費するという僕のメンタリティ故に、それが却って宜しくない結果を招きそうだなあ、みたいな。

親にゲーム買って貰えないから攻略本だけ買ってスミズミまで読んでそのゲームを味わい尽くした気分になって、それで満足できてしまってそのうちゲーム本編の方に関心が無くなってしまってほんとにやらないうちから飽きてしまったりとか、あるいはその逆に、期待に無駄に胸膨らませてしまって、実際プレイしてみたら期待したほど面白くなくてガッカリするとか。そんなんするくらいだったら最初から誰かに貸してもらってゲーム本編をプレイするなり、プレイできるようになるまで情報断って我慢するなりっていうのが、健全なあり方っていうものなんじゃないか? なんでそういう健全な生き方を僕はできない・しようとしないんだ? というかなんというか。

考えがまとまらない。

まあそんな風に僕はうじうじ自問自答してしまわずにはおれんのですけど、そんな事は関係なくて、というか皆さん僕よりずっと健全に生きれてると思うから、みんなは幸せになって下さいなと。妙に後ろ向きなエールを送る次第です。

Gmail宛にメールを片っ端から転送すると元のアドレスのドメインが受信拒否されるようになることがある、という問題 - May 07, 2008

[@gmail.com宛メールの遅延について

  • www.ecc.u-tokyo.ac.jp](http://www.ecc.u-tokyo.ac.jp/announcement/2008/04/10_1026.html)等で警告されているけれども、Gmail宛にメールを転送すると自分が本来使っている元のメールアドレスのドメイン全体が受信拒否転送元となるメールサーバからの接続が拒否(あるいはそれに近い制裁措置を)されるようになってしまうそうだ。

何が起こっているのかというと、こういうことらしい。例として、自分の本アドレスが「example@example.jp」、Gmailのアドレスが「example@gmail.com」だとして説明してみる。

  1. メールアドレス「example@example.jp」宛のメールが届くメールサーバや手元のメールソフトで、受信したメールを自動的にexample@gmail.com宛に転送するように設定する。
  2. spamも含めてexample@example.jp宛に届いたメールすべてが、example@example.jpから自分が利用しているメールサーバからexample@gmail.com宛に転送されるようになる。
  3. Gmailから見るとexample@example.jpからそのメールサーバから大量のspamが送信されてきているように見えるので、Gmailはexample.jpドメインからのメールそのメールサーバが踏み台としてspamの送信に悪用されていると判断して、そのサーバからの通信に対して一律で制裁措置を取るようになる。
  4. 自分もexample.jpドメインのアドレス同じメールサーバを使っている他のユーザも、他の人のGmailのアドレス宛に普通に送ったメールが制裁措置のせいで届かなくなる。

という感じ? 色々誤解してたみたいなので直してみたけど間違ってるかも。とにかく通信がうまくいかなくなるらしいということではあるそうだ。

こうなることを防ぐには、「example@example.jpのメールサーバで転送設定をする時に、spamを除外した後のメールだけをGmail宛に転送するようにする」というのも一つの手だけれども、一番確実なのは、そもそも「転送」という手段を使わないで、Gmailの側でMail Fetcherを使ってexample@example.jp宛のメールを吸い上げるようにするということ(※ただし、GmailのMail Fetcherの場合、その本アカウントでPOPを利用できる必要がある。リンク先を開くと英語のFAQが表示されることがあるようだけど、右上の言語切り替えで「日本語」を選ぶと日本語の説明が読める)。

Mail Fetcher機能を使うと、example@example.jp宛に送られたメールをGmailが普通のメールソフトのように勝手に見に行くようになるので、前述したようなspam大量配信と見なされることもない、はず。その上でGmailのアカウントでPOPアクセスやIMAPの設定をしておいて、手元のメールソフトからGmailを見に行くようにしておけば、GmailがMail Fetcher機能でexample@example.jpから吸い上げたメールを、手元のメールソフトで見られるようになる。もちろんMail Fetcherが吸い上げた時点でspamメールはGmailのフィルタによってふるい落とされているので、Gmailをspamフィルタ代わりに使うのならこうした方がいいと思う。

ここではGmailを例に挙げたけど、同じような制裁措置をする無料メールサービスがいくつか出てきているそうなので、他のサービスでも何でもとにかくメールの転送を使ってる人は、自分が使ってるやり方について見直しといた方がいいかもね。

ちなみに、これは「すでにGmail(などのサービス)から制裁措置を喰らってしまっているドメインのメールアドレスからとりあえず自分だけでもGmail宛にメールを送れるようになる方法」ではなくて、あくまで「自分が使っているメールアドレスと同じドメインのメールアドレスを使っている他の人に、今後迷惑をかけないための方法」なので、そこのところを勘違いしないように。

