Dec 01, 2008

ルーラーバーでエンコーディングの違いに対応したよ

英語で書かれた障害報告のメールに返信する時にルーラーがひどくずれていたのが気になってたけど放置してた件について、ルーラーバー 0.3.2008120101で修正した。

今まで、ルーラーの表示サイズの基準には編集領域のdocument.documentElementfont-sizeを使ってたけど、こちらはエンコーディングが変わっても値が変化しない。それに対して、document.bodyfont-sizeは、エンコーディングごとのフォントサイズの違いの影響を受ける。ということでbodyの方の値を参照するようにしたら、ルーラーの間隔はおおむね正しいものになるようになった。

ただ、これでもカーソル位置の強調表示のずれは残る。フォントサイズだけでなくフォント自体もエンコーディングによって変わる可能性があり、フォントサイズだけ合わせても、実際の編集領域とカーソル位置検出用の非表示のフレームとでフォントが違ったら、ピクセル単位で位置を拾った時に微妙にずれが発生する可能性がある。そこで、非表示のフレームの方にもエンコーディングの変化を適用させるために、SetDocumentCharacterSet()のタイミングで非表示のフレームの方のエンコーディングも変更するようにした。エンコーディングの動的な変更の方法はこんな感じ。

// this.calculator は非表示のフレームのbrowser要素
var docCharset = this.calculator.docShell
      .QueryInterface(Components.interfaces.nsIDocCharset);
docCharset.charset = aCharset;
var webNav = this.calculator.webNavigation;
webNav.reload(webNav.LOAD_FLAGS_CHARSET_CHANGE);
var self = this;
this.calculator.addEventListener('DOMContentLoaded', function() {
   self.calculator.removeEventListener('DOMContentLoaded', arguments.callee, false);
   // 読み込みが終わった段階でルーラーの表示を更新する(カーソル位置の検出をやり直す)
   self.updateRulerAppearance();
}, false);

最後にリロードしないと表示が変わらない、のかな?(リロードしなかった場合の挙動については未検証)

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