Dec 01, 2005

県庁の星

県庁の星(著:桂 望実)Amazon.co.jp)。役所のしきたりにどっぷりと染まったエリート意識のカタマリのとある役人が、民間との人材交流だかなんだかでうらぶれたスーパーに「研修」に行かされて、自分の意識改革とスーパーの構造改革にはげむ話。

どっかで聞いたような話だなあ……と思ったら、伊丹十三監督作品で「スーパーの女」(1996年 東宝)というのがあったな。あれはスーパーの構造改革に焦点を当ててたけど、本作は、役人の意識改革の方が主軸で、そのための材料としてスーパーの改革が進んでいくという感じ。

テーマといい出てくる人物の描写といい陳腐っちゃあ陳腐なんだけど、このヌルさ加減が僕は好きだな。通勤電車でゆっくり読もうと思ってたのに、なんでか一気に読んでしまった。

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