Jan 30, 2006

タブの縦置き

Firefoxはタブバーがツールバーのすぐ下にあって、タブは横方向に並ぶように設計されている。これを縦置きする(タブバーをウィンドウの右や左に置いて、タブが縦に並ぶようにする)と、多数のタブを開く場合の視認性が高くなる。

これをFirefoxで実現するには現在二つの方法がある。ユーザースタイルシート(userChrome.css)を使う方法と、拡張機能を使う方法だ。

userChrome.cssを使う場合、以下のような記述を行う。

tabbrowser > tabbox {
  -moz-box-orient: horizontal;
}

.tabbrowser-strip {
  -moz-box-orient: vertical;
  overflow: -moz-scrollbars-none;
}

.tabbrowser-tabs {
  -moz-box-orient: horizontal;
  min-width: 10em; /* この数値は好みで変更する */
  -mox-box-pack: start;
  -moz-box-align: start;
}

.tabbrowser-tabs > hbox {
  -moz-box-orient: vertical;
  -moz-box-align: stretch;
  -moz-box-pack: start;
}

.tabbrowser-tabs > hbox > tab {
  -moz-box-align: start;
  -moz-box-orient: horizontal;
}

ただ、Firefox 1.5から実装されたタブのドラッグ&ドロップは、タブが横並びに表示されていることを前提に作られているので、この状態だとタブのドラッグ&ドロップができなくなる。そこで、拡張機能を使う必要が出てくる。

TBEには、タブを縦置きする機能が含まれている。これは、タブバーの表示位置を変えるのと、タブのドラッグ&ドロップの処理を変えるのを同時に行うためだ。

また、TBEのこの機能と同じことをしてくれる単機能の拡張機能で、Vertigoというものがある。これ以外の機能が必要ない場合は、こちらを使うのがよいだろう。

ただ、僕の環境で試した限りでは、Tab Mix Plus 0.3とコンフリクトしてしまいタブが正しく表示されなくなるという問題が起こった。TMPと組み合わせて使うことを避けるか、TBE一つでまかなうか、Vertigoを改造してTMPとのコンフリクトを解消するか、Vertigoがアップデートをされるのを待つか、あるいは、タブのドラッグ&ドロップ自体を諦めてuserChrome.cssでの縦置きを行うか。タブの縦置きをストレスなく行うためにはいずれかの道を選択する必要がある。

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