Mar 20, 2006

物知りと知りたがり

時々、しょーもないトリビアや時々役に立つ知識なんかを垂れ流して、人から「下らんことばっか知ってるなあ」とか「なんでそんなに何でも知ってるんだ」とか言われることがある。

まあ実際には、知ってることをただ知ってるとおりに放出してるだけ、知らないことには口を噤んでいるだけ、という感じなんだけれども、それはそれとして、確かに僕は下らないことやどうでも良いことを知ろうとしてしまう傾向があるように思う。

その元になっているのはきっと、「何故?」「どうして?」という問いかけ。一度気がついたら、知らないと気が済まないという性質。「所さんの目がテン」のように、「それで健康になる」とかそういった実用的な知識を何ら得られないただの科学番組を喜んで見る性質。「あれは何?」と所かまわず尋ねるはた迷惑な性質。知的好奇心。

それは、世界の全てを理解して「知らない物がある」「自分の把握できていない事柄がある」という恐怖から逃れようとする心の表れなのかもしれない。

例えば、電球。電球が光る仕組みとその構造――フィラメントに電気が流れることで、電気のエネルギーが光と熱になって放出される。電球の中からは酸素を抜いてある。酸素のあるところでは、フィラメントはあっという間に燃え尽きてしまうから――を知っていれば、電球にものすごく強い電流を流すともしかして火炎放射器のようにものすごい火を噴くんじゃないか? という恐怖からは解放される。

知りたがりは恐がりなのかもしれない。

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