Sep 24, 2006

「大人」って何なんだろう、と考えてみた

「大人」になりたい、「大人」って何なんだろう、そんなことを話していた。

僕自身が自分のことを「子供」だと思っているから、僕の出す答えも間違っているのかも知れないけれども、僕はこう思う。

するべき事を、するべき時に、すればどうなるのか分かった上で、したいと思って、「する」と決めて、できる人。

そういう人が「大人」だと思っている。

何が「するべき事」で何が「するべきでない事」なのかが分かっていないと、事態を悪化させる。何をすれば目的を達成できるのか、何をしたら目標から遠ざかるのか、それが分からない事には話にならない。するべき事が分かるというのは、判断力があるという事。

いつが「するべき時」でいつが「するべきでない時」なのかが分かっていないと、場をしらけさせたり、話をぶち壊しにしたりする。今すると早過ぎはしないか、今しなかったら遅過ぎはしないか、流れを読んでベストのタイミングで実行に移さないといけない。するべき時が分かるというのは、洞察力があるという事。

すればどうなるのか、自分のする事がどんな影響を及ぼすのかが分かっていないと、目の前の事に囚われて足元が見えていないと、大切な物を踏み潰してしまいかねない。しかし人はいつもベストの選択ができるとは限らない。何かを手に入れる代わりに何かを失わなくてはならない、そんな状況の方が多い中で、ベストとは言えなくてもベターな落としどころを見極めないと行けない。することの影響が分かるというのは、分別があるという事。

したくないしたくないと思ってすると、仕事がぞんざいになる。どんな事でも、するとなったら、意欲を持って取り組まないと、良い仕事はできない。したいと思えるという事は、克己心や自制心、自分を説得する力、納得させる力、精神力があるという事。

「する」と決めないと、自分からは動けない。「する」という選択ができないと、自分からは状況を変えられない。何か誰かが偶然してくれる事に期待して人任せにしていては、重要なチャンスを逃してしまう。「する」と決められるという事は、決断力があるという事。

どんなにいい事を考えていても、実際に事を起こせなくては意味がない。口先だけなら誰でも何とでも言える。でも実現するには、お金や資質や知識や能力が必要になる。できるという事は、実行力があるという事。

するべき事を(判断力)、するべき時に(洞察力)、すればどうなるのか分かった上で(分別)、したいと思って(精神力)、「する」と決めて(決断力)、できる(実行力)人。そういう人に、僕はなりたいのです。

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