Oct 27, 2005

見せびらかす

子供の写真を年賀状に貼り付けるというのがよく分かる例だけど、どうして人はこうも自分の妻やら子やら子の作ったものやら(図画工作の授業の課題など)を他人に見せびらかしたがるのだろうか。――とずっと不思議に思ってたんだけど、なんだか少しその心理が分かった気がする。

見せたいのは、容姿や制作物の出来やなんかじゃあないんだ。「それを手にしている幸せ」そのものなんだ。物理的なそれそのものじゃあなく、自分がそれに対して抱いている思い入れなんだ。それが、「見栄」じゃあない「誇り」から来る自慢というものなんだろう。

誇れるものがたくさんあるということは、いろんなものを持っているということではなく、その人がいろんなものに思い入れがある、愛しているということなんだろう。

そう考えると、他人の子供自慢だとか嫁自慢だとかダンナ自慢だとかも、見てるだけで微笑ましく思えてきませんかね。

「うちは幸せなんですよ」という意味だとしたら、むしろ微笑ましく思えないんだけど、という人もいるのか。僕が前述のような考え方をするのは、やはり僕の幸福観によるものなのだろうか。

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