Sep 28, 2005

タバコをやめた人が周囲に「タバコやめなよ」と言う心理

禁煙ファシズムなんて一部の喫煙者が立場を守るために用意した造語に過ぎないよね禁煙ファシズム発動(大事な人に押し付ける)を読んで思った事。

「喫煙するのは自己責任。肺癌のリスクを理解した上で喫煙してるんだから文句は言えない。」この理屈に含まれているいくつかの嘘。喫煙者本人がリスクを分かっていないようなものを、喫煙者本人じゃない人間が分かるはずがない。リスクが分かっていないから「ほっといてくれよ」と軽々しく言えるし、リスクが分かっていないから「こっちに迷惑かけないでいてくれるなら好きにすればいい」と軽々しく言える。

あと、

私は、煙草がやめられなかったくせに

  • 携帯灰皿を持って、マナーを守っている事をアピール(人のいる場所や、灰皿のない所でも吸わずにはいられなかった)
  • ひと言「吸っていい?」と同席した人に断ってから煙草に火をつけていた(「吸っていい?」と訊かれ、よっぽどのことがない限りは断りづらい事に気づかない無神経さがあった)
  • 一週間吸わずに過ごした事があったから、本気でやめようと思ったらやめられると考える(やめられないのに、それを自分で認めなかった)
  • 別にそれほど強く長生きしたいと思っていないと考える(リスクに対して向き合うことを根本から拒否していた)
  • 駅の喫煙コーナーで煙草を吸っていた(煙草を吸ったばかりの人の口がどれほどくさい口臭に感じるかは、止めるまで分かりませんでした。わきがの人が自分のにおいに気づかないのと同じでした)

普通は「良識ある喫煙者」と言われるような態度について、元喫煙者のこの人自身がこのように捉えるようになったということが、実に興味深い。

補足しておくと、この「良識ある」は、吸い殻を所構わずポイ捨てしたりとか、周囲の人に何も訊かずにいきなりスパスパ吸い出すとか、禁煙の看板なんて関係ないねとか、そういうのに比べての話です。逆に言えば、その程度のことをしないだけで「良識ある」と判断できるほどに、喫煙者というものに対して僕は強い悪印象を持っている(そういうマナーの悪いのがデフォだと思ってる)ということでもありますね。

エントリを編集します。

wikieditish message: Ready to edit this entry.











拡張機能