Dec 31, 2020
HGUC 1/144 セカンドV作った
今月は積みプラ消化月間にしようと決めて消化した1体目、HGUC セカンドVです。6日に着手して15日に完成しました。
このポーズを……立体で手元に置いておきたいと思ってからもう26年。悲願が達成されて感慨深いです。
成形色仕上げ部分塗装(ガンダムマーカー墨入れ流し込み用で墨入れして、ダクトの中やハードポイントの溝の中や装甲の裏や全身の丸いモールドををガンダムマーカーのグレーで塗って、BLベタの部分を黒で塗りつぶして、ハードポイントの赤い丸を赤でちまちま塗って、最後につや消しトップコート。目やトサカなどのセンサー部分だけは付属のシールをカットして貼り付けた)。合わせ目も消してないしパーティングラインもそのままです。アンテナとミノフスキードライブ下側の先端保護用の突起だけは除去しました。
いわゆる簡単フィニッシュとはいうものの、元々のキットがものすごく凝った作りになってて、合わせ目は肘関節とビームライフルくらいにしか出ないので、それで全然見栄えします。素晴らしい。ただ、ミノフスキーシールドの裏面ほか目立つ位置に肉抜き穴があったので、そこはランナーのタグ部分を切り出して埋めてみました。
目立つとこだけ穴を埋めることにした。足の裏とウェポンプラットフォームは、まあ見えないからいいかなって…… pic.twitter.com/HUVQe1h35Z
— Piro/Linuxコマンド操作解説マンガ連載中 (@piro_or) December 9, 2020
足の裏は、肉抜き穴が入り組んでてプラ材で埋めるのが大変そうだったのと、どうせ見ないのとで、そのままです。
なお、1枚目の写真は絶対にこの目で見たいポーズではあったのですが、実際にポーズを取らせた物を別角度から見ると
なんかちょっとこう……「えっへん」みたいな感じがあってマヌケっぽく感じてしまったため、棚に飾るにあたってはもう少し脇を締めてもらってます。宙に浮かせるのには、推奨のフライングベースが手に入らなかったため、たまたま余っていたfigmaガイバーⅠ付属のスタンドを流用しました。
見た目も性能もV1とV2の間くらいという微妙な立ち位置のこの子は、V2のオモチャっぽさを嫌った富野監督のオーダーで、小説版Vガンダムのためにカトキハジメ氏によってデザインされた、超マイナー機体です。表紙と口絵くらいでしか姿を拝めず、活躍する様子の映像は想像するしかなかったのですが、そのせいか却って、僕の脳裏に鮮烈な印象を残しました。以来、「ガンダムの全シリーズを通して、どのガンダムが一番好きか?」という問いに対する僕の答えは、このセカンドVが不動の一位で居続けていました。
そんなこの子が商品化されるという情報が発表されてから、速攻で注文して届いてはいたんですが、上手く仕上げられる自信がなくてずっと積みっぱなしになっていました。
ガンプラ自体はそのちょっと前(2019年6月)にシド・ミード展の記念にと思ってMG ∀を組んでましたが、
日曜に買ったMG ∀、パチ組み完成。シド・ミード展記念のつもりなので胸は白十字で。20年前第一報を見た時は「マジか……ダサ……」とゲンナリしてたけど、アレンジが絶妙だからなのか心境の変化なのか、「カッコイイ……」ってなってる。 pic.twitter.com/hYACCtz8FF
— Piro/Linuxコマンド操作解説マンガ連載中 (@piro_or) June 3, 2019
MGなら色分けほぼ完璧なところ、HGだと細かい色分けは無いはずだから、パチ組みじゃ見栄えしないかな……と、一番好きな機体なだけに気負ってしまってというか気後れしてしまって、それで手を着けられずにいたのでした。
そうして悶々としている間に、模型エッセイがものすごいハイペースで更新され続けてるnippperというサイトを知り、そこでは「完璧に綺麗に完成させる」以外の、特に「よくできた形の模型が組み上がるとそれだけで楽しい」みたいな楽しみ方のスタイルが繰り返し紹介されていて、「あっ完璧じゃなくてもいいのかも」という気分になってきまして。その勢いでうっかり別の積みプラを増やしてしまったので、そちらに着手する前にまずこちらから片付けねば、ということで思い切って切り崩した次第です。nippperさんがなければずっと積みっぱなしだったかもしれず、積みプラを崩すきっかけを与えてもらえたことには感謝するばかりです。
今回の制作にあたっては、nippperの以下の記事が参考になりました。
- リビングでも屋外でも、プラモ作りが捗るA4サイズの秘密基地! | nippper:記事中でおすすめされている照明とルーペ付きのモデルではなく、それらが付いていない安い方を買いました。でもルーペはやっぱりあった方がよかったかも。
- ツルテカ塗装は怖くない!「異次元性能のスプレー」で全員ツヤあり時代に突入です。 | nippper:記事中で紹介されているのは光沢タイプですが、同じプレミアムトップコートのシリーズでつや消しがあり、それを使いました。
- オレたちはふたつでひとつ!プラモ作りの必須アイテム「片刃ニッパー」二個買いのススメ。 | nippper:片刃ニッパーの原理をこれで知り、おすすめされているモデルではないのですが、片刃ニッパーをとりあえず1つ導入しました。確かに向きが合えばゲート処理がかなり高速化される気がしています。
- まさに薬味!プラモ作りの楽しさを引き立てる「薬味皿」で快適模型ライフ。 | nippper:キッチン用品でも模型制作に使える、という発想がなかったので、これは目からウロコでした。近所の100円ショップに置いてないかなと思って探してみましたが、見つけられなかったため、似た物として弁当のおかずの小分けに使うようなやつを使ってみています。
- 「缶スプレーのガス抜き」を助けてくれる未確認飛行物体!! | nippper:これは実のところ、記事を参考にしたわけではありませんでしたが、薬味皿を探していてたまたま見かけて買ったガス抜きがこれでした。
- 速乾流し込み接着剤の「チョイ塗り」で成型色仕上げがさらに綺麗になる必殺技お届けします。 | nippper:これを見て「そういう使い方もあるんだ!」と思って初めて導入しました。ゲート跡が確かに少し目立たなくなった気がします。また、肉抜き穴をプラ材で埋めるにあたって、てきとうにプラ材を詰めた所に接着剤を流し込むことで、ベタベタしたパーツの取り扱いに悩まされずに済むという副次的なメリット(そっちが本来の使い方なんですが)もありました。
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