Mar 03, 2006

Mozilla Japan第2回セミナーに行ってきたよ

まじめな報告?はよそで書いたので、こっちではふざけた話ばかり書いてみますよ。

前夜の終電ぎりぎりまでかかって高橋メソッドでプレゼンを作成。危うく最終に乗り遅れるところだった。帰り着いたときにはもう日付が変わっていて、とりあえずなんか腹に入れて支度をして寝たときにはもう3:00。

で、5:30には目を覚まして7:00頃に家を出発。新幹線で東京へ。途中、乗り物酔いと戦いながら高橋メソッド in XULを地味に改良。ページ最下部に次のページの内容を表示できるようにした。あと、関西オープンソースの時に見たRabbitの兎と亀のタイマー表示にインスパイアされて、進行状況と残り時間を同時に表示して状況を把握しやすいようにしてみた。そこ! パクリとか言うな!

同時通訳のための打ち合わせもあって、11:00頃に会場入り。控え室に入ったらなんか英語で打ち合わせ中。やべえ。この雰囲気には立ち入れない。すごすごと退却。入室しても後ろの方の椅子に縮こまって様子を伺う。やわらか戦車に勝るとも劣らないチキンっぷり。実に切ない。

Mozilla Corporationの偉い人達の打ち合わせが終わって僕の番に。「プレゼン資料を印刷した物は?」って……配布資料は補足資料だけでいいと思ってたから、そんなの用意してないよ。ていうか高橋メソッド in XULは印刷機能なんてありません。このすれ違いが切ない。仕方ないから事前に送っておいた内容の構成案と実際のプレゼンを突き合わせながら訳語の注意とか情報共有を図っておく。

皆さんが外食に行かれた中、僕は会場向かいのコンビニで鶏そぼろ弁当をゲットしてきて控え室の後ろの方で黙々と食べる。切ない。

Developer Meetingに出ると帰りの新幹線に間に合わないからということで、昨日のうちに事務の方にどこか宿泊場所を確保してくださいと伝えておいたのだけれども、忘れ去られてて切なかった。ということで改めてどこかのホテルの予約を取ってもらった。

Ubuntuで無線LANのアクセスポイントの利用方法が分からなくて四苦八苦。結局「システム設定」の「ネットワークの管理」で無線LANの機能を有効にしたら使えた。分かってしまうとなんと簡単なんだ。すごいやUbuntu(べつにUbuntuだけじゃないのかもしれんけど……)。

そうこうしてるうちにセミナー開始。

John氏もMike氏も喋りが無茶苦茶早くて、通訳の人が死にそうになってたのが切なかった。

Mike氏の発表の中で、Revealの作者が18歳の学生でしかも1ヶ月くらいで作ってしかも初めて作った拡張機能だとかなんとかそんな話があって、ああ若くて才能のある人ってすごいなあ、なんで僕みたいな老害がこんなところ(セミナー)でこんなこと(発表者)をしてるんだろう、と思って切なくなった。

Geckoの話とかXULRunnerの話とかが思ったよりガンガン出てきてて、なんだ僕のプレゼンでGeckoとかGREとか扱う必要無いじゃん、と思ってその場でプレゼンの真ん中あたりをゴッソリ削除。その部分を作るのに結構時間がかかったことを思い出して少し切なくなる。無意味な努力ほど虚しいものは無く。

そしていよいよ僕の発表ですよ。

聴講者のレベルを読みきれなかったので結局「用語の説明」と「ごくごく簡単な拡張機能の実際の製作のチュートリアル」だけにしぼって話した。さっきは通訳の人が死にそうだったので、つとめてゆっくり丁寧に喋るようにがんばってみた……ら、知らん間に時間オーバーしてしまってた。ちくしょうLXRが重すぎなんだよMozilla Updateも重いんだよその待ち時間を返してくれよ!と八つ当たりしてみる。

ていうか時間オーバーという事態を避けるためにタイマー機能を付けたのに、プレゼン中にうっかり高橋メソッド in XULを開いてたタブをリロードしてしまって、タイマーが吹っ飛んでしまったのですよ。役に立ってなさすぎ。実に切ない。

