Jul 15, 2008
script.aculo.usのユニットテスト機能
script.aculo.usのユニットテスト機能を見てみた。
昔、Firefox上でprototype.jsを試してみたことがあるけど、少なくとも当時のバージョンではprototype.jsはObjectのプロトタイプとかにプロパティを追加する仕様だったような気がする。なんか全般的にfor-inループを多用してる部分で影響が出すぎてて、Firefoxの動作自体がぶっ壊れてしまって使い物にならなかった記憶がある。少なくとも今のscript.aculo.usが使ってるバージョンについてはObjectのプロトタイプは触らないようになってるみたいだけど、FunctionやRegExpなどのプロトタイプには変更を加えてるみたいで、ちょっと怖い……気にしすぎだろうか。
肝心のユニットテスト機能について。
- アサーションが色々ある。アニメーション効果を扱うライブラリってことで、要素が見える状態かどうかとかのためのアサーションもある。
- ベンチマークを取る機能がある。これパクろうかな。
- BDD風の記述もできるみたい。
- 処理待ちについては、setTimeoutを使って一定時間後に渡した関数に処理を移すという機能がある。
Firefox上でも問題なく動くと仮定しても、これを使って拡張機能のテストをやろうとすると結局は「どうやってテストを走らせるのか」「テストの結果をどうやって見るのか」といったあたりは自分で解決しなきゃいけないか……粒度を高めて本当にユニットテストのために使うぶんには十分使えそうなんだけど、いわゆる結合テスト的な所になってくると面倒さが跳ね上がりそう。XULに特化した便利なユーティリティを沢山用意しておくだけでもそれなりにUxU意義はあるのかな。
自分自身が基本的にGUIアプリしか使えない人間なので、script.aculo.usのテスト機能のように「これ使ったらテストができるよ」って機能群をぽんと渡されても、「え? え?」って感じで戸惑ってしまう。何かしら型にはめて「あなたはここだけやればいいですよ」って感じでやるべき事を絞り込んで貰えないと、どうしていいか分からなくなってしまう。そのあたりが、UxUでMozRepl由来の部分を全然使わずにMozUnitの部分ばかり拡張し続けている最大の理由なんだな。
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