May 22, 2006

非モテと晩婚と年上

晩婚講座。女性の視点から書かれたテキストだけれども、ここには非モテ関係の話題で目にする話に通じる物があると思った。

この一連のテキストでは、今30代や40代のキャリア女性が同世代の男性に受け入れられないこと、彼女らが晩婚の相手として年下男性を選んでいること、などが述べられている。「年下の妻に支えてもらって……」といった封建主義的な古い価値観にこだわる30代・40代の男性にとっては、同年代のキャリア女性は魅力的ではないから相手にされず、そんな男性は女性から見ると「優しくて頼れる理想の人」なんかではなく、女性は男性に「年上で、頼れて、かっこよくて……」といった幻想を持つことをやめて、ジェンダーフリー的な思想に反発を抱かず自分を支えてくれる年下の、新世代の男性を相手にしている、ということだった。

ところが現実には、若い男性のみんながみんなジェンダーフリー的な思想に慣れ親しんでいるわけではないようだ。特に非モテ男性は、以前僕が訊ねたごく少数の範囲の人についてではあるけれども、ここで挙げられている30代・40代男性と同じような価値観を持っている風に感じられた(そして自分も、少なからずそういうところがあると思う)。

こういう話を見ていると、やっぱり、年下好みで色々悩んでる非モテ男性は年上好みに転向するのが一番手っ取り早くシアワセになれる方法なんじゃないかなあ? と思う。

永遠に解消できないコンプレックス。年下の女性を守り、リーダーシップを発揮する、という「理想の男性」に自分がなれていないことの、そして今後もなれそうにないことの、劣等感。にもかかわらずそこに一縷の希望を見出そうとしてしまう、諦めの悪さ。その諦めの悪さはどこから来るのだろうか。

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