Jun 08, 2010
さくらのレンタルサーバ スタンダードプランでrep2
いくつか前例はあるようだ。
僕の契約はスタンダードプランなんだけど、複数ユーザでFreeBSD 7のサーバを共用してる状態で、管理者権限は無い。クライアントはUbuntu 10.04。という前提で。
sshの準備
何はともあれ、まずはリモート操作のための準備を整える。
ssh ユーザ名@ドメイン名
これでsshでログインできるんだけど、いちいちパスワードを訊かれてしまう。なのでsshの公開鍵を置いておくことにした。
- 1回、上記の要領でSSHでログインする。
- mkdir .ssh
- chmod 700 .ssh
- vi .ssh/authorized_keys
- ローカルにある公開鍵(~/.ssh/id_rsa.pubなど)の内容を貼り付けて、ファイルを保存する。
- chmod 600 .ssh/authorized_keys
- exit
再度上記の要領でsshでログインを試みると、今度はパスワードを訊かれなくなる。scpも。
rep2設置
- p2拡張機能パックの「依存ライブラリ込み」のファイル一式をダウンロードする。今回は rep2ex-100227-0215.7z を使った。
- ファイルを展開する。
- cd rep2ex-100227-0215-with-deps
- tar zcvf rep2.tar.gz rep2 で再圧縮する。
- scp ~/rep2.tar.gz ユーザ名@ドメイン名:~/ でサーバに送る。
- ssh ユーザ名@ドメイン名:~/ でサーバに入る。
- mkdir ~/p2data でWebから見えない位置にデータディレクトリを用意する。
- tar zxvf rep2.tar.gz で展開する。
- mv rep2 www/ でWebから見える位置に移動。
- パーミッションを設定する。
- chmod 705 www/rep2
- cd www/rep2
- find . -name "*.php" -type f -print | xargs chmod 705
- vi conf/conf_admin.inc.php で初期設定を変更する。
$_conf['data_dir']
などで指定しているデータディレクトリの位置を、先程作ったデータディレクトリへのパスに書き換える。 ~/p2data/ にデータディレクトリがあってrep2のindex.phpが ~/www/rep2/index.php にあるという位置関係なら、値は"../../p2data/"
になる。- どこからでもアクセスを受け付けるようにするなら、
$_conf['secure']['auth_host']
の値を0
にする。
- http://ドメイン名/rep2/index.php にアクセスしてみる。
上記の参考エントリではこれだけでいけるという風に書いてあるんだけど、僕の場合はPHPのエラーで動かなかった。magic_quotes_gpcをOffにしろとかなんとか。
さくらのレンタルサーバのサーバコントロールパネルを見てみると「PHP設定の編集」というのがあったので、ここを見てみたところ、デフォルトの設定に対して必要な設定項目だけ上書き指定できるようだったので、magic_quotes_gpc = Off
と記入して保存した。その後再度rep2のページにアクセスしてみた所、今度はちゃんとユーザ登録用のフォームが表示された。
ローカルのrep2のログを引き継ぐ
実はローカルで今までrep2を動かしてたので、そのログや「お気にスレ」などのデータを引き継ぎたかった。ローカルのデータは ~/public_html/rep2/data/ に置いてた、という前提で。
- exit (sshでサーバに入ったままなのであれば)
- cd ~/public_html/rep2
- tar zcvf data.tar.gz data で圧縮する。
- scp ~/data.tar.gz ユーザ名@ドメイン名:~/ でサーバに送る。
- ssh ユーザ名@ドメイン名:~/ でサーバに入る。
- tar zxvf data.tar.gz で展開する。
- rm -r p2data
- mv data p2data
- rm p2data/p2_auth_user.php で古い認証ユーザの設定を削除する。
- http://ドメイン名/rep2/index.php にアクセスしてみる。
今まで見てたスレの過去ログが見えるようになっていれば成功。
余談
今回の事で、さくらのレンタルサーバにsshで入る方法を習得した。もう少し色々試したら、定期的にサーバにある内容をまとめて圧縮してバックアップということもできるようになれるかな。なれるといいな。
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