Aug 09, 2006

エリートからの転落

中学時代は秀才だったが、後に負け組にという記事を友人が紹介していたので見た。

「勉強してないのに成績がいい奴」というのには2種類いると思う。

一つはここで「転落した人々」の多くの場合のように、実は早熟なだけであったという場合。リンク先の文の中にもあったけど、こういう場合にも関わらず「勉強ができる自分」をアイデンティティの拠り所にしていると、落ち始めたときに際限なくどこまでも堕ちていってしまうような気がする。

もう一つは、学習することが当人にとって娯楽であるという、「勉めて強いなくても学習できる人」の場合。当人にとってはそれをやること以上に楽しい事なんてないわけで、当人の主観的には「遊んでるだけなのに成績がいい」という感じなのかも知れない。リンク先の「174」の書き込みのような考え方は、一見すると「学習しないで学力が高い奴」のことを言ってるようだけれども、実際にはこういう「勉めて強いなくても自発的に学習するから学力が高い奴」の場合が多いんじゃないかと思う。

かくいう僕は、小学校時代は運動×趣味×学力◯というありがちなオタク少年だったところまではこのスレの類型に似ているけれど、中学在学中にだんだんと落ちていって、高校入試で自分の当時の学力ではあり得ない偏差値の学校に入ってしまい、最初から負け犬ムードでせめて留年だけはしないようにという後ろ向きな動機で暮らしていて、自分に期待というものをしていなかったので、ここまでの急激な転落を体感せずに済んだということなのではないかと思う。ネガティブシンキングが緩衝材としての役割を果たすこともあるのですよ! ビバうしろむき!

でも勉強以外の点では絵やCSSやWebサイトやXULのことをアイデンティティの拠り所にしているフシがあって、それらの分野で既に転落してるので、僕もこれから際限ない連鎖的転落コースに嵌ってモリモリ堕ちていってしまいそうな気がします。鬱。

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