Aug 18, 2006

破壊者2ちゃんねらー

2chの「匿名性」は権威や議論を破壊するのは得意だけど何かを作り上げるのは不得意という話。本題は別なのかも知れんけど、頭の悪い僕はこの点だけ理解できた。

僕が2chにあまりシンパシーを感じず(匿名でダラダラ消極的に参加するのは構わないんだけど、そこに積極的に参加して何かを為そうとは思わない)、2chとうまくつき合っていってるplus7氏やその他の方々のことを理解し難く感じるのは、これが理由なのかもしれないと思った。

僕は物を壊すのが好きではない。キレて当たり散らして壊すことはよくあるけど、それは好きでやっていることではない。そうでなければ後悔なんてしない。と思う。

あるいは、基本的に僕は、何かを作るとか大事に育て上げていくとかそういうことに、大きな価値を見出している。純粋な理屈では説明のしようの無い情緒的な部分、「俺はこれが好きなんだ」「俺にはこれが便利なんだ」というひどく個人的な感情に基づいたものを大事にしたがる。そういう価値観を持っている。

と言うよりももしかしたら、頭が悪いから純粋な理屈を組み立てることができなくて、それでも自分の存在が依って立つ基盤となる物を必要としていて、代わりに仕方なく、情緒という胡散臭い物を担ぎ上げているだけなのかもしれない。(賢い人は2chとうまく付き合っていけてるのに、僕にはそれができていないというのは、そういうことなのかもしれない。)

ともかく、そういう僕にとって、匿名のねらーは、自分の大事にしているものを蹂躙する存在以外の何者でもない。価値観が真っ向から対立している。個人的な感覚、情緒といったものを徹底的に破壊して、その中から理論的整合性という真理だけを炙り出そうとする彼らは、理論的整合性ではなくその対極にあるものだけで構築された僕の大事にしているものを、破壊することはあっても、育ててくれることはない。

そりゃあ相容れないわけだわ。

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