アガって何喋ってるのか自分でよくわからなかったし。拡張機能開発のチュートリアルを二つ用意してたのに一つしかできなかったし。毎度の事だけどこのメタメタさ加減が本当に切ない。

会社の人が講演を聞いててくれて、わかりやすくて良かったと言ってくれたんだけど、内容的には別に僕でなければできないプレゼンという訳でもなかった訳で、それがちょっと切なくて。(←思い上がりすぎです。誰にでもできることでも、僕にはそれしかできないのです。僕にしかできないことなんてあり得ない幻想を求めすぎです。ああ切ない。)

しばし休憩。

会場ホテルの喫茶店でケーキセットを注文しようとするも、「ケーキセットで、紅茶で、これを」「お客様、こちらはセットでは注文できないんです」……メニューの配置がわかりにくくて注文できないものを注文してしまったし。正しい注文をした後、最初に紅茶と言ったにもかかわらず「コーヒーと紅茶どちらになさいますか?」と聞き直されたし。ダブルで切ない。

時間ギリギリになって控え室に戻ったら、もう誰もいないし。Developer Meetingの会場が違うということを把握してなかった。僕一人おいてけぼりで切ない。

Mozilla Japanの中の人に電話してやっと把握。すぐ上の階だった。全然気づいてなかったよ。あまりにマヌケで切なくなった。

Developer Meetingが始まるまでにトイレに行っておこう、と思ってトイレに駆け込んで個室に入ったらば結構時間がかかってしまって、戻ったときにはもうDeveloper Meetingが始まっててちょっと切なかった。

Mike氏の話と中野さんの話と参加者の質問攻勢が結構盛り上がって、僕の参加できるような状況ではなかったのでひたすら用意されてたサンドイッチとハムとポテトフライを食べまくる。……いろんな意味で切ない。

そしてそうこうするうちに時間が終わってしまい、僕が呼ばれた理由だったはずの拡張機能関係の話は全く話題に上らなかった。これならセミナーが終わった段階でその日のうちに帰ってもよかったかなあと思ったりして切なかった。

ていうか「拡張機能なんて仕組みがあるせいで、開発者が本家に貢献しなくなってるんじゃないのか」という声も上がってたりして、本家に全然貢献してない人間として肩身が狭かった。切ない。

そんなこんなでDeveloper Meetingは実に存在感の無い僕だったので、終わった後も「さっきの議論の続き」みたいなことは誰ともできず、どうせおいらは誰にも必要とされてないんだ、残飯処理くらいでしか役に立たないんだ、と、もったいないから大量に残ってたサンドイッチやハムやポテトフライをしつこくつまんでた。この卑屈さが切ない。

会場に来てた組長とかとちょっと飲んで、予約してもらったホテルへ。携帯で調べた地図に従って現地に近付くにつれ、ラブホの看板が目立つような地域になっていく。着いたホテルはビジネスホテルなんだけどすぐ隣が普通にラブホ。そして空きが無かったからだと思うけどツインの部屋(をシングルで使うという料金プラン。シングル部屋よりは高いけど、ツインで使うよりはちょっと安い)で、そのだだっ広さが切ない。棚を見たらどういう訳かエロビデオがてんこもり(見るのは有料。2時間500円)で、それもまた切ない。

プレゼン中にうっかりリロードしてタイマーがふっとんでしまったことにムカついたから、帰りの新幹線の中で、リロードしてもタイマーの残り時間を保持するように高橋メソッド in XULを改良したよ。誰も褒めてくれないから自分で自分を褒めてみる。よくやったな自分! えらいぞ! ……切ない。

そして帰ってきてプレスの記事を見てみたけど当然ながら僕の発表についてはどこも一言も触れてなくて、僕の発表のときだけプレス関係がゴソッと帰ってたし、想像は付いてたけど切なくなった。会社の宣伝にすらならなかったしなあ。一応MJのパートナー企業なんだけど。

結論。今回のテーマは「切ない」ということで。

――あ、でもMike氏に「チミのプレゼンよかったYO(意訳)」と言われたのは嬉しかった。それが一番の収穫だったと思う。

追記。プレゼン資料公開しました。

エントリを編集します。

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