Oct 05, 2008
ハンズで霧吹きを買った
元々あった霧吹き?は100円ショップで買ったもので、目が荒いというか大量の水がドバドバ出るため、アイロンがけに使おうとしたら乾いたはずの洗濯物がビショビショになってしまった。ということでもっと目の細かい霧吹きが欲しくて、池袋まで行ったついでに東急ハンズでそれらしい物を探してみた。
売り場を見てみたら、詰め替えボトルのコーナーにそれらしい物がたくさんあったのだけれども、目が細かいかどうかまでは分からなかった……一種類だけ「ミスト状になります」と書いてあったのがあって「これかな?」と思ったけど確証が持てなかったので、ダメ元で店員さんに声をかけて聞いてみた。「アイロンがけの時に使うような目の細かい霧吹きを探してるんですが、一番目が細かいのはどれですか?」と。そしたら、そのうちの一つを「自分が試した中ではこれが一番細かかった」と教えてもらえたので、それを買うことにした。
買ったのは、ノズルを押すとプシューと中身が吹き出してくる普通のヘアスプレーみたいな形をした奴。タグにはthe SCENTPUMPとか書いてあった。892円。輸入物らしい。市販のヘアスプレーの入れ物と違ってキャップに長い足が付いていて、キャップを押したり引いたりすると自転車の空気入れみたいに空気が入っていって圧縮される。で、キャップを外してノズルを押すと、圧縮空気の圧力によって中身がプシュート吹き出す、という物だった。面白いことを考える人もいるもんだなあ。実際に水を入れて試してみたら、確かに目の細かい霧状になって水が出てきた。これはいい買い物をした。
聞いた店員さんがたまたま「当たり」だったのかもしれないけど、商品知識が豊富な人が売り場にいるというのは素晴らしいことだと思った。またここで買い物をしたいなと思った(乗せられてます)。
あと、今までの自分だったら、こういう場所で右も左も分からない状況になったら、悩みに悩んでカンで選んで買って帰って期待外れで後悔、というオチになっていたんじゃないかと思うけど、自然に人を頼ることができたという事実を改めて意識して、深い感慨を覚えた。
ここに来るまでにどれだけの事があっただろう。自分のホームでない、アウェーの場所に飛び込むという事。恐怖を乗り越えて人に話しかけるということ。したいこと・求めていることをきちんと伝えて、自分から相手にできる限り協力して、相手の協力を引き出して、一番いい結果を得られるようにするということ。
自分一人で全てを抱え込んで、人の手を借りずにパーフェクトにこなせるようになることを目指すのでなく、(人の手を借りないとどうにもならないことから目を背けて、その時の自分にできることの範囲が世界の全てだと思い込む、のではなく、人の手を借りないとどうにもならないことも含めての世界だと認識して、自分にはコントロールできない事がたくさんあるのだと認めて、)必要に応じてアウトソーシングすることで自分も相手も利益を最大化し、閉じた「個」として生きるのではなく流動的な「状態」として生きるということ。
自分一人じゃここまで来れなかった。ゆずほさんとかいろんな人が手助けしてくれてやっとここまで来れたという気がする。
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