Jun 25, 2006

アニメ雑感

最近「ハルヒ」を見るようになって思ったことがいくつかある。

まず、アニメにおいて「綺麗な絵が動く」ということはただそれだけで価値あることなのだと思った。「絵よりもストーリーが大事」というのは負け惜しみでしかなくて、暴力的なまでに美しい映像はそれだけで他の要素を圧倒するものなのだと思った。エンディングのダンスライブの映像はその中でも特に良質な部分で、これだけで商品として成立しうるとすら思う。ていうかCDよりもこのPVの方が欲しいんですけど?

もう一つ思ったのは、見逃したものを・そもそも放送地域などの関係で見れないものをオンデマンドで追いかけることができる環境があること(YouTubeのものは違法コンテンツだけれども、Gyaoとかで合法的に可能ならそっちの方が望ましいのは言うまでもない)は、この商品の売り上げに対して大きくプラスに働いているのではないかということ。深夜枠のアニメなんてのはそれなりに注意を払っているマニアでないとチェックできない。そのマニアの中でさらにコンテンツの購入にまで至る人というのは限られている。コンテンツを届ける母数を増やすことがコンテンツに対価を払う人の数を増やすことに繋がるのであれば、マーケティングに有効に利用できるのではないだろうか? 放送される・販売されるアニメコンテンツの絶対数がとんでもなく多くなっている現在、たった一度だけ見るためにDVDを買う馬鹿はいないし、レンタルで視聴するには時間がかかりすぎてその頃には市場が商品に対して興味を失ってしまっている、だから「リアルタイムなオンデマンド再放送」が必要であり且つ有効なのだ、という風な言説を、先のハルヒ12話に関する感想リンク集の中で見かけた気がする。

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