Oct 15, 2005

ブラウザ側で特定のAmazonアソシエイトIDを付与する事の是非

ブラウザでWebページに含まれるAmazonへのリンクをクリックしたとき、そのリンクに含まれる他者のアソシエイトIDをすべて作者のものに変更する、というのはブラウザの「改造」「拡張」内容としては結構すぐ考えつくものだけれども、それは規約違反。分かりやすい記述としては、アソシエイト・プログラム規約の「4.紹介料」の項にあるプログラムに参加している他のウェブサイトから(ユーザーがインストールしたソフトウェアを経由するものを含むがこれに限らない)の取引を妨害し、リダイレクトしたり、これらから紹介料を流用しようとしてはいけません。というのにモロ引っかかります。

今年4月に書いた拡張機能のセキュリティに関する話の中の一文を根拠に、僕がこういう事を全肯定してるようなデマを流してる方がおいでのようですが、酷い話ですね。

なお、ソフトウェアの作者が、そのソフトウェアを誰かが使う事で自分に収入が入るようにし向けるというのは、要するに広告のビジネスモデルの一つであって、かつてのOperaはそのわかりやすい例ですし、Googleだって「自社サービス上で」同じことをしています。ただ、規約に反するものや道義的に問題のあるようなことはいかがなものか、逆にいえば、そういう面で問題がないのに何でもかんでも片っ端から「浅ましい」と非難するのは筋違いなんじゃないんですか、そんなにあなた以外の人間が得をすることがお嫌いなんですか、あなただけが得をしないと満足できないんですか、というのが、その時の一文に込めたかった意図です(その時の話全体はセキュリティについてのものなので、突っ込んでは書いていませんでしたが)。

まあURNサポートみたいにAmazonへのリンクがないところにAmazonへのリンクを(内部的に)生成するものなら規約違反にはならないし道義的にも問題ないのかな?という気もしますが、そもそも僕は紹介料での収入なんてハナから期待してませんから……このサイトからのAmazonの商品ページへのリンクは、大抵、URNリンクの代替としてくらいしか用意してません。

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