数日ぶりに外出した - May 07, 2008

連休中一歩も家から出ないで不毛なことに精を出していたのだけれども、ほんとに一歩も家から出ないままだと人としてどうかと思ったので、夕方から外出してみた。

本当はエイリアン展に行こうと思ってたんだけど、朝になって火曜日休館だって事に気がついたから……

  • クリーニングに出してから1ヶ月近くなんだかんだで放置してしまっていた(店の前を通る時には終業後だったり、休みの日はやっぱり一歩も外出しなかったりで)礼服を受け取ってきた。
  • 自転車のブレーキが本格的に全然きかなくなってたことに恐怖を覚えたので、工具を引っ張り出してきてブレーキのワイヤーの締め付けを少し調整してみた。
  • 図書館(引っ越してきてから一度も行ったことがない)に行ってみたら連休中は休館だった。
  • 近所にあるけど一度も行ったことがなかった回転寿司屋に行ってみた。味の方はまあまあかな……(と、偉そうなことを言ってはみるものの大して味の分からん人なので、これで満足できるんだから、寿司食いたくなった時はここでいいやと思った)
  • 本屋に行ってSBRとイキガミとマーガレットを買ってきた。
  • シークレットシークレットのPVを見ててむらむらと欲しくなったのでpinoを買って帰ったが、コンビニにあったのは26個入りの物でPerfumeが食べていたトレイの上に載ってるやつじゃなくてちょっと残念だった。ピックは外れた。

不毛な連休の、不毛な最終日でした。

Safari風アニメーションの実現方法と、クリック時にスクリーンを表示しない設定について - May 06, 2008

検索がヒットした箇所をハイライト表示していて「次候補」「前候補」を辿る時、フォーカスした要素をアニメーションで強調表示させる機能について、今までは簡易的な実装としてspan要素をposition:relativeにしてtopプロパティをいじることで「ぴょこん」とジャンプするような効果を付けてたんだけど、0.8.4でパクリ元のSafariと同じようなアニメーション効果(フォーカスされた箇所が一瞬拡大される)にするようにした。まああくまで擬似的な物なんですが。

検索にヒットした箇所にアニメーション効果を表示するやり方としては、canvasを使う方法など色々考えられましたが、思いつく限り最も単純なやり方で、要素をコピーして絶対配置するという方法で実装しました。これはText Shadowで折り返されたテキストに影を付ける方法を考えた時に思いついた手法の応用で、こんな風にしてます。

前のテキスト
<span style="position: relative;">
  ハイライトされたテキスト
  <span style="position: absolute;
               top: -0.2em;
               bottom: -0.2em;
               left: -0.2em;
               right: -0.2em;
               font-size: 1.02em;">
    ハイライトされたテキスト<!-- 複製されたノード -->
  </span>
</span>
後のテキスト

position: relativeなインライン要素の中にposition: absoluteな要素を置くと絶対配置の基準がそのインライン要素になる、というCSSのポジショニングの特性を利用して、同じ位置に配置しています。また、top/bottom/left/rightの各プロパティにマイナスの値を設定することで、四辺が親のボックスより大きくなるズームっぽい効果が得られます。フォントサイズも一応いじってますが、あんまり分かりませんね。

手抜きなので、折り返された語句は正しく表示できません。あと、Safariみたいにアニメーションが終わった後もその箇所を特別に強調する、という効果は付けてません(そのうちやるつもり)。

もう一つ、0.8.5での改良点。0.8.2からSafari風強調表示を有効にした状態で半透明のスクリーンの下に隠れているリンクなどをクリックした時にクリックイベントを再送するようにしましたが、この半透明のスクリーンはクリックすると消えてしまうため、ミドルクリックなどで新しいタブでリンクを開いた時にも強調表示が解除されてしまうという欠点がありました。そこで、強調表示を解除しない例外的な操作の設定(正確には「この操作だった場合は一度消した強調表示を自動的に再表示する」という機能なんですが)をできるようにしてみました。

デフォルトでは、ミドルクリック、Ctrl-左クリック(リンクを新しいタブで開く)、Alt-クリック(リンク先を保存)、Shift-クリック(リンクを新しいウィンドウで開く)あたりの操作に対して、強調表示の状態を維持するように設定してあります。他のアドオンを使ってすべてのリンクを常に新しいタブで開いているようにしているから、そういうケースでも強調表示を解除しないようにしたい、という場合には設定をabout:configあたりで編集する必要があります。

この動作を決めている設定はxulmigemo.highlight.hideScreen.restoreButtonsという文字列型の設定です。値は「1,0+1,0+2,0+4,0+8,0+6,0+12」という風なカンマ区切りのリストになっていて、一つ一つが「この場合には強調表示を維持する」という場合の指定になっています。例えば「1」は「ミドルクリック」、「0+2」は「Ctrl-左クリック」を意味しています。プラス記号の左側はボタン番号(0=左クリック、1=ミドルクリック、2=右クリック)で、プラス記号およびその右側の数字はモディファイアキーの指定です(このパートは省略可能)。

モディファイアキーはnsIDOMNSEventの定数プロパティで定義されているフラグで指定します。Altキーは1、Ctrlキーは2、Shiftキーは4、Metaキー(MacのCommandキー)は8で、複数のキーを同時押しした場合を指定するにはそれぞれの数値を足した数を指定します。例えば「0+6」と書いた場合、プラス記号の右側の6は2と4の合計なので、「Ctrl-Shift-左クリック」の意味になります。このフラグ指定の意味がよく分からないという人はビット演算の話を見て下さい。

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